【小論文の書き方】小論文の構成と書き出しのコツを完全解説

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はじめに

小論文の書き方がわからない。
小論文の構成を具体的に知りたい。
小論文の書き出しのコツが掴めない。

この記事では、「小論文の書き方」に関わる悩みを抱えるあなたに、「確実に点数の取れる小論文の書き方」をご紹介します。

大学受験の小論文対策では、小論文のコツをおさえ、論理的に構成された「小論文の書き方」を練習することで、確実に点数が取れる小論文が書けるようになります。なぜなら、大学受験で出題される小論文は、「小論文の書き方」「小論文のテーマ」「小論文の構成」などの小論文のコツを押さえておくことで、きっちり合格点が取れる科目だからです。

「小論文の書き方」を理解して、どんな大学の小論文テーマにも対応する力を身につけたいあなたは、是非この記事を読んで「確実に点数の取れる小論文の書き方」を習得してくださいね。

小論文問題の出題傾向

大学受験の小論文問題で高得点を取るために、まず小論文の出題傾向を知ることから始めましょう!大学受験の小論文問題は、出題される小論文のテーマに関わらず、大きく分けて以下の2パターンの小論文問題形式に分類されます。

【小論文問題①文章読解型:要約問題】
小論文問題の1パターン目、「文章読解型の問題」は、与えられた課題文に対する理解力を問うタイプの小論文問題です。文章読解型の問題では、課題文を「要約」することが求められる場合が多くあります。そのため、課題文の要旨を的確に読み取る必要があります。課題文の読解は小論文を書く前の段階で求められる能力であり、小論文の書き方や小論文のコツ云々の前に、文章を正確に「読み取る力」が試されていると言えます。

【小論文問題②課題論述型:小論文】
小論文問題の2パターン目、「課題論述型の問題」は、与えられた小論文のテーマについて自分の意見を論述するタイプの問題です。課題文のテーマを元に「何を論述するか」は自分で決める必要があり、小論文の構成や内容にある程度の自由度がある代わりに、論理的で説得力のある文章を書くことが求められます。これが、「小論文」と聞いた時に真っ先にイメージするタイプの問題です。このタイプの問題では、きちんとした「小論文の書き方」「小論文の構成」「小論文のコツ」を学んでおくことが大きなアドバンテージになります。

最近の大学受験の小論文問題では、課題文の要約問題(文章読解型)と提示されたテーマに対する論述問題(課題論述型)の両方を出題する大学もあります。自分の受験する大学がどちらのタイプの小論文問題を出題するのかを確認しておきましょう。小論文の問題・小論文のテーマは各大学の赤本や、以下の参考書で確認することができます。どんな小論文問題が出題されるのか、どんな小論文のテーマが頻出なのかを意識したうえで、「小論文の書き方」を身につける勉強に入りましょう!

課題文論述型
『2017年受験対策全国大学小論文入試出題内容5か年ダイジェスト 』旺文社

※この参考書には、大学入試における小論文問題の頻出テーマや傾向・例題が、網羅的にまとめられています。小論文対策の最初の一冊として手に取るには最適の本かもしれません。

参考書名
2017年受験対策全国大学小論文入試出題内容5か年ダイジェスト
著者
ページ
465ページ
出版社
旺文社

要約問題と小論文問題の両方の出題パターンに対応できるように、小論文の対策をしっかりとしておきましょう!試験本番で、どのようなテーマの課題文が出題されるのかは誰にも予想できませんが、出題テーマごとの対策は事前にしておくことが可能です。前もって、小論文のテーマになりやすい分野の文章を読み込んでおけばよいのです!頻出の小論文テーマに慣れることで、ボキャブラリーや小論文を書く時のアイデアを得ることができます。受験する大学の小論文のテーマは、しっかりと確認しておきましょう。もちろん、小論文問題の「型」もしっかりと押さえておきましょう。

小論文のテーマと問題の「型」をしっかりと理解し、対策しておくことで、小論文のテーマの得手不得手に左右されない実力を身につけましょう!

小論文の評価ポイント

小論文の書き方を具体的に紹介していく前に、大学側が小論文問題を出題する意図を考えてみましょう!

「えー、めんどくさ!」と思ったあなた!小論文の対策では、事前準備に頭を使えば使うだけ、有利になります。なぜなら、英語や国語のようにたくさんの人が受験する科目ではないため、小論文対策に多くの時間を掛けず、結果、小論文の書き方や小論文の構成すらもまともに知らない受験生が多いからです。これは、逆に考えれば、「小論文の対策」をしっかりと行えば、他の科目が悪くても逆転可能ということなのです!気合を入れて、小論文の書き方・小論文の構成・小論文のコツを把握しておきましょう。

さて、大学はなぜ、採点が簡単なマーク式の問題ではなく、わざわざ採点が大変な小論文問題を出題するのでしょうか。大学は、小論文の試験を使って受験生のどんな「能力」測りたいのでしょうか?
大学受験の小論文問題で問われている力は、主に以下の3つです。

この3つの力を簡単にまとめると、「与えられた情報を読み取って、自分の意見を論理的に述べる能力」になります。
これらの能力は、あなたが大学に入学して、レポートや論文を書く際に非常に重要になる力です。つまり、大学は小論文の問題を使ってあなたが「大学生として必要最低限の能力=論理的な文章読解・論述ができる能力」を測っているのです!

文章読解能力も、論理的な論述能力も、鍛えれば誰でも身につけることができます。文章読解能力は「要約」の練習で、意見論述能力と論理的文章構成能力はひたすら小論文を書いて鍛えるしかありません。どちらもすぐにできるようになることではありませんが、鍛えれば誰にでもできることです。たくさん練習してどんどん上達しましょう!

小論文とは何か・小論文頻出テーマを知りたい人はこちら!

ゼロ点もあり得る?得点できない小論文の書き方とは

小論文問題で最も大切なことは、「設問に応答する」ことです。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思ったあなた!実は、自由度の高い問題である反面、的を外せばとんでもない出来になりかねないのが小論文問題の特徴なのです⚠

小論文では、あなたの意見・主張を論理的に述べることが期待されています。ただし、注意すべきは、どんなに優れた意見でも、設問に応えていなければ合格点どころか「0点」すら貰いかねないということです。次の小論文の例題で「設問に応答する」ことの重要性を理解しましょう!

設問の①は、課題文から「3つの解決策」を余すことなく要約できていれば点数がもらえる問題です。
しかし、もし要約文に解決策が「2つしか含まれていない」場合はどうでしょうか?明らかに、「設問の要求」から逸脱しているということになりますよね…

小論文問題では、「設問に適切に応答する」ことが最重要ポイントです。「3つ」と言われたら何がなんでも「3つ」を含めた要約文を作るのです⚠これは、「タスクレスポンス」と呼ばれるもので、「課題への対応力」が試されています。つまり、「設問の要求には確実に従う」というのが、小論文の問題で得点するための大前提条件なのです。大きな失点を避けるために、まずはこのタスクレスポンスを意識した小論文を書きましょう。これができていないと、どれだけ完璧に小論文の書き方を学び、完璧な構成を仕上げ、おさえるべき小論文のコツをおさえ、自分の得意な小論文のテーマで書いたところで、待っているのは「0点」なのです…

設問②は、3つの解決策のうち、あなたが最も効果的であると考える解決策について論じることが求められています。
ここでも重要なのは、必ず「設問に応答すること」つまり、この場合には「3つの解決策から1つを選んで論じる」ということです。もし、あなたが膨大な量の知識と経験を保有しており、誰もが感心する「第4の解決策」を提示できたとしても、それをこの小論文で提示することは「求められていない」のです。仮にあなたが素晴らしい論理と具体例で「第4の解決策」について論じたとしても、もらえる点数は「0点」です。なぜなら、「設問に応えていないから」です。

何度も言いますが、「3つの解決策から1つを選んで論じる」ことを、設問は要求しています。発想力や文章力を示そうとして、奇をてらった小論文を書こうとするよりも、「的確に設問の要求を満たす」ことが重要です。いいですね?小論文の設問には、必ず「正確に」答えましょう!小論文の書き方を学ぶことの威力は、設問にしっかりと応えられて初めて発揮されるのです。

小論文の試験で確実に点数を取るためにも、設問をしっかりと読み取り、応えることを習慣にしましょう!また、小論文を出題する大学のテーマ一覧を見て、例題として「設問に対する応答」の仕方を予想してみるのもおすすめです。

2016年度入試 国公立大・私立大一般入試 小論文出題テーマ一覧

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この記事を書いた人
早稲田大学文化構想学部卒業。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。英国ロンドンのUCL Institute of Educationに在学中です。

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