【英文法】分詞構文への書き換え方!分詞構文の形と用法を徹底解説

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いろいろな分詞構文

付帯状況のwith

① He listened to the story with his eyes shining.
② She was sitting on the sofa with her eyes closed.

①彼は目を輝かせながらその話を聞いていた。
②彼女は目を閉じたままソファに座っていた。


上の2つの例文のように、主節で表していることと「同時に起こっている」事柄を補足的に説明するときに[with + 名詞 / 代名詞 + 分詞]を使うことがあります。

①は “his eyes were shining”(彼の目は輝いていた)という能動態の文が、withを使った分詞構文に変身し、(=shineという動詞がshiningという現在分詞に変身し)、主節“He listened to the story”に補足の情報を加えています。
②は “her eyes were closed”(彼女の目は閉じられていた)という受動態の文がwithを使った分詞構文に変身し(=closedという過去分詞をそのまま使用し)、主節“She was sitting on the sofa”に補足の情報を加えています。

重要なのは、この付帯状況のwithを使った文は、「主節と同時に起こっていること」にしか使えないということです。時制がズレると使えないので注意してください。
主節と時制がズレる場合の分詞構文は次の章で説明します。

時制の異なる分詞構文

主節よりも以前に起きたことを分詞構文で表す場合は〈having + 過去分詞〉を使います。

① Having got up late, I don’t have enough time to do jogging.
② Having left my wallet at home, I couldn’t buy the book.

①遅くに起きたので、ジョギングをする時間がない。
②財布を家に忘れてきたのでその本を買えなかった。

遅くに起きたのはジョギングをしようとする以前のことで、財布を家に忘れたのも本を買おうとする以前のことなので、どちらの例文も〈having + 過去分詞〉を使って、時制がズレていることを明確に示します。


これらを接続詞を使った文で表すと
① Because I got up late, I don’t have enough time to do jogging.
② Because I had left my wallet at home, I couldn’t buy the book.
となります。

独立分詞構文

分詞構文では、文の主語と分詞の意味上の主語は一致しているのが原則です。
しかし、中には、文の主語と分詞の意味上の主語が一致していないこともあり、そのような分詞構文を「独立分詞構文」と呼びます。

独立分詞構文では、文の主語と分詞の意味上の主語が異なるので、従属節内にも主語が残ります。たとえば、

When I saw her, she was singing a song.
私が彼女を見たとき、彼女は歌を歌っていた。


この文を分詞構文に変えてみましょう!

I が残ったままですと、違和感を感じてしまうかもしれませんが、これで正しい形になります。接続詞もなく、動詞が分詞の形(-ing / -ed)になっている文を見かけたら、それは独立分詞構文だと思ってください。

次に、独立分詞構文を、接続詞を使った文に戻す例も見てみましょう。

It being Sunday, the department store was so crowded.
日曜日だったので、デパートはとても混んでいた。

分詞の意味上の主語はit、主節の主語はthe department storeなので、分詞の方の主語であるitは残ったままになっています。これを接続詞を使った文で表すと以下のようになります。

Because it was Sunday, the department store was so crowded.

接続詞を使って表したほうが分かりやすくて平易にも感じますが、たとえば文字数の限られる新聞記事などでは、こういった独立分詞構文の形が多々とられますので、よく覚えておくようにしてくださいね。

分詞構文の慣用表現

分詞構文にもいくつか慣用的な表現があるので紹介します。熟語として覚えてしまったほうが早いので、暗記をおすすめします!

分詞構文に関する実際の試験問題

2015年度 センター試験〈本試験〉

2015年度のセンター試験の第2問で分詞構文の問題が出題されました。
空欄の位置と選択肢から、接続詞を使わない文である分詞構文であると判断することができますね。まず、原形のままである②は即座に消去できます。日本語訳は「私は海の眺めを楽しみながら、いつも浜辺で犬の散歩をしている。」となりそうですね。①のように「楽しまられた」という受動態になることも考えにくいので①も消去できます。④のwithがついた文を使った付帯状況の文を疑うこともできますが、withの場合は[with + 名詞 / 代名詞 + 分詞]という形にならないといけないので、使えません。
ですので、答えは③のenjoyingになります。

2012年度 センター試験〈本試験〉

まず、確実に繋がるものがないかを考え、herに着目し、名詞のarms とくっつけます。すると残るのは、
her arms / raised / singing / with
の4つです。これを見ると、withを使った分詞構文のことを知っていれば、すぐにそれを使うべきだと判断することができます。withに繋がる名詞はher armsしかありません。her armsの状態を表す分詞としては、singingよりもraisedが適していることは一目瞭然です。
ですので、
with her arms raised / singing
となります。余ったsingingは述語動詞の進行形と判断し

The entertainer was happily ( singing with her arms raised )up in the air.
〈訳〉その芸人は両腕を宙に上げたまま、楽しげに歌っていた。

という一文が完成します!
ですので並び替えた番号の順番は(4)(5)(2)(1)(3)となり、解答は23が(5)、24が(3)となります。

最後に

分詞構文は、2つに分かれていた文を簡潔に見やすい形でまとめることができる便利な構文です。

接続詞を消して、主語が同じ場合は主語も消し、動詞を動名詞-ing形に変形すれば出来上がります。口語で用いられることはめったにありませんが、英語の文章ではよく出てくる形です。過去のセンター試験でも分詞構文の形が文法問題で取り上げられたことも幾度かあるので、取りこぼしのないように理解を深めておく必要があります。
なんとなく、難しいと思われがちな分詞構文ではありますが、分詞構文を作る3ステップをしっかりと覚えておけば何も難しいことはありません!

接続詞を使っている文を分詞構文に変形するには、慣れてしまうことが一番です。参考書の例文を使って、何回か繰り返して分詞構文に書き換えてみましょう!

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この記事を書いた人
現役でお茶の水女子大学に合格しました。お菓子が好きで、中でも和菓子が大好きです!みなさんのお役に立てれるような記事(主に国公立向け)を執筆しています。

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