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はじめに
世界史は40点を目指します。これ以上の得点を目指すのは時間があまりにかかってしまい効率が悪いです。東大の世界史は第1問が大論述、第2問が小論述、第3問が一問一答になっています。第3問は教科書とサブノートの暗記と東進の一問一答を完璧にすることで満点が取れ、その知識で第2問も1/3~半分程度は取れるようになります。ですから、基礎を完璧にすればその段階で30点程度は取れる計算になります。あとは実力をつける世界史100題、中谷論述練習帳と過去問で論述対策を行い得点を伸ばしていきます。
教科書の内容をサブノートを使って暗記し、一問一答で万全なものにする、という暗記の作業にかなり時間が掛かりますが、それをやることで第3問が確実な得点源となり、蓄えた知識をもとに第1問、第22も部分点が取れるようになります。さらにはセンター世界史でも安定した得点が可能になるので、知識の暗記に力を入れることが東大の世界史では最重要だといえるでしょう。
使用した参考書・問題集一覧
・『詳説 世界史B』(山川出版社)(以下、「教科書」)
・『詳説世界史学習ノート世界史B』上、下の2冊(以下、「サブノート」)
・『山川世界史総合図録』(以下、「資料集」)
・『世界史B一問一答―完全版』(東進ブックス)(以下、「東進一問一答」)
・『世界史B用語集』(山川出版社)(以下、「用語集」)
・『実力をつける世界史100題』(以下、「実力100題」)
・『世界史論述練習帳new』(以下、「中谷論述練習帳」)
・『東大の世界史25カ年』(以下、「東大世界史25カ年」)
高2から本番までの世界史勉強法
高2の11月から勉強を開始します。1章ごとに教科書を読み、サブノートで暗記し、さらに東進一問一答の該当箇所の暗記をします。
学校の授業の進度に必ずしも合わせる必要はないので、自分でどんどん進めていきましょう。ただし学校の授業をできるだけちゃんと聴いて、該当箇所の知識をより強固にすることは大切です。
定期試験前は指定範囲の教科書、サブノート、一問一答を確認します。さらに、実力100題も並行してやっていきます。
これを教科書の全範囲にわたり終わらせます。この時のポイントは、資料集で地図を確認しながら暗記することです。
地図に限らず、資料集はビジュアル的に記憶の役に立つので、繰り返し参照すること。
高2の11月から高3の夏休みが終わるまでこれを繰り返し、万全な知識を身につけます。
高3の9月からは論述対策をはじめます。中谷論述練習帳と過去問を繰り返しやっていきましょう。過去問をやっても同じ問題は出ないと考えがちですが、そんなことはありません。
重要な論点やポイントは形を変えて繰り返し出題されるので、過去問を見たら模範解答を瞬時に再現できるレベルにまで過去問をしっかりやりこんでおくと本番での得点が期待できます。
スケジュール
3.受験準備期 (高2の11月~高2の3月末)
<1>学期間中(高2の冬)⇒平日:1h、土曜:1h(6h/週、合計102h)
<2>高2の冬休み・春休み⇒平日:1h、土曜:1h(6h/週、合計30h)

現役は山川のものを使っていましたが東進の方が語彙が多いですしレイアウトも僕は好きです。到達点としては東進一問一答とレベル別②〜④を終わらせた辺りで早稲田の合格点は超えれましたしmarchで9割取ることも出来ました。僕は文転したので授業が無く0からこれを初めてしまい、かなり時間を要したので通史系と並行でやるといいと思います。僕1日30pやり間違えたところを残りの15日で潰していくという方法で進めました。
細かい知識もあって情報量はほんと多いんだと思います。ですが私には多すぎて嫌になってやめてしまいました。世界史は基礎と反復が大切だと思うので、やり切れる自信がなければやめた方がいいと思う あとやるとき付箋はやる気がなくなるらしいので面倒でも鉛筆とかで印つけるといい
問題にレベルがつけられていて、センターだけなら☆3、一般なら☆2、難関私大・国公立二次なら☆1までとやるべき問題が厳選されていて非常におすすめ。 後、問題文がそのまま記述の回答になる問題も数問あるので記述がある人はやったほうが良いと思います。 また、問題文の方にも重要語句が赤字で書かれていて赤シートで隠すことができ、答えの語句から問題文を予想すると言う変わったこともできます。 問題の補足で年号の語呂合わせや、予備知識も記載されているので世界史の勉強が楽しくなりました。

世界史が得意でこれに手をつけようと してる人は英語と数学を余分にやりましょう ましてや世界史が得意でない人がやったら受験失敗決定です 被害者が増えないことを祈ります
早慶受ける予定で尚且つ英語と国語でやることない人以外やる必要なし。自分はこればっかやって英語がおろそかになって私大全爆死しました。難易度が頭おかしいしどマイナー問題ばかりなのでそれより周りが取れる問題を落とさないようにするのがいいですマジで
1週間に1章ペースで、まず教科書を読み、サブノートの空欄を暗記、一問一答の該当箇所を暗記します。次に実力100題の該当範囲をやります。一問一答は学校の行き帰りや休み時間などの空き時間もやりましょう。
4.受験前期 (高3の4月~7月半ば)
⇒平日:1h、土曜:1h(6h/週、合計90h)
引き続き教科書の内容をサブノート、一問一答、実力100題で暗記を続けます。
5.受験中期 (高3の7月半ば~8月末)
⇒平日:1.5h、土曜:1.5h(9h/週、合計54h)
引き続き教科書の内容をサブノート、一問一答、実力100題で暗記します。夏休みいっぱいで終わらせるつもりで取り組みましょう。
6.受験後期 (高3の9月~12月半ば)
⇒平日:1h、土曜:1h(6h/週、合計90h)

基本60字は覚えにくい。有用性低め。小論述は 網羅系参考書やノートを完璧に再現できる方が本番は強い。大論述は量でカバー可能。 よって必ずやるべきというわけではない。
この本の付録である基本50字というのがとても良いです。全て過去問から引用した問題で、目を通すだけでも論述における様々な視点を知ることができます。良くないところとしては、筆者の文章があまりに拙いところです。50字に収めるために言葉を省略しているのだとは思いますが、誤字脱字も多いのでそれが気になる方はやめた方がいいかもしれません。それでも、内容はとても勉強になるものでした。

通史終わったけど過去問は手がつけられないくらいの段階で夏明けに取り組みました。教科書など見ながら1日1つやって2ヶ月近くかかったと思います。ただ、いきなり東大第1問が出てきたり、ところどころ理解できなかったり(体言止めOK、など)、解答例が教科書を超えていたり、よくわからないところがあります。あとこの筆者は好みが大きくわかれるタイプだと思います。論述の量をこなしたいかつ添削して貰える人には適していますが、時間とお金に余裕がある方は志望校のZ会通信にこまめに取り組んだ方が力はつくと思います。
9月、10月の2ヶ月かけて中谷論述練習帳で論述対策をしていきます。
終わり次第東大25カ年に取り組みます。
7.センター準備期 (高3の12月半ば~高3の1月半ば)
センター前は過去問でセンター対策をします。2次試験対策をちゃんとやっていればほぼ問題ないはずなので、軽めの対策で十分でしょう。
8.直前期 (高3の1月~2月半ば)
⇒平日1.5h、土曜1.5h、日曜1.5h(10.5h/週、合計52.5h)
東大25カ年、毎日1.5時間で一年分を解きます。また、今までの知識を総復習します。