この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。
はじめに
佐々木隆宏の 整数問題が面白いほどとける本の使い方と特徴を紹介します。
目的
整数問題対策
ボリューム
234ページ
目安勉強時間
100時間
使用期間
3か月(3周)
使用レベル
中堅私大~国立二次、難関私大レベル
学習効果
大抵の整数問題には、難関国立大だろうと対応できるようになる。
【佐々木隆宏の 整数問題が面白いほどとける本】の特徴
形式:
一般的な数学参考書と同じで、各章に分かれていて、それぞれ例題から始まり、解説、公式の紹介、類題を解いてみる、といった流れ。
長所:
なんといっても解説が分かりやすい。筆者は中学時代から先生に質問しては理解できず困らせる問題児だったので、数学の理解力に関してマイナスの方面に自信があるのだが、この参考書は誰に質問せずとも理解できた。
また、整数のいろはから教えてくれるのもいい点だ。今まで「整数」というわかった気になってしまいがちな分野を根本から理解を固めてくれるので盤石な整数問題対策が可能となる。
短所:
表紙に抵抗がある人はあるかもしれない・・・がその程度しか短所が思いつかないほど、整数問題対策本としては完成された良書である。
【佐々木隆宏の 整数問題が面白いほどとける本】の使い方
まずは例題も解きながら1周して内容を理解する。
次に本書の最後には問題がまとめてあるので、一回何もせずに解いてみる。(2周目)
そこで解けなかった問題について1周目と同様に学習する。(3周目)
ここまでやれば、全体的にある程度の理解はできたと思うので、より完璧を求める人は四周目をするのもよし、他の分野の学習を進めたい人は他に移るもよし。
しかし、一橋など整数問題が出ると決まっているような入試を考えている場合は、3周などで終わらず、5周でも7周でもしてほしい。