センター国語の過去問のおすすめは?何年分?過去問の使い方を徹底解説!

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点数が伸びる過去問の使い方

ここでは、実際の過去問演習のしかたを説明します。この勉強法を実践して、センター過去問を完全に攻略しましょう!

消去法をどんどん使おう

センター国語は、「これだ!」と思った選択肢を選ぶ試験ではなく、問題文と食い違う箇所のある選択肢を消していって、残った選択肢を選ぶ試験です。
確実にこの選択肢が正解、と思った時も、他の選択肢のどこが間違っているのか、明確にさせてから次に進みましょう。違うと思ったところに線を引いておくと、その問題を間違えた時に、間違えた原因をはっきりさせることができます。

ただ、さきほども言ったように、「最後の2択までは絞れるんだけどその先でつまづいてしまう」ということもよく起きます。
実は、よく似ている2つの選択肢を区別し、正しい選択肢を選ぶコツがあります。
それは、「選択肢を文脈に沿って分ける」ということです。

例を見てみましょう。2014年度の本試験の第2問・問3で、このような選択肢がありました。

①月光に照らされて厳かな雰囲気の中を「走る」うちに、身が引き締まるような思いを抱くとともに自分の行為の正しさを再認識し、その自信を得たことで胸の高鳴りを抑えきれずにいる。
④月光の下を一人で「走る」という行為によって、社会や家族の一員としての役割意識から逃れた別の世界を見つけられたことに胸を躍らせ、その発見をあらためて実感しようとしている。

参照:http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00002997.pdf&n=26kokugo.pdf

これらを文脈に沿って分けていくと、

(1)行為
①月光に照らされて厳かな雰囲気の中を「走る」うちに
④月光の下を一人で「走る」という行為によって

(2)行為から生まれた感情・思考
①身が引き締まるような思いを抱くとともに自分の行為の正しさを再認識
④社会や家族の一員としての役割意識から逃れた別の世界を見つけられたことに胸を躍らせ

(3)感情・思考から生まれた内面の動き
①その自信を得たことで胸の高鳴りを抑えきれずにいる
④その発見をあらためて実感しようとしている。

と分けることができます。

そして、

「この2つの選択肢は、行為に関しては同じことを言っているが、行為から生まれた感情・思考と、そこから生まれた内面の動きがちがう。
主人公は走ることを正しい・間違っているの基準でとらえているわけではないし、『前に一度認識していて、今回また認識した』という再認識が行われたわけでもない。①は『行為から生まれた感情・思考』が明らかに間違っている」

という理由から、①を捨て、④を正解として導くことができるのです。

選択肢を文脈に沿って分けることで、文章の構造が明らかになり、どこが間違っているのか、どこを比較すべきなのかが明確になり、正しい解答を導くことができます。また、間違っていた場合でも、文章の構造をはっきりさせてから模範解答の解説を読むと、より理解が深まります。
ぜひ実践してみてください!

わからないところは絶対に放置しない

文章が何を言っているのかわからない、なぜこの選択肢になるのかわからないなどなど。
過去問集についている解説を読んでも、わからないことは多々あると思います。
そのとき、なんとなく「この問題がわからない」ではなくて、「わたしは○○だから□□だと思うんだけど、この選択肢は△△の点でその考えと違う」というところまで考えるようにしましょう。
そうすれば自分の思考が整理できるほか、学校の先生などに質問するときも、より的確な解答を得ることが出来ます。

傾向はあまり気にしない

センター試験は毎年、難化、易化といって騒がれますが、あまり気にしないでください。8割レベルになると、難化しようが易化しようが取れる受験生は取ってきます。
「この年は難しかったみたいだから、7割でもいいや」という甘い考えだと、本番で失敗しかねません。問題の傾向に関係なく、安定して8割を取れるように対策してください。

センター国語はどの過去問集を使うべき?おすすめを紹介!

一般的によく使われている過去問集は、「赤本」「青本」「黒本」の3つがあります。
おすすめは断然この3つです。
ここでは、各問題集の長所と短所を述べていきます。過去問集を選ぶときに参考にして下さい!

赤本

参考書名
センタ-試験過去問研究国語 2017(大学入試シリ-ズ 603 センタ-赤本シリ-ズ)

タイトル通り

センター国語難しスギィ!!!!! 赤本の解説はクソだってはっきりわかんだね。 センター国語の文字数もっと減らして、どうぞ。

センター国語難しスギィ!!!!! 赤本の解説はクソだってはっきりわかんだね。 センター国語の文字数もっと減らして、どうぞ。

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言わずと知れた赤本。 正式名称は「センター試験過去問研究国語」で、教学社から出版されています。
長所はまず、その知名度です。多くの人が使っているゆえに、学校や塾などいたるところに置いてありますし、中古も多く出回っているので安価で購入することができます。また、2010年度版など、昔の版も多く出回っています。
また、収録年数が多いのも長所です。2017年度版には25年27回分の過去問が収録されています。
反対に、短所は「解説を誰が書いているのかわからない」ということです。青本・黒本が予備校の先生が書いていることがはっきりしているのに対し、赤本は解説者の名前が明記されていません。そのためか、解説がときどき間違っていることがあります。

青本

参考書名
大学入試センター試験過去問題集国語 2017(駿台大学入試完全対策シリーズ)

続いて、青本こと「大学入試センター試験過去問題集国語」。駿台が出版しています。
長所は、なんといっても解説の詳しさです。駿台の講師が書いているため、詳しく、またとてもわかりやすい解説です。わたしは2次試験対策には赤本を使っていたのですが、納得できない問題があると塾で青本を借りて解説を読んでいました。
しかし、青本は収録年数が少ないのが短所です。赤本は27回分収録されているのに対し、2017年度版の青本は6年10回分しか収録されていません。あなたがもし、古文・漢文が苦手だからそこだけやりこみたいようでしたら、少し物足りないかもしれません。

黒本

参考書名
大学入試センタ-試験過去問レビュ-国語 2017(河合塾series)

最後はこちら。河合塾が出している黒本こと「大学入試センター試験過去問レビュー国語」です。
長所は、河合塾の講師が書いているため解説が詳しくてわかりやすいこと。青本に似ていますね。また、黒本は収録年数も多いです。2017年度版には18年25回分が収録されています。
しかし、黒本は赤本・青本に比べマイナーなので、手に入れにくくそれゆえ中古の価格が高めです。発売直後に買うなら問題ありませんが、時期を逃すと赤本・青本よりは高価になってしまいます。


3つとも長所と短所がありますが、さきに述べた「センター国語は量より質が重要。通して解くのは、5年分、多くて10年分で十分。ただ、古文・漢文が苦手な場合は、古文・漢文のみを追加で5、10年度分解くとよい」ということから考えると、
①センターの古文・漢文がそこまで苦手でない人は青本
②センターの古文・漢文を解きまくりたい人は黒本
がおすすめです!
赤本は2次試験には向いていますが、少なくともセンター試験においては青本か黒本で対策するのがよいと思います。

最後に

ここまで、センター国語の重要性を述べたあとに、点数を伸ばすための過去問の使い方・解くべき年数を説明し、そしておすすめの過去問集を紹介してきました。
ポイントは「時間配分をきっちり守る」「量より質を重視する」「選択肢の文章の構造を把握して消去法を使う」「何がわからないのか突き詰めて考える」この4つです!
これらのポイントを押さえて過去問に取り組めば、かならずセンター国語で8割を取ることができます。
手堅く点をとり、ライバルに差をつけて合格をつかみとりましょう!

この記事を書いた人
現役で東京大学 文科I類に合格しました。夏からアメリカに1年留学するのですが、マジで太りたくないので野菜しか食べないつもりです。 得意科目は英語と数学で、国公立対策の記事を中心に執筆しています。

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