【大学受験英語】リスニング問題攻略のための効率的勉強法!

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はじめに

センター英語リスニングを短期間で伸ばしたいけれど、リスニングの勉強方法がわからない。

この記事では、大学受験の英語リスニング問題が苦手なあなたのために、効率的にリスニング力を上げるための勉強法を紹介します。センターリスニング対策が必要なあなたも、MARCHなどの私立大学の一般入試問題対策としてリスニングを勉強する必要があるあなたも、この記事を読んでリスニング勉強法の基礎を知っておきましょう!

英語リスニングの力とは

多くの受験生が苦手意識を持つ英語のリスニングですが、MARCHのレベルであっても大学受験のリスニング問題は比較的短い期間の勉強で高得点を取得することができます。センター英語試験であれば、8割程度の得点を取得することは、これから紹介する勉強を実践することで達成できます。着実に実力を身に付けていくためにも、まずは「英語リスニング能力」とはどのようなものであるかを知りましょう。

「英語のリスニング能力」は、「2つの基本的な力」と「内容理解の処理速度」にブレイクダウンして考えることができます。「英語のリスニングができない」と一言で片づけずに、「英語リスニングの何が」自分は本当にできないのかを考え、対策を行うことが重要です。

1. 「英語の音」を聴き取る能力
2. 英語の(聴いた音の)意味を理解する能力

上記2つの能力を身に付けたうえで、英語を英語として理解する処理速度を上げていくことで、どんなリスニング問題でも安定して高得点を取得することができるようになります。MARCH等の私立大学が出題するリスニング問題も、センター英語試験のリスニング問題も「聴きとった情報」から「正答を選択する」という本質は同じなのです。

リスニングの基礎の基礎:「英語の音」を聴き取る能力

英語リスニング能力の基礎は、「英語の音」を聴き取る能力です。「英語を音として理解する能力」と言い換えてもよいでしょう。この能力が未発達の段階では、センター英語のリスニング問題でも6割を切る得点しか取れない可能性が高くなります。

この能力が低い場合には、「I have a pen. I have an apple.」と読めば理解できるにも関わらず、音で聞いても理解できません。つまり、「英文理解能力」と「英語の音の認識」がリンクしていない状態です。

英語を聴きなれていない人は、まずは「英語の音」を聴き取る能力を伸ばす段階にあります。
一単語一単語の、英語の発音を知らずに闇雲に勉強していても、リスニング能力は思ったように伸びていきません。英語を「音」として理解することができるようになって初めて、聴き取った内容を理解することができるようになるため、この段階をしっかりと固めておくことが重要なのです。

リスニングの実践力:英語の(聴いた音の)意味を理解する能力

英語リスニング能力の基礎、「英語の音を聴きとる能力」の次のレベルの能力が、「英語の(聴いた音の)意味を理解する能力」です。

この能力は、英語を聴いて、聴いた内容を理解する能力です。
「英語の音」が聴き取れていて初めて、聴いた内容を理解できるかどうかが問題になります。この能力が未発達の状態では、早い速度で英語を理解できないため、センター英語のリスニング問題でも8割以上を確実に得点していくことは難しいでしょう。逆に、あなたがこの能力を身に付けた場合には9割から満点を取ることも現実的になってくるはずです。

「英語のリスニングができない」と一言で言ってしまうのは簡単ですが、その背景には2つの異なるレベルでの「できない」が存在し、「英語の(聴いた音の)意味を理解することができない」場合には音は聴き取れていても、聴き取った内容を理解することができないために、結局得点することができないという状況に陥ることになります。

英語リスニングにおいて、「英語の意味を理解することができない原因」は大きく分けて2つ存在します。

1. リーディング能力の低さ
2. 英語処理速度の低さ

「英語の意味を理解することができない原因」の一つ目は、「リーディング能力の低さ」にあります。

英語のリーディング能力が低い場合には、長文を読んでいても主語や述語、構文を理解してスムーズに読み進むことができないために、何度も「返り読み」をしているはずです。一文を何度も読み返さなくては理解できないレベルのリーディング能力で、一度だけしか流れないリスニング問題の英文を聴いて理解することは不可能であることは、想像に難くないでしょう。

まだまだ「返り読み」をしてしまうというあなたは、まずはリスニングの前にリーディングを重点的に対策しましょう。

「英語の意味を理解することができない原因」の2つ目は、「英語処理速度の低さ」にあります。

一定のリーディング能力が身に付き、返り読みをせずに英文を理解することができるようになった場合であっても、「読み上げられる英語のスピード」に「内容理解のスピード」が追い付いていない場合には、一度聴いただけでは内容が理解できないという問題が生じます。

英語の処理速度を向上させることで、リーディングでもリスニングでも素早く無駄のない内容理解が可能になります。究極的には「一度聴いたら理解できる」を目指して、処理速度を高めていきましょう。

英語リスニング能力とは、実際にはどのような能力なのかを知ったあなたは、具体的な勉強方法を学ぶことで「自分のレベルに合わせた」対策を行っていきましょう。

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リスニング対策基礎編:ステップ1=「英語の音」を聴き取る

英語リスニング能力の基礎、「英語の音を聴き取る」能力を身に付けるためには、「単語の発音学習」と「文章の聴き取り」の2つの学習が効果的です。なぜなら、「英語の音」を聴きとれないという状態は、「英語の発音を知らない」・「文章の聴きとりができない」の2種類のできないによって構成されているからです。

単語の発音学習

単語の発音学習は、英語を「読んで理解」できるけれど、「聴いて理解」できないという人が行うべき学習です。

英語を「聴いて理解」できない人は、英単語の発音の勉強を行っていないために、脳が英語を雑音として認識してしまっている状態です。つまり、「英語の音」と「意味」がリンクしていない状態なのです。

この状態を脱し、「英語を聴いて理解する」ことができるようになるために、英語の発音の学習を行いましょう。

[使用参考書]
自分が使用している単語帳

[勉強方法]
自分が使用している単語帳に付属しているCDを用い、各単語の音を「注意して」聴いていきましょう。注意して聴くことを、「清聴」と呼びます。

この学習では、音を聴いて意味が分かるようになったら合格です。心掛けなければいけない点として、英語の音を「注意して」聴く=清聴することが挙げられます。英語のリスニングは、「意識して」行うか「なんとなく」行うかで定着に大きな差が出ます。

皆さんは、本を読んでいる時、「意識して」「集中して」読んでいる時と、「なんとなく」スマートフォンを片手にゲームをしながら読んでいる時とでは、どちらが内容の定着率が高いと思いますか?

英語は、あなたの脳にとって「新しい音」です。「新しい音」を意味のあるものとして認識するためには、集中したリスニングの学習が必要不可欠です。片手間でなく、しっかりと集中してリスニングの学習に取り組みましょう。

単語帳を使用した単語の発音学習は、英単語の復習にもなり、且つセンター英語筆記試験の発音問題の対策にもなります。一石三鳥の勉強なので、十分な時間を確保し、集中して「清聴」を行いましょう。

スクリプトリスニング

単語の発音を学習し、単語レベルでの英語の音に慣れてきたら、次は単語の連なりである文章の発音に慣れていく勉強に移行します。

英語のネイティブスピーカーは、一単語一単語を明確に区切って発音してはくれません。むしろ、流暢になればなるほど、単語と単語の接続が滑らかになります。つまり英語の「音の連結と消失」に慣れる必要があるのです。

*音の連結と消失
「Get out」が「ゲット・アウト」でなく「ゲラウト」と音が連結したり、「restaurant」の最後のtが発音されなかったりするケースのこと。

[使用参考書]
リスニング問題の過去問(センター英語リスニング問題・私立大学入試問題)

[勉強方法]
手順1) リスニング問題を解く
手順2) スクリプトの内容を完璧に理解する(単語・文法・和訳を全て頭に入れ、「わからないことがない」状態にする)
手順3) 完璧になったスクリプトを見ながら音声を聴く

上記の手順に従って、一度解いた問題の質的な完成度を高めていきましょう。

初めてリスニング問題を解いた際には、そのスクリプトの音も内容を聴き逃す部分も多いですが、手順の1から2までを丁寧に行っていくことで一度解いた内容の全てを漏れなく頭に入れることができます。そのうえで、手順の3で完璧に理解したスクリプトを徹底して聴き込むことで、文章の内容を「英語の音」として、読み上げられるスピードで理解することができるようになります。

自分が出会ったスクリプトの一つ一つを大切に学習することで、そのスクリプトに含まれるあらゆる要素(ボキャブラリー・文法・アクセント・音のリズム・イントネーション・音の連結と消失)を学習することができます。この段階を質高く学べば学ぶほど、あなたのリスニングスキルは飛躍的に上達していくはずです。

リスニング対策基礎編:ステップ2=意味を理解する

聴き取った英語の「意味を理解する能力」を高めるためには、以下の3つ勉強を行う必要があります。

語彙

英語の語彙力は、リーディングのみでなく、リスニングの際にも重要になります。なぜなら、リーディングと同じく、語彙力自体が低ければリスニングの理解度も低下するからです。語彙力が問題でリスニングの理解が妨げられているという実感がある方は、単語帳をもう一度復習してみましょう。その際には、発音・アクセントも丁寧に復習することが重要です。

英会話表現

英会話表現に関する知識も、リスニングのパフォーマンスを上げる要素の一つです。英語リスニング問題では、「レストランでの注文」などの特定の場面における英会話が出題されることが多いため、頻出の英会話表現を学習しておくことで内容の理解がスムーズになります。

例えば、あなたが「レストランでの注文」の場面でよく使われるフレーズをよく勉強していたとしましょう。本番で「レストランでの注文」の英文が流れた際に、あなたは初めて聴く英語でも余裕を持って理解することができるはずです。仮に数か所聞き逃したとしても、持っている知識からある程度想像して補うことすら可能かもしれません。

[使用参考書]
「英会話問題のトレーニング」風見寛(著)

[勉強方法]
基本的な英会話表現を学習したうえで、リスニング問題で出題のあった箇所を「英会話問題のトレーニング」を使用して該当分野の表現をもう一度おさらいしましょう。インプットとアウトプットの繰り返しの学習が効果的です。インプットしては実践練習でアウトプットし、アウトプットしては参考書でインプットするというサイクルを回すことで着実に上達していきましょう。

参考書名
英会話問題のトレーニング
著者
風早寛
ページ
248ページ
出版社
Z会出版

英文解釈・英文構造把握能力

英文の構造を把握する力は、英語の文章を読み解くうえで欠かせない力であり、リスニング問題において英文を理解する場合にも必要になります。なぜなら、読んで英文を理解することができない状態で、聞いて理解することはできないからです。リーディング能力=英文理解能力を高めることで、リスニングの理解力自体も向上させることができます。

英文構造把握能力を身に着けることで、あなたは英語の文章を英語のまま、前から読んで理解することが可能になります。逆に、この能力が十分に身についていない場合には、長文問題を読んでいても何度も「返り読み」をしたり、「和訳」をしなければ英文を理解することができないという問題が生じます。「返り読み」をしているあなたは、一度しか流れずに前に戻ることのできないリスニング問題で得点することは難しいということが実感としてわかるはずです。まずは英文をスラスラと理解する能力を身に付けましょう。

[使用参考書]
『基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』
『英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』

この2冊の参考書を使用して学習しましょう。
表紙がそっくりの二冊ですが、基礎編と応用編に分かれています。これらの参考書を使用して英文構造の学習を行うことで、英語の構造のパターンを知ることができます。英文構造把握能力にある程度自信があるあなたは、基礎編をやる必要はないので、自分の実力に合わせて学習をしましょう。

[勉強方法]
『基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』と『英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』には、それぞれ100の異なる英文構造を含んだ英文(50~100語程度)と、その構造の解説が掲載されています。

まずは100題全てを読んで理解しましょう。理解が済んだら、次はそれらを音読する段階です。例題の英文に含まれている全ての単語・文法・文構造を、和訳を見ずに意味がわかるレベルまで理解した上で、各題30回ほど音読しましょう。

この段階が終了したあなたは、英語長文とリスニングの両方で長い英文を「返り読み」や「和訳」せずに「英語のまま」理解する基礎が身についているはずです。リスニングだけでなく、英語長文対策としても有効な勉強なので、じっくりと時間を掛けて行いましょう。

*英語長文がスラスラと読めるあなたは、リスニング学習としてこの段階を踏む必要はありません。シャドーイング学習により時間を掛けましょう。

参考書名
基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)
著者
桑原 信淑, 杉野 隆
ページ
228ページ
出版社
ピアソン桐原

まじめにCD聞いて音読してる人いるんすか?

意訳が多いけど英語解けるようになったからok

基礎英文問題精講の方が自分は覚えられました。 紙の感じがあまり好きでなく、2周くらいして終わりました…。

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参考書名
英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)
著者
杉野 隆, 桑原 信淑
ページ
230ページ
出版社
ピアソン桐原

まだ数回しか使ってませんが感じたことは ①何周かして慣れる必要がある ②感覚でやりたい人でも、感覚派になるためへの手がかりとしてやるべき ③文が意味わからん ③については、そもそも短い文で構成されてるため仕方ないことではありますが、背景知識や話の流れがないため、和訳云々以前に、文の内容が理解し難いのが苦しいところです。

これは英文読んでなんとなく意味を掴んで読んでいく人(その人はポレポレ)には合わないですが、SVOCMをガチガチに取りたい人には最適です。 英文は面白いものから意味不明のものまで(長文の一部分を切り取っているので)あります

【メリット】 長文の中で文法の知識をどのように活用すべきかよく分かる。難しすぎず易しすぎない(これが難しすぎると思ったら英語力がない証拠) 【デメリット】 訳が少し雑(意訳しているところが多い)なので、英語がそこまで得意でない人が独学で使うには向かない。訳文を鵜呑みにしてはいけない。 【総合評価】 英語の偏差値が60↑or添削してもらうならベストな教材。

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この記事を書いた人
早稲田大学文化構想学部卒業。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。英国ロンドンのUCL Institute of Educationに在学中です。

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