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はじめに
be動詞、きっと英語の勉強において序盤に習う単元で、ずっとその後も登場してくるものです。皆さんはきちんと理解できていますか?
be動詞と一言で言ってもその範囲は広いため、すべてをカバーできていない人も多いと思います。そこでこの記事では少しbe動詞に自信がないあなたのために、be動詞の基礎である意味や用法、過去形から一般動詞との違い、少し難しい be to 不定詞まで網羅的に説明していこうと思います。なので自分が自信のない分野をピックアップして読んでみてくださいね。
be動詞とは
be動詞のイメージ
be動詞とはなんぞや?と思っているあなた。be動詞を難しく考えすぎていませんか?be動詞は単なる動詞の一つです。「have」や「play」の仲間なのです。そこでまずbe動詞のイメージを紹介します。それは「イコール記号」なのです!まずはbe動詞はイコール記号だというイメージを頭においておきましょう。
例文を見てみましょう。
・I am Murakami. (私はムラカミです。)
ここでamを=に変えると
・I = Murakami
こうすればとてもイメージがつきやすいと思います。
be動詞の意味
次にbe動詞の意味です。どの動詞にも意味はありますよね。「have」なら「持つ」、「play」なら「遊ぶ」などです。そしたらbe“動詞”というくらいなのだからbe動詞にも意味があるのです。それは「状態」です。単純な日本語訳でないから取っ付きにくい感じがありますよね。be動詞は様々な場面で用いられて、場面ごとに日本語訳は変わってきます。
例えば
・I am happy.
・I = happy
この例文の訳は「状態」に当てはめると、「私は幸せな状態にある」=「私は幸せだ」となります。そんなわけで単純な一つの日本語訳はないのですが、逆にいえば「状態」というイメージさえ持っていればどこでも当てはめることができるのです!
be動詞の一般動詞との違い
そしたらbe動詞は一般動詞とどこが違うんだ!と思いますよね。その違いは1つで、「否定文・疑問文を作ることができる」ことです。普通の動詞だったら否定文・疑問文を作る時に「doやdoes」などが登場して否定の時はnotがついてその後に動詞が続いたり、疑問文のときはこれらが先頭にきますよね。
・I have a pen.(私はペンを持っています)
・I don’t have a pen.(私はペンを持っていません)
・Do I have a pen?(私はペンを持っていますか?)
こんな風にdoとhaveの2つの動詞が登場します。
それに対してbe動詞だと
・I am Murakami.(私はムラカミです)
・I am not Murakami.(私はムラカミではありません。)
・Am I Murakami?(私はムラカミですか?)
このようにそのまま否定文や疑問文を作ることができるのです。
【まとめ】
・be動詞はイメージ的には「イコール記号」、意味を取る時は「状態」
・一般動詞との違いはそのまま否定文や疑問文を作れること
be動詞の種類
be動詞のイメージはある程度ついてきたと思います。そこで次にbe動詞の種類を紹介します。イコール記号を頭の片隅に持ちつつ読んでいってください。
一人称
まず一人称は“I” や"we”などの話し手に当たる人です。だから自分は"I”ですし、自分を含む大人数は"we”です。I にはam、weにはareがセットになります。
【例文】
現在形
・I am Murakami.(私はムラカミです)
・We are happy.(私たちは幸せです)
⬇
過去形
・I was Murakami.(私はムラカミでした)
・We were happy.(私たちは幸せでした)
このように“am”は“was”に、“are”は“were”に変化します。
二人称
そして二人称は単数でも複数でも"you”になります。自分にとっての話し相手ですね。二人で話している時の相手もそうですし、スピーチをする時の話し相手、つまり聴衆も“you”になるのです。youにはareがセットになります。
【例文】
現在形
・You are beautiful.(あなたは美しい)
⬇
過去形
・You were beautiful.(あなたは美しかった)
このように二人称では“are”から“were”に変化します。
三人称
そして最後に三人称は会話外のすべてのものです。人だったら単数は“he”か“she”で複数は“they”になります。モノだったら名詞や“it”などになります。単数はis が、複数のはareがセットになります。
【例文】
現在形
・He is a student.(彼は学生だ)
・They are students.(彼らは学生だ)
・My name is Murakami.(私の名前はムラカミです)
⬇
過去形
・He was a student.(彼は学生だった)
・They were students.(彼らは学生だった)
・My name was Murakami.(私の名前はムラカミでした)
このように三人称単数の時“is”から“was”に、複数だと“are”から"were”に変化します。
be動詞の短縮形
さて次にbe動詞の短縮形を紹介したいと思います。まずbe動詞が短縮する一つ目のパターンは「主語とbe動詞が合体する」パターンです。この時、短縮ができるのは現在形のみで過去形はできません。以下にまとめてみます。
・I am →I’m
・You are→ You’re
・He is →He’s
・It is →It’s
・They are →They’re
次に二つ目のパターンは否定の短縮です。これは後に詳しく説明しますので、まずは主語とbe動詞の短縮形を頭に入れましょう。