初心者必見!小論文の書き方を例文で解説!頻出テーマ一覧付き

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小論文の書き方

小論文の書き方:要約と論述

小論文で高得点を取る力を身につけるために、以下の2種類のトレーニングを行いましょう。

【課題文要約能力のトレーニング】
小論文で高得点を出すためには、がむしゃらに小論文を書く練習をするだけではダメです。まずは、現代文の問題などを使用して文章の全体要約を作る練習をしましょう。現代文の勉強の際に、センター試験の評論文や国公立大学・私立大学の過去問の文章を全体要約すると良いと思います。要約の実力は数を重ねるほど上達するので、まずはガンガン要約の練習をしていきましょう。

志望校の小論文問題を見てみて、問題が課題文の要約を要求している場合には、本番の要約問題と同じ字数で要約の練習を行うと良いでしょう。志望校の問題では要約が要求されていない場合にも、課題文を理解し、小論文に活かす練習として200-350字程度の要約を作成する練習をしておくべきです。

また、要約の練習では「作りっぱなし」はNGです。要約は一度作ったら、誰かに読んでもらうか、自分で2度3度読み直しましょう。あなたの作った要約文から、課題文の中心的なテーマ・筆者の主張・必要な論拠などは読み取れるでしょうか。要約文を作っただけでは、練習したことになりません。自分の要約文を自分で確認して、より良いものに変えていきましょう。

【論述トレーニング】
全体要約を上手く作れるようになってきたら、次は論理的な文章を書く対策に移りましょう。この記事では、小論文の簡単な文章構成と、小論文の文章作成のコツを伝授しますので、参考にして是非自分で書いてみてください。

小論文の書き方:構成

小論文で論理的な書き方ができるように、「小論文の文章構成」「小論文のルール」をご紹介します。
作文とはまた違う構成やルールを意識しなくてはならないので、最初は戸惑うかもしれませんが、たくさん書いていくうちに慣れてきます。まずは文章構成とルールを知りましょう。小論文では、「序論」「本論」「結論」の3部構成を意識した文章を書くことが重要です。この記事では、それぞれの部の概要だけまとめることにします。

序論

小論文の序論は、言い換えれば本文への導入部分です。つまり、これから論じることに対する前置きをするのが、序論の役割です。具体的には、その論文の中で論じる問題について記述し、それに対する問題を提起し、さらに主張や考えの方向性を示します。

小論文では、問題と課題文の内容を踏まえて、まず序論であなたの主張・意見を述べるべきです。つまり、序論において「結論の提示」を行うということです。序論であなたの意見・主張の結論を述べることで、読み手は本論・結論でどのようなことが述べられていくのかをある程度想定して読むことができます。序論で結論を提示しておくことで、読み手を引き込むことができるのです。

本論

小論文の本論は、言い換えれば文章の中心部分です。小論文の本論では、あなたの意見・主張をサポートする根拠・証拠を論理的に積み上げいきます。つまり、本論には事実をベースにした証拠を記すことで、あなたの意見・主張の正当性を証明するのです。この部分が論理的で、根拠や具体例を十分に含んでいると、読み手があなたの意見に納得しやすくなります。したがって、小論文の3部構成の中で、最も具体性が必要な部分です。

結論

小論文の結論は、言い換えれば序論において提起した問題に対する結論を提示する「締め」の部分です。ここでは、序論と本論のまとめとして、自分の主張を明確に述べることが必要です。

小論文のルール

小論文を書く際に注意するべきルールとして、文体のルールがあります。
小論文では文体は「〜だ。」「〜である。」で統一しましょう。作文では「〜です。」「〜ます。」を使うことが多かったかもしれませんが、論文では「ですます調」はNGです。「だ・である」に統一して文章を書きましょう。

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小論文の書き方

多くの受験生が、「小論文では論理的な文章を書きなさい」と指導されても、すぐに論理的で説得力のある文章を書けるわけではありません。なぜなら、どうすれば論理的な文章を書くことができるかを知らないからです。ここでは高得点が取れる小論文を書くための、論理的な文章を作成するコツを例文でご紹介しますので、参考にしてみてください。

【論理的な文章の書き方のコツ】
論理的な文章の構成は、下記の4つの文を意識することで上手く書けるようになります。「序論・本論・結論」という大枠の文章構成だけでなく、段落内の文章構成の書き方もコツを掴んでおくと有利になります。例文を読んでイメージを掴んでみてください。

①Topic Sentence(主題)
②Supporting Sentence(主題の論拠)
③Example(具体例)
④Concluding Sentence(結論)

①から④まで、この流れを意識した文章を書くことで、読み手に伝わりやすい、論理的な構成の文章を書くことができます。

【論理的な文章の書き方:例文】

①Topic Sentence(主題)
私は大学在学中の留学に賛成である。

②Supporting Sentence(主題の論拠)
なぜなら、2020年の東京オリンピックの開催に向けて英語能力の高い人材の需要は年々増してきており、留学は語学力を伸ばす効果的な方法だからである。

③Example(具体例)
私の母は英語の通訳者として働いている。彼女は大学生のときに1年間アメリカの大学へ交換留学していた。それ以前の母は英語を話すことが苦手だったが、留学経験を経て流暢な英語を話すことができるようになり、現在は通訳案内士の資格も取得している。

④Concluding Sentence(結論)
このようにグローバル人材に対する需要が増していく現在において、語学力向上のために、より多くの学生が留学を経験するべきであると考える。

まず、①のTopic Sentenceでは主題・主張を述べます。この例文では、書き手が留学に賛成であることが提示されます。次に、②のSupporting Sentenceでは、Topic Sentenceをサポートする論拠が示されます。例文では、このSupporting Sentenceによって、「語学力が重要な背景」を提示した上で、「留学が語学力を伸ばす効果的な方法であること」を示しています。つまり、Topic Sentenceで述べたあなたの意見・主張を論理的に補強しているのです。さらに③のExampleでは、②の論拠の具体例を挙げます。論拠に具体的な事例を提示することで、説得力を増すのです。最後に④のConcluding Sentenceで、全体のまとめと①Topic Sentenceで述べた主張を繰り返し強調します。

この書き方を意識することで、論理的に小論文の文章を書いていくことができます。
もちろん、すべての論理的な文章がこの構成であるわけではありません。しかし、この例文のように、各センテンスの大まかな構成を意識することで、文章が冗長になったり、無駄を多く含むことを避けることができます。小論文を書く上での一つの考え方として、参考にしてみてください。

「序論・本論・結論」の中で、この書き方を中心的に使用するのは本論です。本論では、あなたの主張の論拠を論理的に述べることになるため、段落内の文の構成も重要になるのです。是非この「小論文のコツ」を意識して、論理的な小論文を書いてみてください。

小論文の書き方を徹底対策したい方はこちら

小論文の書き方がわかる参考書

小論文の勉強は、まず小論文の書き方を知るところから始まります。予備校の授業や参考書を通じて、小論文の書き方、小論文の構成を把握したら、実際に書いてみましょう。自分で書いてみて、添削することが小論文の力を伸ばす最も効率的な勉強法です。知識として書き方を学ぶだけでは不十分なので、必ず自分で実践してみてください。

以下に、小論文対策として人気の参考書を挙げますので、自分にあったものを選んでみてください。

『2017年受験対策全国大学小論文入試出題内容5か年ダイジェスト 』旺文社
大学入試の小論文とは何かという概論的な説明に加え、小論文問題の傾向から出題パターン、各大学の出題テーマなどが網羅的に解説されています。小論文の対策を始める第一歩として、おすすめの書籍です。

『小論文これだけ!ー超基礎編』樋口祐一
『樋口裕一の小論文トレーニング―書かずに解ける新方式でいつでもどこでもパワーアップ! (大学受験合格請負シリーズ) 』樋口裕一

小論文の書き方の解説を扱った参考書で、著者は「樋口式四部構成法」という小論文の書き方を提案しています。小論文の書き方を深く理解したいというあなたにおすすめの参考書です。

『ワークで覚える小論文頻出テーマジャンル別キーワード92』近藤 千洋
自分の受験する志望校の小論文の問題・テーマを赤本で調べたら、類似のテーマに関する知識をインプットするためにこの参考書を使いましょう。頻出テーマに関する知識を持っておくことで、本番で小論文を書くときのネタが増え、深みのある論を展開することができるようになります。

小論文の参考書を使うことで、小論文の書き方や構成はもちろん、小論文の頻出テーマをおさえながら対策をすることができます。また、小論文の参考書には、小論文のお手本となる例文がたくさん載っていることが多いため、それらをよく読み込むことで質の高い小論文のイメージを固めることも可能です。ぜひ、自分に合った小論文参考書を有効に利用して、小論文対策を充実させてみてくださいね。

参考書名
2017年受験対策全国大学小論文入試出題内容5か年ダイジェスト
著者
ページ
465ページ
出版社
旺文社
参考書名
小論文これだけ!―超基礎編
著者
樋口 裕一
ページ
226ページ
出版社
東洋経済新報社
参考書名
樋口裕一の小論文トレーニング―書かずに解ける新方式でいつでもどこでもパワーアップ! (大学受験合格請負シリーズ)
著者
樋口 裕一
ページ
221ページ
出版社
ブックマン社

小論文の書き方を知るのをルール、実際書いてみる事を試合とするなら、この書はまさに筋トレです! ルールや試合は本書ではあまり教えず、何を書くかとか、どう切り込んでいくかという事が徹底して書いてあります。 しかし、筋トレが試合で勝つために必須であるように、本書も良い小論文を書くには必須の参考書です! 書き方は知ってるけど、何をどう書いていいかわからないという人に打ってつけです。

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参考書名
ワークで覚える小論文頻出テーマジャンル別キーワード92
著者
近藤 千洋
ページ
264ページ
出版社
桐原書店

小論文に関するまとめ

小論文の対策は、小手先だけにならないことが最も重要です。
予備校や参考書で、小論文の書き方や文章構成を習ったとしても、それがそのまま本番の試験に応用できるかどうかはわかりません。

小論文の試験では、出題される課題文と問題に、その都度合わせながら、自分の意見を論理的に記述する必要があります。

この記事で小論文の書き方やテーマを学んだあなたは、まずは自分で実際に書いてみるところからはじめてください!書き方や文章構成を学んだだけでは小論文の点数が上がることは保証できませんが、何度も何度も小論文を書いていけば必ず上達します!

あなたもどんどん小論文を書いて、本番の試験に備えましょう!

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この記事を書いた人
早稲田大学文化構想学部卒業。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。英国ロンドンのUCL Institute of Educationに在学中です。

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