【英語勉強計画】過去問を賢く活用して英語力を伸ばす方法

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

過去問の解き方:「時間制限」と「解答テクニック」

過去問を解く際に気になる、「時間制限」と「解答テクニック」について知ることで、効果的な対策を行うことができます。

過去問対策における「時間制限」は逆効果?

過去問を実際に解く際に「制限時間」を本番同様に設定するべきかどうかを気にする受験生が多いですが、基本的には「時間制限」をして解く必要はありません。なぜなら、「時間制限」をすることで、「正答の根拠を自力で発見する」という得点に絡む最大のスキルを実践することができなくなるからです。多くの受験生が、「時間制限」に焦って「なんとなく」解答し、答え合わせを行って一喜一憂して赤本を閉じます。このような学習に何の意味があるのでしょうか?

過去問を使用した勉強で重要なのは、過去問を解くことで「自力で正答の根拠を発見できるようになる=解答力を育てる」ことです。時間制限がこの重要な練習の機会の質を下げてしまうケースが多くみられます。時間以内に解き終わらなくては、と焦るのは本番だけで十分だとは思いませんか?

2週間前から時間にシビアに

そうは言っても、90分の試験を180分かけないと解き終わらないというのではお話になりません。「時間制限」は必要ありませんが、「時間の測定」はしておきましょう。本番の試験の2週間前程度になったら、実際の試験と同じ時間で終了することを意識して過去問を解いていくことで「時間感覚」を調整し、戦略的に解く練習をしましょう。

仮に、どうしても制限時間を数十分以上オーバーするようであれば、その学校は残念ながら、まだあなたが合格できる範囲の学校ではありません。実力に合った学校の対策に力を入れましょう。

*読解速度が遅く、問題が解き終わらない場合には、過去問の音読を徹底することでリーディングの速度が上がります。「WPM (Words Per Minute)=一分間に読むことのできる語数」を測定し、音読の前後で比較してみるとリーディングスピードの向上度合いが明確になると思います。第一志望校の長文を、10題程20~30回程度ずつ音読するだけでもかなり速度が向上するはずです。

正答の根拠は「リード」で見つける

英語長文問題は多くの難関大学で出題されます。特に、早慶上智やGMARCHでは、下位大学と異なり長文問題が多く出題されます。文法問題なども、センター試験の大問2のような独立した設問というよりは、長文問題の中に英文法の知識を問う設問を入れてくることが多いのです。偏差値55以降から、偏差値60を超えるあたりのレベルまでは、この長文問題の得点が安定し始める学力です。長文問題の得点が8割以上で安定すれば、MARCHが確実に、早慶上智が現実的になってきます。

長文問題で安定して高得点を取得するために、「リード」を使った長文読解テクニックを身に付けましょう。「リード」とは、長文問題を解く際の「目印」のようなものです。この「リード」を使うことで、「検索読み」が可能になり、正答の根拠部分を素早く正確に発見することが可能になります。

例えば、設問文にWhat was Anna probably like at her school in Chicago?とあった場合には、下線部分がリードになります。

(センター英語試験・本試験2015大問5)

この設問文中の「Anna」と「school in Chicago」を「目印」に本文をサーチしていきましょう。すると、膨大な語数の長文の中から、「解答の根拠が書いてありそうな箇所」が比較的すぐに発見できると思います。読む箇所が大体わかったら、その部分だけを精読して根拠を見つけましょう。

このシンプルで簡単な方法で、「設問に回答するスピード」が格段に向上します。また、同時に正確に根拠となる部分を発見することができるのです。この問題解答のテクニックは、TOEICやTOEFL、IELTSといった英語力試験でも有用です。

解答速度を上げる必要があるあなたは、このようなテクニックも過去問を使って徹底的に練習することで、問題解答の速度と質を高めていきましょう!

過去問の利用法:「志望校の特徴」を把握して対策する

過去問で敵を知ったら、特有の問題にもしっかりと対策を行っていくことが重要です。

「対策に時間を掛けたくない」分野ほど徹底的に対策を

一部の大学では、特有の問題が出題されることがあります。例えば、英作文問題や英会話問題は特定の大学・学部で出題されますが、あまりメジャーな出題傾向ではないため、多くの受験生が中途半端な対策で試験に臨むことになります。

英作文のような、対策の必要な問題に時間をかけるよりも、長文問題の対策に時間をかけたいと考える受験生も多くいるでしょう。よく考えてみてください。長文対策は、全ての受験生が膨大な時間を費やして勉強します。しかし、英作文を徹底的に対策する受験生はそう多くないのです。ライバルと差を付けるために、どちらに注力することが戦略上有効でしょうか。

英作文の対策を行えば、英作文の得点で、ライバルの受験生(長文問題の得点がぼぼ同じ受験生同士の場合)に差を付けることができます。英作文問題を出題するからには、長文問題の一問より配点が高くついているはずなので、対策を行えば長文や他の問題のミスを補うことができるでしょう。

一般的に、対策を怠りそうなニッチな分野で圧倒的な得点を取ることによって、メインの問題で差が付かない相手を引き離すことができます。一見、対策する気が進まない分野こそ、徹底的な対策を行うことで得点源にしましょう。

最後に

過去問を適切な時期に、効果的に利用して勉強計画を立てることで、学力は順調に伸びていきます。常に自分の学力とゴールまでの距離を意識し、その差を効率的に埋めるための勉強計画を心がけましょう。過去問の対策は志望校対策の最終段階であり、合否を分けるラストスパートになります。勉強計画通りに学力を伸ばし、過去問を本格的に対策する段階まで学力が伸びたら、「復習の鬼」になって過去問の隅から隅までを頭に叩き込み、最後の追い込みをかけましょう!

完璧な勉強計画に基づく対策ができたと胸を張れるあなたには、試験の先に合格が待っていることでしょう!

学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
この記事を書いた人
早稲田大学文化構想学部卒業。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。英国ロンドンのUCL Institute of Educationに在学中です。

関連するカテゴリの人気記事

【大学受験英語】偏差値40から70までの参考書別英語勉強法

【大学受験英語】長文読解の5つのコツとおすすめ参考書・問題集

【大学受験】英語文法の勉強におすすめの文法書と問題集・参考書まとめ

【大学受験英単語】レベル別!あなたにぴったりの英単語帳を紹介

【大学受験英語】偏差値40から偏差値60までの英語勉強法

【センター英語】センター8割を確実にするマル秘テクニック

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に