【いますぐ始めよう】国立2次対策!日本史論述の勉強法とおすすめ参考書・問題集!

はじめに

日本史の論述が苦手なあなた。国公立の日本史の2次試験では、論述を避けては通れません。しかも、単に「〇〇を説明せよ」という用語説明ではなく、「〇〇という動きにアメリカが至った経緯を書きなさい」という流れを問う問題がほとんど。用語を覚えるだけでは太刀打ちできません。しかし、実は論述は書き方のコツをつかんでしまえば面白いほど点が取れるのです。

この記事では、国公立の日本史の特徴を紹介したあとに、用語の覚え方、流れのつかみ方、そして論述で点を取るためのテクニックを説明します。
日本史の成績を上げて、国公立大学に合格しましょう!

国公立の日本史論述の特徴とは?

対策を練るにはまず問題の特徴を知ることが大切です。
まずはじめに、国公立日本史で出題される、論述問題の特徴について説明します。

国公立の日本史論述の特徴①:用語説明ではなく歴史の流れをきいてくる

記述問題にもバリエーションがあります。1つは「異国船打払令とはどんな内容ですか」といった用語説明の問題、もう1つは「幕府が異国船打払令を出すに至った経緯を答えなさい」といった流れを問う問題です。当然後者の方が難易度は高く、国公立では主に後者が出題されます。
時系列や因果関係を正確に把握していないと点が取れないため、用語集を覚えるだけでは全く太刀打ちできません。

国公立の日本史論述の特徴②:情報の取捨選択が難しい

流れを書くといっても、どの時代から書くのか?どこまで詳しく書くのか?という問題が生じます。問題文ははっきりとは指定してくれないことがほとんどなので、問題文の文言を分析したり、字数の関係から考えたりすることが必要となってきます。
自分で書くべき情報と書かなくてよい情報を区別しなくてはならない、これが国公立日本史における一番難しいところです。

日本史の用語の覚え方

ここでは、日本史における用語の覚え方を説明します。論述において用語を正しく使えることは基本中の基本です。きちんと対策しましょう。

日本史用語の覚え方①:声に出して覚えよう

あなたは何かを暗記するとき、書いて覚えていますか?それとも読むだけで覚えていますか?
ひたすら書くのは時間がかかるし、読むだけだとすぐ忘れてしまう。そんなあなたに、「声に出して覚える」方法をおすすめします。覚えたい用語の字面を思い浮かべながら、なんども声に出して覚えてください。これだと時間はあまりかからない上、口と耳を使っているのでただ読むよりも覚えやすくなります。

ただ、私は声に出すだけだとド忘れしやすいことに気付いたため、範囲の用語を一通り声に出して覚えたと思ったら、1周だけ用語を書いていました。
記憶力には個人差がかなりあるので、絶対的に正しい覚え方というのは存在しません。私の例を参考にしつつ、自分に合った覚え方を見つけてください。

日本史用語の覚え方②:流れを軽くチェックしながら覚えよう

用語を覚えるからといって用語集だけにはり付くのではなく、教科書や参考書で流れをみつつ、用語を覚えていきましょう。
このとき、流れまで完璧に覚える必要はありません。例えば関東大震災の後の金融恐慌についてでしたら、「鈴木商店が倒産しそうで、そこにお金を貸していた台湾銀行も倒産しそうになって、それを若槻礼次郎内閣は緊急勅令で救おうとしたけど枢密院に拒否られた」程度で構いません。
このような簡単な流れを思い浮かべながら、「鈴木商店」「台湾銀行」「若槻礼次郎」「緊急勅令」といった用語を覚えていきましょう。

以上をまとめると、用語を覚える際に気をつけることは、
「声に出して覚える」
「流れの中で用語を覚える」
この2点です!

おすすめ日本史用語集

ここでは、おすすめの用語集を紹介します。

①日本史B一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

参考書名
日本史B一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)
著者
金谷 俊一郎
ページ
440ページ
出版社
ナガセ

僕自身、元理系で文転したため1から独学でした。日本史が元から好きということもありましたが、本書の著者である金谷俊一郎先生が書かれなぜと流れがわかる本とこの一問一答を同時進行で使い、一問一答でアウトプットするというよりも一問一答でインプット兼アウトプットする作業を1.2か月繰り返しました。するとセンターは9割、実力をつける100題でも難なく初見で8.9割の得点力がついていました。これを否定する人は恐らく膨大な知識を暗記するのを恐れてるだけです笑 日本史を武器にしたい方是非どうぞ。。

これを完璧にしたらどこの大学も受かると思う これと流れ系の参考書を併用したら偏差値70は行く あとは史料系のことは書いてないので史料対策は別の参考書でしましょう

言わずもがな名が知れている参考書ですが語句がそのまま問われる私立大学にはとにかく有効でした。1ヶ月程毎日の範囲を決めてその日の内に同じ箇所を3回は確認するという方法で定着させました。私は石川日本史を周回してからこれに取り組んだのである程度流れを掴んでいましたが、日本史初学で難関私大を目指す人はまずは欲張らず通史系参考書と並行して星3のものを確認したり流れと大まかな語句を掴んでから受験期後半から使用して行った方が良いと思います。 早い段階から取り組んでも、量が多いので逐一メンテナンスが必要になります。時間がある人に使って欲しいです。 現在実力をつける100題などの問題集などを使っている人は分からなかった語句の辞書代わりに使って追い込みの時期に一気に確認すると効率が良いと思いました。 センターのみ受験する人はこの参考書はオーバーワークなので、金谷のセンターと年号の参考書を使用すると良いと思います。 とにかく復習を意識して使うと日本史の成績が確実に伸びると思いました。

レビューをもっと見る

わかりやすいと評判の用語集です。レイアウトが見やすく整理されています。
ただ、用語だけ覚えるのではほとんど意味がありません。説明まで覚えて初めて点数に結びつきます。

②日本史用語集ちゃーと&わーど (駿台受験シリーズ)

参考書名
日本史用語集ちゃーと&わーど (駿台受験シリーズ)
著者
井之上 勇, 今西晶子 須藤公博, 野島博之 比留間淳一
ページ
315ページ
出版社
駿台文庫

歴史の流れが簡潔にまとめられており、その中で用語を覚えていく用語集です。わたしはこれを使っていました。
文章で書かれているため追加の情報が書き込みにくいのが欠点ですが、流れは非常につかみやすいです。

③山川 一問一答日本史

参考書名
山川 一問一答日本史
著者
ページ
306ページ
出版社
山川出版社

みんな東進がいい!東進がいい!って言うけど僕はそうは思いません(意地) 確かにこれ必要あるかな〜ってのはいくつかありますけれども、赤シートの形が問題集にしっかりマッチしててやりやすく見やすい! あと問題文中に重要語句があったりするのが良くないと言われてる原因なのかも!今日の晩飯はオムライス!そこんとこは、東進と比べる必要あり! でも個人的には気に入ってます!!

東進の一問一答のほうが入試形式に沿った形式でカバー率も高いし山川の一問一答は無機質で覚えにくいし作者の配慮が見られない

山川の用語集を問題形式にしているため空き時間がある時に見ることができる。他にも一問一答はあるが進学校で山川の教材を使う高校の小テストには抜群に良いと思います。

レビューをもっと見る

山川の教科書に準拠した一問一答。これも説明まで覚えましょう。

覚えやすさには、用語の配置や色の使い方なども関係してきます。個人差がありますので、実際に書店で見て、どれを買うか決めるのがよいと思います。

学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録

論述で大事な「流れ」を覚えるには

用語を覚えたら次は流れを完璧にしましょう。ここをしっかり対策すれば、論述問題で失点を防げる上、センター日本史の並び替え問題でも満点が取れるようになります。

すべての出来事にはつながりがある

すべての出来事は他の出来事との因果関係の中に存在しています。当然のことではありますが、これを常に意識して暗記をしてください、
たとえば1930年代に日本は国連を脱退しますが、これは「日本が満州国を建国する→中国がこれは無効であると国際連盟に提訴→国際連盟はリットン調査団を派遣→リットン調査団の報告書は日本の満州における経済的権益は認めたものの、満州国の独立は認めなかった→国際連盟総会はこの報告書を可決、日本はこれを不服として国際連盟を脱退」という流れの中にあるわけです。
1つの出来事について用語を覚えたら、因果関係を確認して細部まで覚えましょう。

自分専用のノートをつくる

教科書や参考書の記述のみだと、流れがつかみにくいものもあると思います。
そんなときは、自分で流れをまとめ直しましょう。年表にするのでも、箇条書きにして矢印でつなぐのでも構いません。あなたが頭に入ってきやすいと思う表を作ってください。
そして、それらの表は1つのノートにまとめてください。流れがつかみにくいということは、その箇所はあなたは忘れやすい・ごっちゃになりやすいということです。そういった自分の弱点をまとめたノートを作っておくと、テスト前の復習に役立ちます。

日本史の年表は最大限活用しよう

ほとんどの教科書や参考書には、後ろのほうに年表がついています。
年表は、出来事を簡潔にまとめた上で時系列に並べてくれています。最大限活用しましょう。
しかし、ただ年表を眺めるだけでは勉強していないのと同じです。間の因果関係を頭の中で埋めながら年表を読みましょう。1つの時代を終えるごとに年表で流れを確認すると、より流れをしっかり覚えることができます。

以上をまとめると、流れを覚える方法は、
「出来事の因果関係を整理する」
「自分の弱点をまとめたノートを作る」
「年表を活用する」
の3点です!

おすすめ教科書・参考書

以上で述べた勉強法に適した、教科書・参考書を説明します。どれも流れがつかみやすい上、必要な知識を網羅している良書ばかりです。

①詳説日本史B

参考書名
詳説日本史B 81 山川 日B301 文部科学省検定済教科書 高等学校 地理歴史科用 (81 山川 日B301)
著者
笹山晴生, 佐藤信, 五味文彦, 高杢利彦
ページ
439ページ
出版社
山川出版社

国立の2次試験で日本史を使う方はもはや必須と言っても過言ではないこの教科書。何が凄いかって、他の方もレビューで言われてるように、論述問題でこの教科書の本文がそのまま使える場面が多々あるということです。変に一問一答の問題集や論述の問題集ばかりやるよりも、山川の教科書を熟読し、理解を深める中で論述に使える文章やら言い回しやらをインプットしていく方が効率的な気がします。筆者自身、一橋日本史の論述問題に関してはこの教科書と過去問20年分しか対策していません。まぁ教科書は書き込みでグチャグチャ、表紙もボロボロになるくらいまで使い倒しましたが。 はじめに取り組む際の注意としては、細かい内容に気を取られてはいけない、ということですかね。最初のうちは日本史の流れを意識してザックリと読んでいくことをオススメします。その後、細かめな知識のインプットがスムーズになるはずなので。。。

以下説明のために2017センター試験本試験日本史Bの過去問のネタバレを含みます。まだ解いていない人は自己責任で閲覧してください。 センター試験は本書だけで内容的には足りるので、本書のみで点数を取ることも可能であろう(もちろん、初学者向けの参考書をやってから本書に入ってもよい)。本書は初めて読むと眠気を誘うつまらない本だと感じるかもしれないが、何度も読んで脳内に情報が蓄積されていくにつれて、読むのがだんだん楽しくなっていくと思う。本書を使うときはただ漫然と読み進めるのではなく、読んだらすぐに問題形式で知識を定着させることが重要である。以下に使用した教材を記す。 センター試験への道日本史ー問題と解説(山川出版社) 日本史一問一答(学校ネット) 前者はセンター試験の過去問10年分を教科書の順に並べたもので、使いやすい。 後者はスマホアプリで年号がまれに誤っているが、網羅性が高い。おかしいと思ったらすぐに調べ、このアプリでインプットしないのであれば使えるだろう。 センター試験対策においては、史料や図、表の内容もセンター試験で知識として問われるからしっかりと覚えるべきである。また、細かな年号暗記はいらないと思われるかもしれないが、例えば「公営田の設置が9世紀前半(823年と教科書には記されている)」とわからないと正解を導けない問題も出題されているし、並べ替え、年代一致を問う設問で考える必要がなくなるので、個人的には年号暗記に走っても良いと考える。年号暗記に走るなら主要な天皇、摂関、将軍の在位期間をおさえておくことが有効になる。また、面倒かもしれないが、内閣は順番はもちろん、そのときの事件も含め暗記しておくとよい。そこまでやりたくなければ順番を覚えたうえで、例えば「1906鉄道国有法は西園寺①、1910韓国併合は桂②」などと一事件と一内閣を対応させるだけでもある程度の効果はある。 また、センター試験では史料を読ませる問題も少し出るので、史料を読んで内容を大雑把に理解するだけのほんの少しの古典の読解力を養っておこう(注がつけられているので読解力がなくても対応できるかもしれない)。 以上は実行できれば満点を取れるであろう方法です(ちなみに筆者は対策を始めるのが遅すぎて満点どころか95点も取れませんでした)。その程度の者の意見ですが、参考にしていただければと思います。

Z会も一問一答と併用。 理系ならそれだけでOKかと。 センターは8割は超えられます。

レビューをもっと見る

定番の山川。学校で配られたという方も多いのではないでしょうか。
簡潔かつ必要な情報を網羅した文章で、流れが説明されています。また、詳しくは後述しますが、この教科書の文章を覚えてしまうことで、論述問題での解答をさらに完成されたものにすることができます。
ただ、教科書であるためそのままだと視覚的にメリハリがなく、覚えにくいです。歴史的用語はピンクのマーカー、重要な因果関係についての記述は黄色のマーカーで塗る、というように、自分なりに書き込んで使うのがいいと思います。

②石川晶康 日本史B講義の実況中継

参考書名
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)
著者
石川 晶康
ページ
362ページ
出版社
語学春秋社

使い始めてばかりで分からないんですが細かく説明が書いてあり、語呂合わせの意味など分かりやすく書いていてよかったです。でも使い方がよく分かりません😭音読だけでいいのかな…

資料集見ながら丁寧に読んで2、3講義やったら、こうぎのーとに食った知識をすべて吐き出すことでアウトプットが完了する。 さらに、こうぎのーとを板書とし、"教えるつもり勉強法"でさらなる効果が期待できる。 こうぎのーとは絶対使って!!

日本史苦手な私からしたら、 量が多すぎてやる気なくすし、焦りました。 上手に、まとめられているのではなく、 淡々と細部までの授業を受けているイメージです。 とにかく、文章を沢山読みたくない。 日本史ってだけでやる気出ない。 って人にはオススメしません💦

レビューをもっと見る

山川の教科書の特徴は必要な情報が簡潔にまとまっていることですが、だからこそ初めて読むときは理解が難しいかもしれません。
この参考書の良い所は、そういった初見では理解が難しいことを、わかりやすく、簡単なことばで説明していることです。講義口調で書かれているので、スラスラと読むことができます。
また、年表が非常にわかりやすいほか、重要な用語は赤シートで隠せるようになっているなど、受験生に「流れの中で用語を覚えさせようとする」努力が満載です。
さらに、年表にはCDがついています。著者の石川先生が、年表を見ながら流れをさらってくれるのです。CDなので何かをしながら聞くこともできます。わたしはセンター直前、CDの古代のところだけ聞いてから寝る、というような勉強をしていました。

実況中継シリーズで日本史をひと通りさらってから、山川の教科書を読み込む、というのがおすすめの勉強法です!

この記事を書いた人
現役で東京大学 文科I類に合格しました。夏からアメリカに1年留学するのですが、マジで太りたくないので野菜しか食べないつもりです。 得意科目は英語と数学で、国公立対策の記事を中心に執筆しています。

関連するカテゴリの人気記事

【日本史勉強法】参考書を最大限に活用するための暗記テクニック

日本史のおすすめ参考書&問題集【センターから難関大対策まで】

【日本史のノートのまとめ方】わかりやすい作り方と覚え方を紹介!

【日本史早慶模試トップが教える】日本史の覚え方のコツ、勉強方法

【日本史勉強法】偏差値40からはじめる偏差値別勉強法

【いますぐ始めよう】国立2次対策!日本史論述の勉強法とおすすめ参考書・問題集!

関連するキーワード

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に