この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
はじめに
現代文は何から手を付ければよいかわからない…。
教材が多すぎてどれを使えばいいの?
センター試験と国立二次と私大で傾向が違いすぎる!
これは多くの受験生が抱える悩みです。
現代文の勉強は、暗記量が多く、教科書や資料集など多くの教材を使う必要があるので大変です。
それゆえ現代文の内容を整理しきれず、苦手意識が芽生えてしまう方は多いのではないでしょうか。
参考書を買おうとしても、実況中継、用語集、センター対策など種類が豊富でますます悩みに直面することもあると思います。
受験本番で高得点を取れるように、前日まで出来る限り知識を詰めていきたいですね。
この記事では、現代文のおすすめ参考書、問題集について紹介します。
センター試験から国立二次、私大の日本史まで、幅広いレベルを網羅していますので、ぜひ受験勉強のスタートダッシュを切りましょう!
現代文の勉強におすすめの参考書
ここでは現代文の勉強におすすめの用語集を2冊、読み方や解き方のコツが解説されている参考書を2冊紹介します。
これらの参考書を活用してぜひ現代文を得点源にしていってください!
評論用語の勉強には『ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES) 』
現代文用語集の鉄板ともいえる良書です。
評論用語の意味・対義語・類義語など、覚えるべきポイントが詰まっています。
また、この参考書の良い所は、「どのテーマでよく使われるか」が書かれていることです。
闇雲に暗記を手助けするのではなく、関連のある話題と交えた説明が載っているので、体系的に評論用語を学習していくことができます。
時間があるときに眺めてみて、日常生活と評論のテーマ、評論用語を重ねて見ると良いです。
身近なものと関連付けることで、早く正しく理解することができます。
また、過去問演習などで評論用語を見たら、この参考書で確認しましょう。
こうすることで、入試現代文での使われ方がわかるようになります。
覚えるだけではなく、常にアウトプットすることを意識して評論用語をマスターしていってください。

説明がくどくてかえってわかりにくい
薄くて簡単だなんて言う人が多いけど、ホントに読みづらいから現代文弱者にはキツイと思う。 私はセンター8割くらいの人間だけど、ただただ苦痛だったし、タメになったとも思えない。 ただこれより先にやる現代文の参考書も無いから、現代文に力入れたい人はやったらいい。 オススメはしない。
センター試験第1問として出題される評論文を読み解くために最低限必要な用語を、約100語に絞って基礎から解説している。 センター現代文の偏差値が50あたりで低迷している場合は、そもそも入試頻出のキーワードが理解できていないことが多いので、その対策に本書は適している。本格的な問題演習に取り組む前に済ませておけば、読解がかなり楽になる。 1日1テーマ(4〜6ページ)のペースだと、10〜15分×30日程度で終わるので、遅くとも夏休みまでに完了するのが目標。 その後でセンター対策書(「決める」や田村あたりがオススメ)をこなすと、40/50点以上はコンスタントに期待できるようになる。
漢字・慣用句の学習には『生きる漢字・語彙力』
漢字や慣用句の対策にはおすすめの一冊です。
入試に頻出の言葉だけが載っているので、得点にもつながりやすいです。
「試験まで時間がない!」と焦ってしまう方も、この本を使えば必要最低限の語彙力を補充することができます。
また、例文が自然な表現のものばかりで意味や使われ方を知るのに最も適しています。
レイアウトはシンプルで、何周も繰り返しやすくなっています。
解答用ノートを作るかコピーするかして取り組みましょう。
3周もすればかなりの語彙が身につくはずです。
このような暗記物は、隙間の時間を見つけてコツコツ覚えていくことが大切です。
日々の暗記では空き時間を有効活用しましょう。
赤シートを使って勉強できるようになっているので、積極的に使ってください。
がっつり力試しをしたいときはコピーして書き込むのもありです。
MARCH現代文の対策にはこの本に載っている語句を覚えれば十分です。
載っていないものは難解な語句であると割り切って捨ててしまって問題ありません。

例文の癖が強すぎて、同じこの本を使ってる友達と時たまツッコミ合戦してます。 覚えやすいです。ありがとう。
例文がわけわかめ
カバー率えぐい 例文おもろい 語彙力アップする 四字熟語も慣用句もある こんなん嫌いな奴いんの?!
読み方や解き方のコツを覚えよう『現代文読解力の開発講座』
現代文の読み方が分からないというかたにおすすめの参考書です。
対比や逆接、同値などディスコースマーカーを手がかりに文章の論理を追っていったり、筆者の主張を理解するキーワードを紹介しています。
現代文を解くのに必要なスキルはほとんどこの参考書に詰まっているので、ぜひ取り組んでみてください。
また、解説が丁寧で固く難しい表現がありません。非常に読みやすい参考書の1冊です。

この参考書は神です。 現代文という教科の概念が変わりました。
センター評論で十数点しか取れなかった私は友人の知り合いの早稲田生からこの参考書をお勧めされ、三周ほどしたらセンター評論は基本的に0ミス、しかも15分もかからず回答できるレベルになりました。 先に結論から言いますと、この参考書は自分で要約する箇所が一番大事です。 なぜなら 本文を要約出来る=文の論理や筆者の言いたいことを完全に掌握出来てる という事になるからです。 要約の仕方ですが、これは解説にある「point」という箇所に全てが詰まってます。ここをしっかり抑えられれば読み方が分かり、要約が出来るようになります。 僕は付箋を貼っていつでもすぐ読めるようにしてました。 また、解答解説を読んだ後にもう一度Pointを意識しながら文章を読んで下さい。これをやると、いままで見えなかった論理という河の流れに色が付き、その緩急(主張とそうでない所)や支流(筆者の主張の根幹)が分かるようになります。 面倒と思える作業ですが、これをするのとしないのでは現代文の実力に月とスッポン、天と地の差が開くと思っていいです。 設問の箇所は要約が出来るなら朝飯前ですのでここではほぼ触れません。 ただ要約する前に解くのも良いですが、要約した後に解くとアホみたいに簡単に思えるのでオススメです。 拙い文章ですが顔も知らない誰かの参考になれば幸いです。
ただ、問題は問4辺りから難しくなる。 解説部分の随所に見られるポイントで、重要な部分が分かりやすくまとめられている。 難しいけど、比喩がとても上手くて面白いから何とか挫折せずにやれる。
センター現代文の対策には『きめる! センター現代文』
センター現代文の対策を考えている方にはこの本がおすすめです。
本書では、どこまで読んでから設問を解けばよいか、本文中の重要な箇所の見つけ方など、読み方を中心に説明しています。
センター現代文で読み方を重視する方にはこの参考書がベストです。
評論文・小説とに分けて解説が載っているので、片方でも苦手があればぜひ買って取り組んでみてください。

正直この本は神本です。 この本を使う前は国語の解き方が分からなかったけど読んでからはっきり分かった 模試の点数とかも安定しなかったのに安定してきた。共通テストでも全然使えると思う
神ってます センター試験から共通テストに変わりますが、現代文はどんな出題のされ方するんだろう。 とりあえず、船口先生ありがとう。
学校の先生の解説は、抽象的でフィーリングなところがあって分からなかったけど この本は何をどう見ればいいのか明確に書いてあるからいいと思う (国語が全然できない理系の意見) 文系の方はきっと現代文の解き方を分かってるから得意ならいらないと思う あんなに現代文が嫌いだったのに楽しい 授業でのセンター対策も点数が確実に上がってきました
現代文の勉強におすすめの問題集
ここでは現代文の力試しにおすすめの問題集を紹介します。
分野別・レベル別で紹介しますので、あなたに合った問題集を使ってみてください。
私大対策は『5週間入試突破問題集頻出私大の現代文』
私大の入試問題が主な題材となっている問題集です。
様々なテーマの文章が並んでいて、問題形式にも偏りがありません。
多くのテーマや問題に触れたり、平易な語句や難解な語句に触れることもできます。
また、見開きで1つの文章題ができているので、コンパクトにまとまっています。
だからこそ丁寧な読解が必要になってきます。
いわゆる精読を心がけて、確実に正解できる力を身につけましょう。
解説でも本文に関係するテーマや読解のポイント、設問ごとの解き方のコツが細かく紹介されています。
問題だけではなく、解説もあなたの国語力を高めるサポート役となるはずです。
レベルに応じて使い分けよう『入試現代文へのアクセス』
現代文の勉強にはうってつけの問題集です。
「基本編」「発展編」「完成編」の3冊があり、この順番で難しくなっています。
基本編では、大問ごとに対比、具体例とまとめ、言い換えなど、押さえるべきポイントを意識させてくれるので、現代文を体系的に学ぶことができます。
解説もしっかりとしていて、言い換え表現や重要な箇所を傍線で強調してくれるので、復習もしやすくなっています。
発展編では、幅広いテーマの文章に触れることができます。様々な内容の文章を読んで背景知識を蓄えていきましょう。
また、読解のポイントや解法のポイント、きめ細やかな語句解説も詳細に施されています。
解説も読んでさらに現代文に慣れていってください。完成編は、より高度な学力を身につけたい方におすすめです。
レベルが高いので正解にたどり着くには精読が必須です。
丁寧な読解を心がけて国語力に磨きをかけましょう。
また、200字以内の要約もあり、難関大学の出題形式さながらの問題でトレーニングすることもできます。
入試現代文へのアクセスシリーズも活用して現代文の力を高めていってください。

本誌に「どの問題集よりもわかりやすい解説」とあるように⭐丁寧な解説と実力をつけるのに最適な⭐良問で確実に力がつきます これさえやっておけば間違いありません! 断言できます! 語句解説 現代文のキーワード 本文の解説 読解へのアクセス など細かいとこまで丁寧に解説されてるので疑問が、しっかり解消できます レイアウトも見やすくて サイズもちょうど良いです! 基本編の他にも⭐発展編⭐完成編 があります!
現代文 小柴大輔の現代文が面白いほどわかる本→現代文キーワード読解→入試現代文へのアクセス基礎編 小柴大輔の現代文が面白いほどわかる本→入試現代文へのアクセス基礎編 前者と後者どちらがいいですか? 前者は確実性があるのですが、やはりオーバーワークでしょうか?それとも後者でも十分なのでしょうか?教えてくださったらとても嬉しいです。
語彙力皆無の私が好きな一冊!!! キーワードとかわからない語句もおぼえられるから、ほんとにおすすめーー

このシリーズは基礎編1周→発展編 問題6周・要約4周→完成編 問題5周・要約2周やりました。1番やりこんだのがこの発展編なのでここにレビュー書きます🤗 このシリーズは解説が類を見ないほど丁寧、要約の解答例・ポイントも載っていて、自学用に最適です。私は塾で現代文の授業を取ったのは夏期・冬期講習だけでしたが、模試や過去問ではそれなりにブイブイ言わせてました。基礎編は高2に上がる前の春休みに1周、発展編は高2の夏休みから1日1題やり、1周終わるごとに間隔を少し空けて(正確にはめんどくさくなってサボりつつ)高2の冬に仕上げました。完成編は高3に上がる前の春休みに1周して、夏まで放置し(良い子は真似しちゃダメだぞ)そこから夏の終わりまでに完成させました。だいたい2週間ペースで回せるし、1題30分と時間を決めてたのでほかの勉強の邪魔にもなりませんでした。 私がこんなに繰り返し解いたのは完璧に解けるようになるまでその回数をこなさなければいけなかっただけで、2、3周で出来るならそれが一番です。 ただ間違えたところを繰り返すだけでなく、なぜ間違えたのか?選択肢が文章の内容と一致不一致している箇所はどこか?などを考えながらやりました。はじめのうちは頭で考えるのではなく書き出してやっていました。そのうち頭の中で全部の情報が整理できるようになります。問題だけでなく文章内での対比対応・並列などの関係性に着目するのも徹底してやりました(このシリーズの解説編には文章ごとに関係性の図解での解説が載ってます それをわざと見ないで自分で書き出すのもやってました)。 塾の授業を取っていないから、という理由で周囲より成績が悪いなんて嫌だし言い訳にもしたくない、と考えていました 。(経済的な理由で現代文のレギュラー授業は取るのを諦めました) あと自分に見合ったレベルのものから始めましょう!これ本当大事🥺私は自信なかったので基礎編からやりましたし成績が順調に上がっていったので高3に上がる前に完成編に手をつけました。高3の夏終わりの模試は(現代文だけで)偏差値72でした。ブイブイ!早稲田も受かったぞ!ブイブイ! 高2の秋にいきなり完成編に手を出して「全然点取れないんだよ〜wwwとりあえず繰り返すわ」と言っていた同級生は卒業式の日、「私、#春から駿台 だからwwwwwwww」と騒いでいました(笑い事じゃない)高2のソレが原因のすべてではないとは思いますが、凡人はコツコツやるのが1番です。身の丈にあった受験🥺ぴえん🥺 自信ない人は基礎編からやろうな!!!お姉さんとの約束だぞ💪 成績がスランプで上がらん!!!みたいなのはしょっちゅうでしたし焦らないのが1番です。(受験ラスト3ヶ月毎日のように泣いていた人のセリフとは思えない)学校の先生にも頻繁に質問に行ってました。 このシリーズは本当におススメです。河合出版に足向けて寝られん🥺お世話になりました😭 追記 5月15日 暇つぶしで書いたレビューが思ってたよりも多くの人に読んでもらえてるようなので学習法についてさらに追記します。参考にしてちょ〜だい(タケモトピアノのリズム) 文章を読む時一致不一致や対比対応に注意し整理して読むというのは書きましたが、それ以前に文章の内容や言葉を理解できてないと意味がないですし、英単語と同じで現代文も単語の知識がないとレベルが上がると詰みます。日本語だからいけるっしょ笑とか言ってるそこのお前のお口に広辞苑!😘学校で配布されたもの、本屋で手にとって自分の感覚にしっくりくるものなどなんでも構いませんので一冊現代文単語の本を持って暗記しておきましょう。(私は学校から貰ったやつ使ってました、そっちもレビュー書いたゾ)これに加えて、単語帳に載ってない言葉が出てきた時直接書き込むのも良いですが自分オリジナルの単語帳を作るのもおススメです。自分の弱い文章のジャンルが掴めてきますし、言葉に対して感覚が鋭くなります。片っ端から辞書引いとけ!毎日電子辞書の広辞苑で30項目以上引いてたお姉さんとの約束!(2回目)(オリジナル単語帳作るのに躍起になって時間使い過ぎないように注意) 今年は例年通りに受験が行われるかわからない状況ですが、そのことが今日勉強をサボっていい理由にはならないと思います。受験生の皆さん頑張ってね👍何かあったらコメントで聞いたりわたしのアカウントに直接連絡くださっても構いませんのでお気軽に〜それではアデュー💃💃💃
私も去年受験勉強の合間にここのレビュー見まくって教材漁ってました。 このアクセスの発展編は、頭良い友達が良いよって進めてくれたのと、法政受かった先輩が現代文のテキストでおすすめしてくれたので買いました! 難しめの記述が多いのと、基本編に較べて問題数は少ないですが、良問が揃ってて、効果がありました!! 現代文のテキストは使い方が難しいですが、これはレイアウトがシンプルで解説は丁寧なので私にはあってました!
頭良い友達がやってて真似しました! 記述の良問が揃っててとても効果があったと思います やりっぱなしにならないようにすればいいと思います。

現代文得点奪取の演習としてやりましたが、得点奪取で相当鍛えられたため、少し簡単に感じました。戦略として選択問題はすぐ終わらせ、記述は条件をあらかじめ確認しといて最後に時間かけて取り組む形です。必要な要素を線引いて最後にまとめましょう。 一題一題解く上で解説と自分の思考の差異を誤答ノートで必ず言語化します。言語化というプロセスが大事です。言語化することで思考は整理され、自分の問題点を発見できるでしょう。
発展編と比べて、記述が難しくなった 内容は少し難しくなったかなっていう感じ 特に記述かなー
入試現代文へのアクセスシリーズの最後にして最大の問題集。これを読みこなせれば一部の大学(東大京大阪大早大)を除き、得点源になると思います。一部の大学は現代文と格闘するにつなげれば間違いなく得点源となるでしょう。大抵の受験生はここで終わってもなんら文句のないレベルです。
参考書や問題集で基礎を固めたら過去問を解こう
基礎が定着したら、いよいよ受験校の過去問を解きましょう。
この時、1つの大問を時間をかけて解いてみてください。
焦らず丁寧に読むことで、参考書で獲得した読み方のコツを応用できるかじっくりと試すことができます。
インプットに終わらずアウトプットも欠かさず行うことで、現代文の力は確実に身につきますよ。
間違えた問題があれば、解説を読んで解答のプロセスを確認するだけではなく、参考書で解き方をもう一度確認してみましょう。
正解・不正解だけではなく解き方もきちんと振り返り、同じミスはしないように心がけていってください。
こうすることでさらに現代文を読み解く精度が上がっていきます。