「英文法・前置詞とは?」イメージで覚える英語の前置詞一覧&使い方

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

この記事ではよく使われる前置詞について紹介します。
英語の前置詞は日本語にはない品詞なので勉強しにくい、使い分けが難しいといった悩みがあると思います。
しかし、英文法の中でも特に重要なのがこの前置詞という単元です!
ぜひこの記事を参考に、頻出の前置詞の意味と用法について押さえていきましょう!

そもそも前置詞とは

よく英語の勉強で行き詰まってしまう「前置詞」とは、どういうものなのでしょうか。前置詞そのものや、前置詞にかかわる文法についてここで整理しましょう。

前置詞にはそれぞれ意味があり、「句」を作る

前置詞とは、名詞の前に置かれて1つの「句」を作り、文の他の要素との関係を示す語のことです。「句」とは、言葉のまとまりのことをいい、文の要素とは、主語・動詞・目的語・補語など、いわゆる5文型を構成する内容を指します。
このことから、前置詞とは「要素を詳しく説明する言葉」と言い換えることもできます。
よく目にするものには、in, on, at, from, to などがあります。日本語にはない品詞であり概念ですので、おおまかに意味や用法を覚えていくことが大切です。

基本となる形は「前置詞+名詞」

「前置詞+名詞」が基本の形であり、例えば、in the morning「朝に、朝方」at 7:00 a.m.「午前7時に」on the bus「バスで」などと使われ、前置詞の後ろには名詞が続きます。
また「前置詞+名詞」の1つのまとまりは「前置詞句」と呼ばれています。前置詞句は主に形容詞や副詞としての役割を果たし「形容詞句」「副詞句」と呼び分けることがあります。
形容詞は「名詞を修飾する語」をいい、形容詞句には以下のような例があります。
The textbook on the desk is mine.「その机の上にある教科書は私のものだ。」 The girl under that tree is Kumi.「あの木の下にいる少女はクミだ。」一方で、副詞句には以下のような例があります。 I have breakfast at 7:00 a.m.「私は午前7時に朝食を食べる。」 You should submit homework by next Monday.「次の月曜日までに宿題を提出しなさい。」このようにまとまりや形を意識することは、文の要素のまとまりを考えたり、英単語の順番並べ替え問題を解くうえで重要な視点です。
後ほど前置詞が複数連なって1つの句をなすパターンを紹介しますが、前置詞に関する基礎理解として、例外を除けば「形は決まっている」ということを覚えておきましょう。

文型には関係ない

英文には「5文型」という、大きな5つの文の骨組みがあります。この文型を構成する要素は、「主語」「動詞」「目的語」「補語」の4つから成っています。一方で前置詞句は、文の骨組みになることはなく、前置詞句がなくても文は成立します。I met AKK in Shibuya.「私は渋谷でAKKと会った。」この文では第3文型が成立し、S = I(私は)、V = met(会った)、O = AKK と考えることができます。 in Shibuya「渋谷で」という前置詞句は met 「会った」という動詞を修飾する副詞句として機能しますが、文の要素には関係ありません。文型には関係ないということを覚えておきましょう。

よく出る前置詞一覧

前置詞には、よく出るものとあまり出ないものが存在します。中でも、これだけは覚えるべき!というものをまとめました。前置詞にはそれぞれ、軸となるイメージと、そのイメージを踏まえた意味や用法が存在するので、それらも含めて覚えるようにしましょう。

範囲を表す前置詞「in」

inは主に「広い範囲」をイメージさせる前置詞です。このイメージから in が表す内容には、
〈時間〉〈場所〉〈状態〉〈着用〉
などがあります。中学校では主に時間や場所に関する用法を勉強したと思いますが、高校レベルでは他の用法も覚える必要があります。

〈時間〉(「年」「季節」「月」「朝」「昼」「晩」を表す)
In 2020, the Olympic games will be held in Tokyo.
「2020年、東京でオリンピックが開かれる予定だ。」
☆「2020年」という「時間」を表す。
☆時間を表す前置詞は他に on, at がある。指す内容が違うので注意。

〈場所〉「〜の中に、〜の中で」
I’m running in the park.
「私は公園の中を走っている。」
☆「公園」という「場所」を表す。
I’m running in the rain.
「私は雨の中走っている。」
☆「雨の中」を比喩的に「場所」と考えて表現している。

〈状態〉「〜で、〜の中にいる」
I’m in debt.
「私は借金を抱えている。」
 ☆借金(赤字)という「状態(範囲)」の中にいるイメージ。

〈着用〉「〜を着て」
a girl in a fur coat
「毛皮のコートを着た女の子」
 ☆毛皮のコートという「範囲(輪郭)」の中に女の子がいるイメージ。
 ※このとき in は、 wearing と書き換え可能。

主に接触を表す前置詞「on」

on は、主に〈時間〉〈接触〉〈状態〉を表します。基本的には「くっついている」「超接近している」イメージを意識しましょう。

〈時間〉(特定の日・特定の日の朝・昼・夜)
I gave her a present on her birthday
「私は彼女の誕生日にプレゼントをあげた。」
☆ in や後ほど紹介する at との区別に注意。

〈接触〉
My sister is skating on the rink.
「私の妹はリンクの上でスケートをしている。」
a picture on the wall
「壁に掛かっている写真」
☆〈接触〉とは上面だけではなく、下面や側面も表す。

〈状態〉
I am on strike.
「私はストライキ中だ。」
That house is on fire.
「あの家は火事だ。」

一点を表す前置詞「at」

at は、「一点」を表します。時間・場所・概念に関わらず、広い範囲の中の「一点」をピンポイント指摘するイメージです。in との区別には注意しましょう。at は指す内容が決まっていませんが、次のように使われます。

〈時間の一点〉「時刻」「正午」「夜」
I got up at 7:30.
「私は7時30分に起きた。」
☆in , on , at の順で時間の範囲が狭くなっている。
★時間を表す前置詞まとめ
  in「年」「季節」「月」「朝」「昼」「晩」
  on「特定の日」「特定の日の朝・昼・夜」
  at「時刻」「正午」「夜」

〈場所の一点〉
Look at the door.
「あのドアを見て。」
I was interviewed suddenly at the corner of the street.
「私は街角で突然インタビューされた。」

〈概念の一点〉※概念=形が無いものや見えないもの
He is good at speaking English.
「彼は英語を離すのが上手だ。」
at a speed of 50 km an hour
「時速50キロで」

目的や理由を表す前置詞「for」

for は動作の「目的」を表す前置詞です。「〜にとって」「〜のために」という訳をあてはめるとうまくいくことが多いです。意思ある方向性をもっているイメージと捉えると良いです。

〈目的〉「〜のために」
I’ll do anything for the sake of money.
「私は金のためならなんでもするつもりだ。」

〈不定詞の意味上の主語(真主語)〉
It is important for you to study hard.
「君にとって(君が)一生懸命勉強することは大切だ。」
☆「一生懸命勉強」する主体は「君」である。

〈原因・理由〉「〜のせいで」
For this reason, we had to postpone the meeting.
「この理由で、私たちは会議を延期せざるを得なかった。」

〈交換〉
I paid all the money for a car.
「私は車を買うために全財産をかけて払った。」
☆目的達成のために対価を払うイメージ。

〈賛成〉
vote for a measure
「議案に賛成の票を入れる」

方向を表す前置詞 「to」

to は、主に方向を表します。抑えるべきは「どこに物事が向かっているか」ですが、その到達点はきちんと書かれています。「〜に、〜へ」といった訳を当てはめるとうまくいきます。

〈方向〉
turn to the right
「右側へ曲がる」
I went to school.
「私は学校に行った。」

〈for の代用〉
It is important to you to study hard.
「君にとって(君が)一生懸命勉強することは大切だ。」

〈到達・一致〉
I continued dancing to the music.
「私は音楽に合わせて踊り続けた。」



ここで1つ注意点があります。それは、to 不定詞の to との区別です。同じ to でも、文法的な位置づけは全く違うので、区別ができないとテストで思わぬ失点につながります。先に to 不定詞を深く勉強する方は多いと思うので、前置詞 to と to 不定詞の内容が整理できない方は、to 不定詞のおさらいを徹底しましょう。

起点を表す前置詞「from」

from は主に物事の「起点」を表します。「物事の始まりはどこか」を意識する必要がありますが、「〜から」という和訳を当てはめれば良いので、用法や和訳で苦労することは無いと思います。また、 from は、in, on, at と同じように、時間的にも空間的にも使うことができます。


〈時間的な起点〉
a month from today
☆「来月の今日(現在が2月20日だとしたら3月20日を表す)」

〈空間的な起点〉
I’m from Tochigi Prefecture.
「私は栃木県出身です。」
☆〈出身〉の from と呼ばれることがある。
I leave from Tokyo.
「私は東京から出発する。」


《読解のポイント》
起点を表すときは、情報という観点から「方向」や「終着点」も意識する必要があります。「to」の内容もしっかり理解しながら読んでいきましょう。

分離を表す前置詞「off」

off は、「分離」を表す前置詞です。文字通り物が離れていくイメージですが、この「分離」というイメージが湧いても、応用的に様々な「分離」を表します。ここでは、〈分離〉〈距離〉という考えで分けて紹介します。

〈分離〉
Do you take the cloth off the table?
「テーブルからクロス(布)を外してくれる?」

〈距離〉
Our office is 500m off the Tokyo station.
「私達の職場は東京駅から500メートル離れたところにある。」


ちなみに、 off は 接触を表す前置詞 on の対概念として考えることができます。on と off を比べながら勉強しても良いと思います。

対立を表す前置詞 「against」

against は、主に「対立」を表します。対立というとネガティブなイメージですが、対面していたり、コントラストがあるものはほとんど against を用いて表現されます。

〈反対〉
Are you for or against?
「あなたは賛成ですか、それとも反対ですか。」

〈敵対〉
fight against the enemy
「敵と戦う」

〈防御・予防〉
save money against a rainy day
「まさかのときに備えてお金を貯める」

〈対比〉
The building stood out against the blue sky.
「その建物は青空背景にくっきりとそびえ立っていた。」

このように、相反するものを並べるときに使われます。英文で出会うことはあまり多くないですが、文法問題でたまに聞かれます。against は熟語表現があまりないので、場面をイメージして読み解くことが必要です。

関連を表す前置詞 「about」

about は、ある事柄に「関連」した事柄を指すときに使われます。「〜について」「〜に関して」といった日本語訳を当てはまるとうまくいきます。一方で「およそ、約」を表すときにも使うことができ、 about が表す内容は〈関連〉〈概算〉に分けることができます。

〈関連〉
Don't worry about it.
「そのことは気にすんな。」

〈概算〉
The Saline concentration is about 50%
「食塩水の濃度は約50%である」



補足ですが、日本では「ざっくりと考える」という意味を込めて「アバウトに考える」と使われることがあります。ニュアンスは似ていますが、「ざっくりと」という言葉は英語では「roughly」と表記されます。
また、自分の事について述べるときに「私に関して言えば」「私に関しては」という表現から話がスタートすることもあります。これを素直に英語に直すと「about me」となります。ですが、「about は文頭で使ってはいけない」という英文法のルールがあります。間違えても「About me, 〜」などと言わないように注意してください。なお、文頭で「私に関して言えば」「私に関しては」と言いたいときは、「As for me」という熟語を使うのが適切です。この機会にぜひ覚えてください。

突き通すイメージを持つ前置詞「through」

through は、「最初から最後まで突き抜ける」というニュアンスをもった前置詞です。かっこよくいうと「貫徹」のイメージです。この through を使った有名な熟語に
go through 〜「〜を経験する」
があります。ですが、基本的に単独で使われるので、「突き抜ける」イメージを意識する必要があります。

I looked at that flower through the window.
「私は窓を通して(窓越しに)あの花を見た。」

この例文では、視線が窓を「突き抜けて」花に到達している場面をイメージできると思います。
through もある意味で和製英語化していて、「既読スルー」などと使われる時があります。この時の「スルー」には「無視する」の意味が込められますが、英語の前置詞 through には、「無視するといった意味はない」ので注意しましょう。


なお、この「やり抜く」というイメージを持っていれば解ける問題が入試で出題されました。
They (colleagues) felt he was the most capable of them all and knew he would be able to pull (   )this difficult phase.
「彼ら(同僚たち)は、彼はみんなの中で最も能力があると感じていて、この困難な局面を(    )ことができるとわかっていた。」
(2014年度 早稲田(法)Ⅴより)
熟語表現に pull through 〜「〜を切り抜ける」というものがありますが、これが載っている単熟語帳は少ないですし、覚えている受験生もあまりいないでしょう。ですが、「前半で彼のことをプラス評価しているのだから後半もプラス評価だろう」と推測が立てば、困難な局面を「最初から最後まで突き抜ける」ような感じだろうと勘付くことができます。

前置詞のイメージができていれば応用して問題を解いたり、熟語を覚える手間が省けますので、ここで前置詞の重要性に気付きましょう。

覆うイメージの前置詞「over」

over は、「覆う」を表す前置詞です。実際に見上げるもの、あるいは見上げるような存在をイメージするとよいです。over には、〈空間的な上〉〈概念的な上〉〈支配関係〉を表すことができます。特に支配関係の over は初めて見る方も多いと思います。入試英語では頻出事項なので、早いうちに慣れてしまいましょう。

〈空間的な上〉
He lives over the supermarket.
「彼はスーパーの上に住んでいる。」
☆下の階がスーパー、上の階が彼の住まい。

〈概念的な上〉
All the people in this floor are over 50.
「この階の人々はみな50歳を超えている。」
☆年齢という形が無いものの上を示している。

〈支配関係〉
I have the control over the army.
「私には軍隊の指揮権がある。」
☆私と軍隊は支配・被支配の関係にある。

このように、どのような「覆う」にも使うことができます。なお、接触の on との使い分けには注意しましょう。

様々な「下」を表す前置詞「under」

under は空間的にも概念的にも「下」という位置関係を表す前置詞です。 over の対になる前置詞と考えても大丈夫です。概念的な「下」を表す場合、何か(誰か)の支配下にある状態を指す場合があります。中学校では教わらないニュアンスなので、ここで新たに覚えましょう。

〈空間的な下〉
The boy under the tree is Ken.
「あの木の下にいる少年はケンです。」
☆少年が木の「下」にいる。

〈概念的な下〉
The children under 5 ー No admittance
「五歳未満の子供は入場禁止」
☆子供が5歳という一定年齢の「下」である。

〈支配下〉
He was under his girlfriend's control.
「彼は恋人の思うがままだ。」
☆彼が恋人の支配「下」にある。

「上」を表す前置詞「above」

above は「上」を表す前置詞です。そこから「高さ」をイメージすると良いです。「上」といっても〈物理的な上〉〈概念的な上〉のどちらも表すことができるので、意外と使われる場面は多いです。

〈物理的な上〉
The airplane is flying above the ocean.
「飛行機が大海原の上を飛んでいる。」

〈概念的な上〉
He is above me in rank.
「彼は私よりも偉い。」
☆立場上の上を表している。


「上」を表すような前置詞には on や over もありますが、「on は接触」「over は覆う」といったイメージがあります。above は「高さ」が関係するの他の「上」を表す前置詞との使い分けができるようにしましょう。


*補足*
英語には、 None of the above.「上記にはない。」という表現があります。これは試験問題の選択肢のなかで見かけることがあり、「該当する選択肢はありません」という意味で使われます。この above は前置詞ではないですが、本文との「高さがある上」を表しています。些細なところでも above は使われているので、こまめに探してみても良いと思います。

「下」を表す前置詞「below」

below は「下」を表す前置詞です。 above の対概念であり、「低さ」をイメージすると良いです。

The camera is below the picture.
「カメラはその写真の下にあります。」

He is below me in rank.
「彼は私よりも立場が下だ。」

The sun sank below the horizon.
「太陽が地平線下に沈んだ。」


「低さを伴う下」は英語ではあまり出てこないのですが、 under との使い分けには注意です。below を使うときは「低さ」が生じているときだけです。

「同伴」を表す前置詞「with」

with は、「同伴」を表す前置詞です。「〜と一緒に」という訳を当てはめるとうまく行くことが多いです。中学校から馴染みのある方も多いのではないでしょうか。イメージは「つながれた」状態です。
with には、熟語や文法で学習する内容が多いので、それらも含めて理解することが大切です。
代表的なものには、〈同伴・一緒〉〈道具〉〈関連〉〈付帯状況〉があります。
〈同伴〉
I played baseball with my friends.
「私は友達と野球をした。」
☆私と友達は「一緒」に野球をした。

〈道具〉
I wrote down my name with the pen.
「私はそのペンで自分の名前を書いた。」
☆ペンは「道具」である。」

〈関連〉
What is wrong with you?
「どうしたの。(←直訳:君に関して何か悪いことがあったの。)」君と何か悪いことは「つながれ」ている。

〈付帯状況〉
She was standing, with her arms crossed.
「彼女は腕を組んで [組みながら] 立っていた。」
☆「with + 名詞 + 分詞」の形を付帯状況という。訳は「〜て、〜で、〜ながら」

「そば(すごく近い)」を表す前置詞by

by は、「そば」を表す前置詞です。様々なものを指しますが、基本的には、「至近距離」を示すのだとイメージしましょう。
by で表されるものには、〈位置〉〈通過〉〈経由・経路〉〈期限〉〈手段〉などがあります。また、受動態の文を作るときには〈動作主〉を表す場合があります。

〈位置〉I want to live by the sea.
「私は海のそばで暮らしたい。」
☆私の暮らす場所と海の位置は至近距離。

〈通過〉I walked by the old building.
「私は古い建物のそばを歩いた。」

〈経由・経路〉「〜を通って」「〜を経由して」
I went to the station by a shortcut.
「私は近道を通って駅に行った。」

〈期限〉「〜までに」
Submit the homework to me by next Friday.
「次の金曜日までに宿題を提出しなさい。」
☆ untilとの使い分けに注意しましょう。

〈動作主〉「〜によって」
That book was written by him.
「この本は彼によって書かれた。」
☆能動文に直すと He wrote this book.「彼がこの本を書いた。」

「所有」を表す前置詞「of」

of は基本的に「所有」を表す前置詞です。「持っている・ have 」をイメージしましょう。
「所有」というイメージを広く捉えて、〈単なる所有〉〈性質所有〉〈分離〉〈性質所有〉〈分離〉〈素材・材料〉〈名詞構文の意味上の主語〉があります。

〈単なる所有〉「〜の」
・the room of the President
「社長の部屋」

〈性質所有〉
・It is of importance to study hard.
「一生懸命勉強することは大切だ。」
☆of + 抽象名詞 の形で1つの形容詞を作る。 ここでは「of importance 」が important になる。

〈分離〉「〜から・〜を・〜の」
・The man robbed me of my wallet.
「その男は私の財布を盗んだ。」
・Her words cured me of my grief.
「彼女の言葉が私の悲しみを癒やしてくれた。」
☆分離を表す of は熟語表現が多い。 ex) rob A of B 「AからBを奪う」 cure A of B「AのBを癒やす」 deprive A of B「AのBを奪う」

〈素材・材料〉「〜で・〜から」
・I live in a house (made) of wood.
「私は木でできた[木製の]家に住んでいる。」
☆of が素材・材料を表す時、形があるものを指す。 原料(形がないもの)を表すときは from を使うので注意!〈名詞構文の意味上の主語〉

「〜の、〜が」
・The love of him for you is extreme.
「彼の彼女に対する愛は激しい。」
☆名詞構文とは、動詞や形容詞を名詞化し、その中に文(SVOなど)の関係が生じたものをいう。☆love of~「〜の愛」love for ~「〜に対する愛」☆この文は He loves you very much. と簡潔に表すことができる。

前置詞で注意すべきポイント

「の」という訳を当てはめると減点される場合がある

日本語の「の」という文字は大変便利です。例えば下の英語を訳すとしたら。the argument about the matter「その問題に関する議論」→「その問題の議論」このように言い換えることができます。自分なりに理解するだけであれば、「の」というほぼ万能な助詞を使って字数を減らして簡潔にまとめてよいと思います。ですが、試験問題、特に和訳問題の場合、「の」という訳ばかり当てはめると減点される場合があります。
その理由は2つあり、1つは採点者に「の」の解釈を委ねることになり、採点者に不親切だからです。意図的でなくても「の」を多用して採点者の理解を試すような答案となってしまうことは良くあります。もう1つは、理解不足と思われる可能性が非常に高いからです。
前置詞は単に言葉をつないでいるわけではなく、1つ1つ意味があります。その意味を正しく理解しているかは、「意味に沿った訳ができたかどうか」で判断されます。「の」でごまかす人もいれば「~の上の」「~に関する」など忠実に訳出できる人もいます。前置詞の理解が感じられるのは後者のほうですね。日ごろから前置詞は、イメージに沿って訳せるように心がけましょう。

群動詞

群動詞とは「動詞+前置詞」「動詞+副詞」の形を作り、ワンセットで1つの新しい意味を持つ動詞を言います。人によっては句動詞と呼ぶ場合があります。群動詞が持つ新たな意味は動詞の意味や前置詞のイメージから推測できるものとそうでないものがあります。たくさん存在する群動詞の中で推測が難しいものを載せるので、ぜひ覚えてください。※「動詞+前置詞」「動詞+副詞」を区別するため、「動詞+副詞」の名詞は動詞と副詞の間に挟んでいます。

〈動詞+前置詞の群動詞〉
・take over ~ 「〜を引き継ぐ」
I took over the job from my Senior.
私は先輩から仕事を引き継いだ。」

・deal with ~ 「〜を扱う」
We must deal with the problem.
「私たちはその問題を扱わなければならない。」

・stand for ~ 「〜を表す」
What does DBJ stand for? -- It's Development Bank of Japan.
「DBJってなんの略」--「日本政策投資銀行だよ。」

・call for ~「〜を求する」
This calls for prompt actions.
「これには迅速な対応が必要だ。」

・call on O to V「OにVを要求する」
We called on the Government to decrease the tax.
「私たちは政府に減税を要求した。」

・run for ~「〜に立候補する」
I'm going to run for the next election.
「私は次の選挙に立候補するつもりだ。」

point to ~「〜を指摘する」
The book pointed to the problem of the society in Japan.
「その本は日本社会の問題点について指摘した。」

turn to ~「〜を頼る」
If you get in trouble, don't hesitate to turn on me.
「困ったことがあれば、遠慮なく私を頼ってね。」

〈動詞+副詞の群動詞〉
turn ~ in 「〜を提出する」
・Turn the homework in
「早く宿題を提出しなさい。」
☆ Turn in the homework!でも正しい。★hand ~ in も同じ意味。

・bring ~ up「〜を育てる」
I was brought up healthily by my grandma.
「私は祖母によってたくましく育てられた。」

二語前置詞・三語前置詞

複数の前置詞が連なって1つの前置詞を表す場合があります。数が限られているうえに意味がほとんど決まっているものばかりなので、早めに覚えてしまいましょう。

・in spite of ~ 「〜にもかかわらず」
In spite of the heavy rain, we continued to play baseball.
「豪雨であるにもかかわらず、私たちは野球をし続けた。」
☆despite(〜にもかかわらず) と書き換え可能。

・thanks to ~「〜のおかげで・〜のせいで」
Thanks to you, I felt ashamed.
「君のせいで恥ずかしい思いをした。」
☆thanks to は、良い意味でも悪い意味でも使われる。

・because of ~ 「〜のために」
Because of the flu, I cannot help being absent from school.
「インフルエンザのため学校を休まざるを得なかった。」
because of ~ = due to ~ on account of ~ と書き換え可能。

・as to ~ 「〜に関して」(about と書き換え可能)
I told her information as to merchandise.
「私は彼女に商品に関する情報を伝えた。」
☆I told her information about mrachandise.と書き換え可能。

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