物理の参考書・問題集紹介!レベル・難易度別で苦手な人も安心

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

物理の勉強法や問題集の使い方で悩んだことはありませんか?

物理の勉強法や参考書・問題集を紹介している記事では、何冊もの本が紹介されていて結局どれがいいのか分からないと感じている人も多いと思います。私自身も、書店に並ぶたくさんの本を前に、どれを選べばいいかとても悩みました。

そこで、この記事では偏差値や学年、時期別におすすめの参考書・問題集を1冊ずつ紹介していきます!
また、それらの参考書や問題集の具体的な活用方法についてもお話しします。

何冊も参考書・問題集を買っても受験までの短い時間で全てを解き切ることはできません。
1冊を何度も解くことが勉強の基本です。同じレベルの問題集を何冊も紹介されても分からなくなるだけです。

自信を持ってお勧めできる参考書や問題集なので、是非使ってみてください!

学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録

【まず初めに】物理とは?

各偏差値・時期別の問題集についてお話しする前に、「そもそも大学受験において物理とはどんな科目なのか」ということについてお話ししようと思います。
効率の良い勉強計画を立てるためには、どんな科目を受験するのか知ることが何より大切です。

暗記量が少ない

物理の特徴として、暗記しなければいけない量が少ないということがあります。
覚えなければいけないのは公式くらいで、後はその公式を使って答えを導くことが出来さえすれば良いのです。
言い換えると、現在物理の公式を全く覚えていないという人は、本腰を入れて公式を暗記すると一気に点数が伸びる可能性を秘めているということです。

物理における暗記量は化学や生物等他の理科科目と比べると明らかに少ないです。ましてや地歴科目と比べるとその差は圧倒的なものになります。
すると、それらの科目と同じ勉強法をしていてはいけない、ということがおのずとわかりますね。

計算力も必要ない

意外なことに大学受験の物理では複雑な計算は出てきません!「理系に来てしまったけど数字が苦手だよ」という人も安心してください。
文字での計算が基本になるので、2次方程式さえ解ければ計算力的には完璧です。
化学と違って文字に数字を当てはめて計算することはないんですね。

暗記量も少ない、計算力も必要ない、それなのに多くの人が物理を苦手になってしまう…
それでは物理の問題を解くのに大事な力は一体なんなのでしょうか?

大事なのは「物理現象をイメージする」力

物理の勉強において大切なのは「物理現象をイメージする力」です。
物理が苦手だと感じている人の多くは、授業に出て教科書を読み公式を習ったとしても実際に何が起きているのかイメージできていないのです。
暗記した公式を正しく使うためには、その公式で扱う物理現象がどんなものなのか頭のなかで思い描けていることが必要です。
そのため、物理の勉強をする時、特に初めての学習においてはうまく物理現象のイメージができるような勉強法を選ぶことが大切になってきます。
しかし、イメージイメージといっても具体的に何をすれば良いのかわからない人も多いと思います。
そんな方のために、この記事では物理が苦手な人に是非オススメできる、物理現象のイメージを掴むための参考書も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

偏差値~40(高校1・2年生)

高校1・2年生の内容が理解できていない場合、偏差値が40付近になってしまいます。
また、高校1・2年生が高校3年生対象の模試を受けても偏差値40くらいになってしまうでしょう。
そんな時に、成績を偏差値60まで上げるための第一歩として私が基礎力向上のために使っていた参考書を紹介します。

おすすめ参考書

参考書名
橋元の物理をはじめからていねいに【改訂版】電磁気編 (大学受験 東進ブックス 名人の授業)
著者
橋元淳一郎
ページ
208ページ
出版社
ナガセ

勉強法

『橋元の物理をはじめからていねいに』

この参考書は、物理を初歩の初歩から始める人向けです。
『橋元の物理をはじめからていねいに』で物理の「イメージ」を掴みましょう。
全範囲を扱っているわけではなく、『橋元の物理をはじめからていねいに』1冊で受験レベルまで物理の力を上げることはできません。
しかし物理で扱われる現象の理解や公式・定義などの基本事項など、物理ができるようになるために最も大切な力が身につきます。

基礎段階で物理を勉強するために必要なのは「現象をイメージ」できることです。

物理の問題を解くということは、
「問題文を読んで問題にされている状況・イメージを捉えて、図を描くことができ、使う公式を判断して計算する」こと
なのですが、『橋元の物理をはじめからていねいに』では「問題文を読んで問題にされている状況・イメージを捉える」部分の練習ができます。

【使う目的】
『橋元の物理をはじめからていねいに』を使う目的は、「物理現象のイメージ」を掴めるようになることです。

『橋元の物理をはじめからていねいに』では「物理現象のイメージ」を掴むことを目的としていますので、問題演習には向いていません。
解答解説を読んで、公式や物理用語を理解して、練習問題を解いてみてイメージを掴めるようになりましょう。

1周目では、「へ〜」と思いながら公式や物理用語を知り、イメージを持てるように練習問題を解いてみましょう。全部解いてやると思いながら解くのではなく、新しい事を知るという心持ちで読んでみてください。
2周目では公式や用語の確認のため、練習問題を解いてみてください。

意識すること

偏差値が40付近や高校1・2年生の復習をする1周目は、「理解し直そう、イメージを掴めるようになろう」ということを意識してください。「イメージ」がつかめない間は、物理は全く理解できません。
公式や物理用語、図に注意して解き進めましょう。
1周目が最も時間がかかることも頭に留めておくと楽になります。

2周目以降では、確実に「イメージ」を掴み、物理用語や公式に抜かりのないようにしていきましょう。

偏差値40~45(高校3年生1学期)

偏差値45付近や高校3年生の1学期は、まず偏差値50を目指して勉強しましょう。
ここからは更に理解して、イメージを掴むことが求められます。

おすすめ参考書

参考書名
物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)
著者
浜島 清利
ページ
165ページ
出版社
河合出版

説明が難しすぎる。エッセンスもクソもない。タイトル詐欺なので初学者向けではなく、とても意見の別れるシロモノ。合う、合わないがはっきりしているので目を通して見て合わないならすぐにやめるべき。

簡単そうなフリしてしっかり渋い問題もあるありよりのありの参考書。 解き方を覚えるという使い方がベスト。 常に持ち歩き少しでもつまづいたらすぐにエッセンスまで戻るべき。 エッセンスのみで戦うのは演習量的に危うい。

武田塾生です。 この参考書でその日の宿題が終わらなくてなんとか泣きながらやったり、卒業式の前2日連続でオールしても終わらなくてぶっ倒れて卒業式の日寝坊したり、みんな大学決まって卒業式の前の日にクラスでワイワイしてる中1人黙々とやったり、東大生の先生に初学者レベルだからって馬鹿にされながらやった思い出のある参考書。 正直、初学者には結構というかカナリといっていいほどきつい。だけどこれを完璧に近いレベルまで持っていくと無双し始めるというか、かなり自信ついてきます。偏差値21からのスタートだけど、頑張ります!

レビューをもっと見る
参考書名
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)
著者
浜島 清利
ページ
158ページ
出版社
河合出版

青エッセンスは必須。 青エッセンスから名門の森もしくは良問の風への流れが安定。 ただ基礎の細かいところまで行き届いていないのでそれは他の参考書でやるべき。矛盾やん。

導入は初学者でもわかりやすく平易で無理がないのだが、あるレベルを超えると途端につまらなく感じるようになる。物理現象を逐一書き記しているわけではなくかなりザックリとしているので、表面的な理解はできても深い理解には絶対繋がらない。 良問や名問などに接続するのなら使っても良いが、そうでないなら別にやらなくて良い。本当の「物理のエッセンス」を学べる物理参考書はこれ以外にごまんとある。

基礎を大事にしてください。学校や予備校での授業では足りません。予備校で今物理をひたすらに受講してる人。動画見ただけで勉強してる気にならないでください。とにかく手を動かしてください。私もエッセンスを見た時、カラーじゃなくて面白くなくてもやってください。良書だと断言します。熱効率分かってますか?干渉の公式の意味分かってますか?この熱、電磁気、原子分野は、実生活と馴染みがない分、苦手とする人が多いのではないかと思います。ですから問題を解いてて疑問がたっぷり出てくるんです。でもこの本は私がどこで疑問を抱えるのか知っているかのごとく、Q &Aコラムがいたるところについてるんです。例えば、くさび形の干渉のやつで、なんでガラスの外側では反射しないのかと疑問に思ったら、ちゃんと書いてあるんですね。ガラスが厚すぎて経路差が大きすぎるので干渉はしない。なるほどと納得しました。私は、東進の受講を終え、良問の風をやったんです。そしたら、時間はかかるし間違えるしで。そこで初めて基礎ができてないことに気がつきました。クラスメートにまだエッセンスやってんの?と言われたのもあり、悔しくて受験学年の10月にこれをやりまくりました。そしたら、本当に物理のエッセンス(本質)が叩き込まれて、良問の風へスムーズに進まめました。センターレベルに関しては得意な化学よりも物理の方が取れてしまうということになりましたw 物理は他の教科と違って、本質が分かれば難しい問題も出来るといいますが、それは違います。本質を身につけた上で問題を解きまくるんです。全ての教科は、いい勉強法や講師に出会えたら、あとは慣れです。努力です。3年の秋になって後悔しないように、今からエッセンスを叩き込んでください。浜島清利さんは救世主です。河合塾ありがとう。やまぐち健一は教えるの下手。変な例え考える暇あるんだったらコンデンサーちゃんとやってくれ。

レビューをもっと見る

『物理のエッセンス』

『物理のエッセンス』も、問題集というよりは参考書として使っていきましょう。
「問題文で与えられた現象の状況を理解し、図を描き、どの公式を使うのか判断する」トレーニングができます。

いきなり始めると少し難しいと感じるかもしれないので、教科書や『橋元の物理をはじめからていねいに』を読んで公式や物理用語を知識として蓄えた上で読み始めると、かなり物理現象を理解できて、イメージも掴めるようになります。

『物理のエッセンス』に載っている問題を全部理解した上で解くことができれば、センターレベルの問題は理解できるようになります。
問題が単問形式なため、GMARCHレベルの記述式入試問題を解くまでには至りませんが、非常に効率よく公式を学習できるため、非常におすすめの参考書です。

公式を理解するとは、
「どのような数値を使い、どのような場面で用いる公式なのかを判断できる」
ということです。

物理の問題を理解するとは、
「問題文から図を描くことができ、知っている公式から用いるべき公式を確固たる根拠を持って選び、計算して答えを算出することができる」
ということです。
「解答で使う公式を選ぶ理由が説明できること」とも言い換えられます。

【使う目的】
『物理のエッセンス』では、上記の意味での公式・問題を理解できるようになるためのトレーニングができます。

勉強法

ここでもまだ、1周目で全部解いてやろうとは思わずに、解答解説をしっかりと読み、Exを解いてみましょう。
イメージすること、解答に使われている公式が選ばれた理由を納得することを念頭に置いて進めてください。
2周目以降では、どんどん解いて分からない部分は解答を読んで納得してください。

参考書の役割が強い『物理のエッセンス』の効果を上げるには、次に紹介する『良問の風』とセットで学習しましょう。
『物理のエッセンス』の単元を熟読するごとに、『良問の風』で問題演習すると速く身につきます。

意識すること

『物理のエッセンス』では、
状況をイメージできるようにこと
図を描けるようになること
公式を根拠付きで選べるようになること

の3つを意識して勉強してください。
物理では理解が最も大切です。

偏差値45~50(高校3年生夏休み)

偏差値が50まで到達すれば、後はどんどん問題演習をしていきましょう!
ここからは問題集の紹介になります。

おすすめ問題集

参考書名
良問の風物理頻出・標準入試問題集 (河合塾シリーズ)
著者
浜島 清利
ページ
119ページ
出版社
河合出版

物理の問題集で迷ったなら絶対にこれにすべき。たいていの物理の問題は重くて、なれていないとほんとにだるく感じる。この本のいいところは易しすぎず、難しすぎず受験物理のおもしろさを集めていること。受験物理は基礎ができれば難しい問題もそれなりにできるようになるから難問よりも基礎を大事にしてほしい。(難問にも難問のよさがあるけど)個人的にはエッセンスや森よりもこっちを押したい。ただ難関2次試験では力不足感が否めないことは確か。

簡単だけど入試問題の基盤となる問題が揃ってます。赤本解いてて詰まったときはいつもこれに戻ってました。正直旧帝以外の国立ならこれと赤本だけでも何とかなりそう

入試での合否は標準問題で決まると言われています。つまり、難問は解けなくて良いのです。この本は、頻出でオーソドックスな入試問題が主に載せられています。同じテーマや状況設定に対して良問と言えるものはいくつもあって、それらが共通して扱っている核になっているところと、応用的ではあるものの頻出で差のつきやすいところとに絞って問題が再構成されています。ふつう、入試問題は原文を重視していますが、「あえて手を加えることにより、最大の学習効果が望めるように」なっています。 みなさんも、爽やかな風を感じ、物理の風景を楽しみながら、清々しい気持ちになってください。

レビューをもっと見る

『良問の風』

問題自体のレベルは『物理のエッセンス』とあまり変わらないですが、形式が入試問題に近いため、実戦演習ができるようにはなっています。
『物理のエッセンス』と著者が同じなので、『物理のエッセンス』の演習用として相性が良いです。
ただし、解答が短くて分かりづらい場合があり、先生に質問しに行く機会が多かったのですが、問題レベル的に『物理のエッセンス』からのステップアップではちょうどいい具合でした。
学校や塾の先生で信頼している人がいれば何度も質問に行って理解しましょう。

『良問の風』を解くことでGMARCHレベルの問題が少し戦えるくらいにまでレベルアップできます。時間がない受験生であれば、『良問の風』→志望校大学(GMARCH)の過去問でも良いですが、過去問演習ではかなり力を入れなければいけません。

【使う目的】
物理の入試形式問題に慣れるため。

勉強法

問題数148題と、1ヶ月で1周するのは少しきついが、1問1問は重くなく、『物理のエッセンス』と同時進行でこなしていれば理解が深まるためおすすめです。

1周目、2周目は「5分考えて分からなければ解答解説を読む」ルールを設けて、物理の入試問題を知ることを目的に勉強していきましょう。

解答解説が不親切な場合があるため、よく先生のところに質問に行ってました。おかげで先生ととても仲良くなれました。

意識すること

『橋元の物理をはじめからていねいに』、『物理のエッセンス』とは異なり、問題演習に特化した問題集であるため、つまずいたら『物理のエッセンス』を読み返そうという意識が必要です。

この問題集でも、最初から全て解こうとはしなくて大丈夫です。
『物理のエッセンス』でかなり理解が深まっているので解けそうな問題はどんどん解いていって構いませんが、分からない問題に関しては、「5分考えて分からなければ解答解説を読む」というルールで学習を進めましょう。

私は分からない問題を考えこんでしまう癖があって1問で2時間以上使うこともあり、相当効率が悪い勉強をしていました。中途半端に勉強していたため、中途半端なプライドがあり答えを見たくなかったのだと思います。「そんなプライドは必要ない、5分考えて分からなければ答えを見ろ!」と当時の私に伝えたいです。

悩むのであれば、問題自体に悩むのではなく解答解説を読んで悩み抜いて納得しましょう。
「解答解説を読んだ後に解けるようになっていること」「入試本番で解けるようになっていること」が勉強の目的です。

学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録

偏差値50~55(夏休み明け)

夏休み明けの私は夏休みに受けたデキの悪い模試が返却されて落ち込んでいたため、勉強に専念できていませんでしたから、成績が上がらなくて落ち込む受験生の気持ちもよく分かります。
ですが、それで勉強しなくなっては意味がありません。偏差値50~55は、私が最も成績が上がらなかった偏差値帯でもあります。
なんとか踏ん張って勉強を続けましょう。頑張ろう!(当時の私へのメッセージとも言えます。)

おすすめ問題集

参考書名
物理重要問題集ー物理基礎・物理 2017
著者
価格
940円
ページ
143ページ
出版社
数研出版

赤本までの橋渡し!

よいところは問題自体の質だね。知っておくべきパターンは網羅されているよ。だからこれを完璧やっておけば、解法を組み合わせることでどんな受験問題でもスラスラとけるよ。 やったね! 悪いところはまず問題の並べ方だね。殆ど全ての問題がページをまたいでいてやりにくいことこの上ない。これとこれとこれの順序をいれかえたら見やすくなるのになあ。なんでそんなことも考えられないんだよ無能編集者! のうなしあんよだね。 解答解説も行き当たりばったりで一貫性がないよ。さすがの無能編集者もその辺は理解してるみたいで、後ろに略解をつけてるよ。「立場上解答解説つけたけど、絶対わかりにくいから略解を見てね」というメッセージだね。その証拠に重問化学は略解がないのだ。 と、いうことで解答解説は捨てるのが啓明でしょう。 以上の点に気をつけて解けばとても良い問題集だよ。 やったね!

レビューをもっと見る

『重要問題集』

2周目、3周目と回数を重ねるごとに最も実力が上がる問題集です。
1周目は基本的にほとんど最後まで解き切ることは出来ません。
ひとまず1周目は「こんな問題があるんだ〜」くらいに思いながら解き進めてみてください。

非常に高い網羅性を誇るため、A問題だけでも基本的な入試の形式はほぼ全て体験することができ、『重要問題集』をマスターするだけでGMARCHレベルの問題は満点近く取れるようになります。

伸びる人は一気に偏差値が10以上上がるでしょう。ただし、『物理のエッセンス』で公式を理解しイメージを掴む基礎練習ができている人に限ります。いきなり挑戦しても更に物理が嫌いになるだけなので注意してください。

【使う目的】
確実な実力アップのため。

勉強法

『良問の風』と同じく、1周目、2周目は「5分考えて分からなければ解答解説を読む」ルールを設け、問題難易度に慣れることから始めましょう。
問題数が多く、A問題のみ、必答問題のみなど、使い方は多くあります。
私は最初にA問題のみ2周し、3周目から全部解き始めました。

GMARCHレベルの大学であれば、冬休み頃まで『重要問題集』を何度も解く勉強法で間に合います。

意識すること

公式や物理現象を理解した後に『重要問題集』を3周すれば、物理の力は必ず上がること
非常に難しいため、1周目・2周目では全てを理解できないこと
「5分考えて分からなければ解答解説を見る」ルール

この3つのことを意識してください。

物理ではイメージを掴んで物理現象を理解することがとても大切なので、必ず公式や物理現象を理解した上で『重要問題集』に挑戦してください。

『良問の風』紹介時に書きましたが、1問に2時間以上費やすのはとても効率が悪いです。
最初から解けるものではなく、「5分考えて分からなければ解答解説を読む」ルールを守りましょう。また、解答解説が理解し難い場合も長時間悩まずに先生に質問しに行きましょう。
時間を有意義に使うことが受験勉強の鉄則です!

偏差値55~60、60~(冬休み~受験直前)

『重要問題集』をクリアしたのであれば、後は過去問に進むだけです。偏差値60前後か冬休みに突入してからは、志望校の過去問に進みましょう。
『重要問題集』を解いていれば、GMARCHレベルならスラスラ解けるようになっており、早慶上智レベルの問題でも過去問での演習を積むことで確実に解けるようになります。

勉強法

まずは数年分、一通り解いてみましょう。
時間配分や本番での緊張感を体験してください。

ある程度時間配分の方針が立てば、大問別(単元別)に解いていきましょう。毎回毎回1年分全て解いていると、解くだけで終わってしまい、復習が出できません。
過去問を解くときには、分からなくても制限時間くらいは悩んでみましょう。本番でも起こりうる事態です。
分野別に解いていれば、『物理のエッセンス』『良問の風』『重要問題集』いずれにも戻って勉強しやすく、学習効率も上がります。

【使う目的】

入試本番で解けるようにするため。

意識すること

過去問演習で意識してほしいことは、
「2次対策をしている感に溺れて復習しない」状態になってはいけない
ということです。

過去問演習は、他のどの問題集・参考書を使うよりも2次対策をしている感覚になることができます。そのために、解きっぱなしの状態で復習せずに放置してしまう受験生が多いです。勉強=「復習」とまで思っていただいて大丈夫です。問題を解くのと同じ時間くらい「復習」に時間をかけましょう。
また、模試の問題は非常に上手に作られていて、最初の方の問題はかなり基本的、大問の最後のほうはかなりレベルの高い問題担っていることが多く、「復習」することで基礎から応用まで幅広く学習できます。

また、分野別に見ると「力学」は毎年ほとんどの入試問題で出題されます。「波動」「熱力学」「電磁気」ももちろん出題されますが、物理の中心問題はやはり「力学」です。
「力学」の問題には、「波動」「電磁気」「熱力学」以上に力を入れて対策しましょう。

番外編

『名門の森』『難問題の系統とその解き方』

この2種類の問題集は、友達がやっているのを見て焦って自分も少しだけ解いてみたけど、結局GMARCHや早慶上智の私立対策としてはやらなくてもいいと感じた問題集でした。
旧帝大レベルであれば、時間をかけて学習してみるのもいいかもしれません。

私と同じように、あなたも友達がやっている問題集のほうが難しそうで負けていると感じるかもしれません。ですが、何冊も解いたところで質のいい勉強は出来ません。自分のレベルに合わせて購入した問題集を信じて、確実にこなしていきましょう。

参考書名
名問の森 物理 力学・熱・波動 1
著者
浜島 清利
ページ
224ページ
出版社
河合出版

載っている問題・量・難易度がとても良い。解説も物理の問題集ではいい方だと思うし、力がつくと思う

物理のトップ参考書。 重要問題集と比較されがちだが圧倒的に解説が丁寧。 教科書など物理の基礎が載っているものと併用し、ゴリゴリ解きまくることでかなり力がつく。 ちなみに藤田ニコルはかわいい

名問の森までやればどんな大学でも合格点レベルには到達できる。ただ、暗記ではなくしっかりと理解すること。入試に出るような典型問題が多め。

レビューをもっと見る
参考書名
名問の森 物理 波動2・電磁気・原子
著者
浜島 清利
ページ
223ページ
出版社
河合出版

重要問題集より解説は丁寧。 問題はとてつもなく名門揃い。 上位大学目指すならとりあえず買っておいて表紙を眺めるだけでも頭良くなれそう。

力学と異なり、こちらは結構歯応えのある問題も多いです。特に原子分野に関しては結構詳しく勉強できると思います。ただ、初見殺しな問題も数問入っていますので、やり抜く忍耐力は多少必要です

医学部合格者は必ず持っているというこの本、非常に良い。問題もなかなかの難易度であり、解説もしっかりしている。これがあれば大抵の難関大学は対応できる。ただ交流などが少ない気もする。

レビューをもっと見る
参考書名
難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程
著者
服部 嗣雄
ページ
527ページ
出版社
ニュートンプレス

昔から「難系は東大のバイブル」と言われてきたが、2016年入試でも、それを実感してしまった。入試の内容が難系ソックリで、「あぁ、もうちょっとちゃんと難系やっておけば良かったなぁ」と試験中しみじみ思った。 確かに色々解説に難はあるが、難系をスラスラ解けるようになることが東大合格の必要(十分?)な条件なんだぁと個人的には思う。

系統学習で全範囲を網羅して、高校物理を丸ごと理解できます。導出過程などが自然と覚えられます。しかし、解説が雑なので理解が難しいところも多いのでそこは先生に聞くようにしましょう。演習問題は量が多いので補助的なものとして例題を完璧にすることを目指すのが良いでしょう。

レビューをもっと見る

最後に

偏差値・時期別におすすめ参考書・問題集と勉強法・注意点について書いてきました。
大切なのは、自分のレベルよりも遥かに上の参考書・問題集を使っても意味が無い、むしろ逆に物理が嫌いになり成績が下がることです。
先生に聞いたり模試の結果で自分のレベルを客観的に判断して、難易度や解説が適切な参考書・問題集を選ぶようにしてください。
また、がむしゃらに解くのではなく、目的と意識を持って勉強すると成績は上がっていきます。
あなたの物理の成績が上がることを願っています!

学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
この記事を書いた人
慶應義塾大学 理工学部に通っています。1人旅が趣味で、得意科目は数学と英語です!

関連するカテゴリの人気記事

物理の参考書・問題集紹介!レベル・難易度別で苦手な人も安心

オームの法則公式覚え方や計算のやり方!電流や抵抗を自在に求めよう

加速度とは?物理基礎で使える加速度の求め方や等加速度運動を解説!

【受験物理勉強法】苦手な物理を独学で克服できる!

物理の公式を「理解する」ための勉強法力学編!「わからない」を脱却!

物理は難しい?難問でも解けちゃう記述対策を教えます!

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に