はじめに
ゲームやテレビ、漫画、パソコン・・・
そういった娯楽をすべて封印して受験勉強をした。そんな話をよく聞きます。
しかし、受験勉強において適度な息抜きは必要不可欠であり、私は息抜きとして読書を第一にオススメします。受験だけでなく、社会人になってからも役立つ「理解力」「速読力」「想像力」を得られるからです。
それぞれ具体的にどんなものなのか見ていきましょう。
読書から得られる三つの力
理解力
どんな科目でも出題は日本語によってされます。しかし日本語は日頃会話で使っているのに文章で読むと全然文意が読み取れないということがあります。
それは「理解力」、文章を読んで主張をくみ取る力が足りないのだと思うのです。文章を読む力を身に付けるには文章を読むことが最良の方法です。
文章の理解力を身に着けることができれば、たとえば、数学の問題などで長い文章が続いとき、そんな時にも問題文を読んですぐに何を問われているのか理解が可能になります。
速読力
文章を読む速さというのも受験において大きなファクターとなっています。英語などよく速読が唱えられていますが、英語に限らずあらゆる教科に必要な力なのです。
そんな速読力を身に付けるにはどうすればいいか?短期的に身に付けることは巷にあふれかえっているハウツー本にたくさん方法が載っていますが、それはあくまで付け焼刃の「速読力」しか尽きません。
毎日欠かさず読書をすることで自然と文章を読むスピードは上昇します。「そのスピードで読んで内容頭に入っている?」と疑われることもありましたが、自然と上がったスピードは自分に合ったスピードであり、しっかりと内容も把握できます。
想像力
どんな場面でも役に立つ力が想像力、言いかえれば先を読む力です。
日常の場面の中である人が次にどんな行動をするのか大体わかったりすることがありませんか?それは日頃の経験から推測をしているわけですが、文章にも同様のことが言えます。文章にたくさん接することでこの先にどんな展開が来るのだろうかという予想がある程度立てられるようになります。これができるとどんな利点があるのか?
これは国語の力に繫がります。先の展開をある程度予想して読むことで文章の読解をスムーズに進めることができるのです。これは日本語に限らずたとえば受験では英語の長文読解にも役立ちます。
英語で書かれているだけで、結局長文を読むという点では大して変わりません。展開を予想することも現代文と同じ要領でできます。文脈から推測するということは要するに想像力を働かせていることなのです。
終わりに
読書から得られる三つの力: 読解力 速読力 想像力
これらは受験において役立つだけではなく大学以降の生活にも必ず役に立つ力です。毎日ちょっとだけの時間を使った読書を続けていけばこれらの力を手に入れることができます。
受験期間に読書習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?