英語の名詞とは?名詞の種類と用法の見分け方をマスターしよう!

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はじめに

「可算名詞と不可算名詞ってどんなのがあるんだろう」
「抽象名詞と物質名詞の違いって?」

英語の勉強をしていてこのように行き詰まったことはありませんか?
名詞には可算名詞・不可算名詞、普通名詞、集合名詞、抽象名詞、物質名詞、固有名詞、代名詞などがあり、用法や見分け方など、それぞれおさえるべきポイントが存在します。ですが覚える事が多いので、きちんと整理することが大切ですね。

この記事では、英語の名詞についての基本的なお話から名詞の種類や用法までを紹介します。文法問題や正しい意味の把握に役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください!

名詞とは?

授業や参考書でたびたび触れる「名詞」とはどのようなものなのでしょうか。

名詞とは「人や物、事柄の名前」です。りんご、水、空、佐藤君など、ありとあらゆる名前は名詞だと思って問題ありません。
そして、名詞を英文法的に説明すると、「主語、目的語、補語になる品詞」を言います。例えば、
She play tennis.「彼女はテニスが好きだ。」
という文の名詞は、She(彼女=主語)、tennis(テニス=目的語)が該当します。
いわゆる5文型を構成する大切なパーツですね。


また、名詞の理解には他の品詞と関連付けることも欠かせません。
例えば、形容詞との関係でお話しすると、
many people「多くの人々」 mach water「多くの水」
このように、名詞(の種類)によって使うことができる形容詞が異なるのです。なんとなく名詞の訳を覚えていると、問題のレベルがちょっと高くなった瞬間に読むことも解くこともできなくなってしまいます。
訳以外にも着目しつつ、他の品詞と関連させることでより深く名詞を理解してみてください。

名詞の種類その1 数えられるか数えられないか

名詞にはいくつかの種類に分けることができます。1つは「数えられる名詞」か「数えられない名詞」かという分け方です。辞書や参考書ではそれぞれ「可算名詞」「不可算名詞」と呼ばれ、どの名詞も必ずこの2つのどちらかに分けられます。

可算名詞

可算名詞は、1つ、2つと数えられる名詞を言います。英語では「countable nouns」と呼ばれ、辞書では名詞の横に「可」あるいは「C」と書かれています。「数」が大切なので 不定冠詞「a」が付くか複数形で表されます。

可算名詞には、以下のような物があります。
a bird / birds 「鳥」 a cake / cakes「ケーキ」 a chair / chairs「椅子」
a flower / flowers「花」 a book / books「本」 a tree / trees「木」


可算名詞が複数形になったときは一般的に「s」を付けます。これは一般的に規則変化名詞と言われます。上の例で示したとおりですね。しかし単に「s」をつけるだけでは複数形にできない可算名詞もあります。これらは一般的に不規則変化名詞と呼ばれることがありますが、法則があるのでここでぜひ覚えてしましましょう。

〈複数形にするときに規則変化する名詞〉
1. ほとんどの可算名詞→ s を付ける
2. s, x, z, ch, sh で終わる加算名詞→ -es を付けて複数形にする
  bus → buses「バス」 box → boxes「箱」 dish → dishes「皿」 など
3. 「母音以外+y」で終わる加算名詞→ yを消して-ies を付ける
  baby→ babies「赤ちゃん」 spy→ spies「スパイ」 など

〈複数形にするときに不規則変化する名詞〉
man → men「男性」 woman → women「女性」 child → children「子ども」
tooth → teeth「歯」 foot → feet「足」 leaf → leaves「葉」
knife → knives「ナイフ」 wife → wives「妻」 datum → data「データ」
crisis → crises「危機」 thesis → theses「命題」

不可算名詞

不可算名詞は文字通り数えられない名詞をいいます。英語では「uncountable nouns」と呼ばれ、辞書では名詞の横に「不(可)」や「U」と書かれています。1つ、2つと数えることができないので、複数形を意識する必要はありませんが、数ではなく「量」を意識しなくてはならないときがあります。後ほど詳しく述べますが、数や量を表すときは主に形容詞を使います。「数」を表すか「量」表すかで使える形容詞が違ってくるので注意です。


代表的な不可算名詞には以下のようなものがあります。
hair「髪」 beauty「美」 honesty「正直」 water「水」
air「空気」 gas「ガス」 wind「風」 wood「木材」 など
どれも数字で表すことができないものばかりですね。

集合名詞

集合名詞はちょっと変わった名詞です。同じようなものの集合体を集合名詞といい、その中には単数・複数両方の扱いをするものがあります。基本的に可算名詞として扱われますが、3つの注意すべきポイントがあります。集合名詞の例とともに見ていきましょう。

まず集合名詞の例には以下のようなものがあります。
family「家族」 audience「聴衆」 crew「乗組員」 
people「人々」 police「警察官」 cattle「牛、家畜」 など

次に集合名詞の理解で注意すべき3つのポイントについてです。
1つ目は、全体をひとまとまりで考えるか構成員一人ひとりを考えるかで単数扱いか複数扱いかが変わることです。以下の例文を見比べてみましょう。
My family is a large one.「私の家族は大家族です。」…1
My family are all early risers.「私の家族はみんな早起きです。」…2
主語はどちらも同じ My family ですが、be動詞が違いますね。この理由は My family に対する考え方が違うからです。1では家族をひとまとまりで考え、2では家族一人一人にスポットを当てて考えています。
このように考え方一つで単数にも複数にもなりうるので正しく文意を読み取り取れるようにしましょう。

2つ目は-(e)sがつかないのに複数扱いをするものがあることです。代表的な例が police「警察官」です。
The police were looking for the house.「警察官はその家を探していた。」
一見単数形に見える the policeですが、複数扱いとなり、be動詞が were になっています。

3つ目は、いくつかの物の集合体を1つのものとして表す場合です。これらは例外的に不可算名詞として扱われます。このポイントは多くの受験生がテストで引っかかる落とし穴ですので、ぜひここで理解してください。
このパターンの集合名詞には以下の様なものがあります。集合体と個々のものを見比べてみてください。
baggage/luggage「手荷物」   bag「(個々の)かばん」
machinery「機械設備」     machine「(個々の)機械」
poetry「誌」          poem「(一遍の)誌」  
furniture「家具」など
左側の集合名詞は不可算名詞なので数えられませんが、右の名詞は可算名詞です。
このようにちょっと形が変わると名詞の性質が変わってしまう場合があるので注意してください。ですが大学受験の英語ではここで紹介したものだけを覚えていれば入試には対応できます。

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名詞の種類その2 名詞が表す内容について

ここでは表す内容で名詞の種類を分けていきます。主に普通名詞、抽象名詞、物質名詞、固有名詞、代名詞の5つがあります。加算・不可算の区別とはまた別の角度から見ることになりますが、ここでの種類分けも重要ですので頑張って覚えましょう!

普通名詞

普通名詞とは、一般的な名称の名詞をいいます。身の回りにあるものをイメージするとわかりやすいと思います。

例えば、a cake「ケーキ」、a train「電車」、a book「本」、sky「空」などなど、非常に多くのものが普通名詞にあたります。
普通名詞は、後ほど紹介する固有名詞と区別して覚える必要が有ることに注意しましょう。
man「人、男性」は普通名詞でも、Sekine「セキネくん」Ayato「アヤト」といった1つに特有の事柄をを表す名詞は固有名詞と呼ばれます。ここでは固有名詞との違いが大切ということを頭に入れておいてください。

抽象名詞

抽象名詞とは「動作・状態・性質や抽象的な概念を表す名詞」をいいます。基本的に1つ、2つと数えることができず、「不可算名詞」の仲間です。
抽象名詞には以下のようなものがあります。
peace「平和」 information「情報」 news「ニュース」
work「仕事」 homework「宿題」 tennis「テニス」
poverty「貧困」 English「英語」 など
馴染みがあるものが多いと思います。実際に数えることができないものだとイメージできると思います。

抽象名詞は数えられないので、冠詞もsome も付けないのが原則です。ただし、特定のものを指すときは the をつけたり、分量や程度を説明するときはmuch, littleなどを使います。

また、抽象名詞には他の品詞に由来するものもあります。こちらの相関関係も参考にしてみてください。多くの言葉は抽象名詞に変換できるので、仕組みを知っておくだけでも文法問題で対応できるようになります。

〈普通名詞由来〉
friend → friendship「友情」
〈動詞由来〉
move → movement「運動」
transform → transformation「変形」
〈形容詞由来〉
kind → kindness「親切」
beautiful → beauty「美しさ」
important → importance「重要性」

ちなみに、「of+形容詞由来の抽象名詞」の形で形容詞を作ることができます。
of importance = important「重要な」
of beauty = beautiful「美しい」
of importance = important「重要な」
このように書き換えることができるので豆知識として覚えておきましょう。難関私大で頻出のポイントです。

物質名詞

物質名詞とは「目に見えるけれども一定の形を持たない名詞」をいいます。抽象名詞と同じように不可算名詞に属します。「じゃあ、物質名詞と抽象名詞は何が違うの?」と疑問に思うかもしれません。この答えは例を紹介したのちにお答えします。

物質名詞には以下のような物があります。
butter「バター」 iron「鉄」 water「水」 money「お金」
milk「牛乳」 gas「ガス」 sugar「砂糖」 など
目に見えていても形を持たないものばかりですね。

固有名詞

固有名詞は、「特定の名称、物や人の名前を表す言葉」をいいます。また、以下の2つのルールがあります。
1. つづりの最初は必ず大文字
2. 原則としてa/ theなどの冠詞はつけない
このルールは文章を読むときに意識することはありませんが、英作文や文法問題など細かいことを考えさせる問題を解くときには間違えないようにしましょう。

固有名詞には以下のようなものがあります。
Japan「日本」 Mt. Fuji「富士山」 Ichiro「イチロー」 など
人やものに固有の名前を指していることがわかると思います。

代名詞

代名詞とは、「他の名詞の代わりとなる名詞」をいいます。小学校や中学校で「I、my、me、mine、…」とリズミカルに暗記してきた方は多いのではないでしょうか。馴染み深い代名詞ですが、以下の2つのことを注意しましよう。
1. 他の名詞が単数か複数かで代名詞を使い分ける
2. 代名詞に a/ the などの冠詞をつけてはいけない
当たり前といえば当たり前ですが、特に1はルールとして認識していると代名詞が指す内容を速く正確に読み取ることができます。

代名詞に関しては以下のリンクで詳しく紹介しています。合わせて読んでみてください。

代名詞を徹底解説!人称代名詞から不定代名詞・関係代名詞まで

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