【英語の関係詞】関係代名詞・関係副詞・関係形容詞の要点まとめ

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

「関係詞って覚えることが多い」
「関係代名詞・関係形容詞・関係副詞の違いがわからない」
関係詞について苦手意識を持ったことはありませんか?
覚えることが一見細く見えて、暗記が難しく感じられる単元です。

しかし、関係詞は基本的な内容を理解するだけで、関係詞の発展的な内容にも十分対応できるようになります。
この記事では「関係詞とは?」という基本的な内容からスタートし、それぞれの関係詞を整理して解説していきます。

関係代名詞・関係形容詞・関係副詞のポイントを理解し正確な読解ができるようになります。
本記事を読んで、ぜひ関係詞をマスターしましょう!

関係詞とは

まず、関係詞には主に2つの役割があります。1つは「2つの文をつなぐ役割」です。
接続詞のようにはたらき、前の文は「主節」、後ろの文は「関係詞節」と呼ばれます。
もう1つは「名詞・形容詞・副詞のいずれかになり主節の先行詞を修飾する役割」です。

このため関係詞は関係代名詞・関係形容詞・関係副詞とさらに3つに分けることができます。
次に、関係詞を使った2つの文のつなぎ方について紹介します。
以下の例文を見てみましょう。

・This is the book.(これは本です。)
・I bought it yesterday.(私はそれを昨日買いました。)

この2つの文を1つの文に直すときに使われるのが関係詞です。
その手順としては
1. 2つの文に同じものを指す語句を見つける(主節中の語句を先行詞という)
2. その中の関係詞節中の語句を関係詞に直す
3. 関係詞を主節の後ろに持ってくる
この3つのプロセスが大切です。

上の文を1文に直すとしたら、
1 「the book = it」という同じものを指す語句を見つける
2 itを関係詞(ここでは関係代名詞)のthat [which]に直す
3 関係詞that [which]を主節の後ろに持ってくる ⇛ This is the book that [which] I bought yesterday. 「これは私が昨日買った本です。」

このようになります。
関係詞が2つの文を1つにまとめ、主節の先行詞(the book)を修飾していますね。
ここでは関係代名詞を取り扱いましたが、関係副詞にも関係形容詞にも同じ役割があります。
関係詞の役割と2つの文を1つにまとめる手順はどの関係詞にも共通しますので、ここでバチッと暗記しましょう。

関係代名詞

ここでは関係代名詞について紹介します。最も頻出の関係詞ですので、1つ1つ丁寧に理解するようにしてください。

関係代名詞とは、関係詞の中で名詞の代わりをするものをいいます。関係代名詞についておさえるべきポイントは「先行詞によって使える関係代名詞が限られること」

関係代名詞は、原則として先行詞が人であればwho[that]を、人以外であればwhich[that]を使います。例えば、

1.I have a friend who lives in Canada.
 私にはカナダに住んでいる友人がいる。
2.The pen which you use is mine.
 君が使っているペンは僕のものだ。

このように使われます。先行詞はそれぞれ人(= a friend)、人以外(= pen)であり、それぞれに応じた関係代名詞が使われています。また名詞の代わりをしていることも見て取れると思います。

関係代名詞については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧になってください。

【関係代名詞】東大生が解説!絶対におさえるべき3つの用法

関係形容詞

次に関係形容詞についてです。関係形容詞は他の関係詞とは少し違ったはたらきがあるのでそれらも踏まえて理解しましょう。

関係形容詞とは接続詞+形容詞の役割を持つ関係詞をいいます。関係形容詞に
は what と which の2つしかなく、文中での使用もそう多くないです。

まずは関係形容詞のwhatについてです。基本的に「what +名詞」でしか使われません。whatの次に名詞が来るのは見慣れないと思いますが、そのときに抱く違和感を頼りに関係形容詞だと見抜きましょう。「関係形容詞のwhat+名詞A」で「…する全ての名詞A」と訳します。具体的には
I gave him what help I could.「私は与えられるだけの援助を彼にした。」
このように使われます。ここでは関係形容詞のwhatが「与えられる全ての援助」という一つのまとまった意味を作っています。

次に関係形容詞のwhichについてです。こちらは非制限用法でしか使われません。ちなみに非制限用法については後ほど紹介します。
関係形容詞のwhichは「〜〜+カンマ(,)+which+名詞A」の形で、「〜〜、そしてその名詞Aを(は/が)」と訳します。
The friends wore the same trousers, which clothing looked all expensive.(私の友達は同じズボンを履いていたが、その服はどれも高そうだった。)
このように使われます。

関係形容詞は文章中で見つけることはあまりありません。ですが文法問題ではしばしば見かけます。深い知識は要らないのでサクッと暗記してしまいましょう。

関係副詞

関係副詞は、接続詞+副詞のはたらきをする関係詞です。上で紹介した関係詞の文と文のつなげ方が理解できていれば、関係副詞の勉強も恐るるに足らずです。
まず、関係副詞にはwhen/ where/ why/ how の4つがあります。それぞれ、時/場所/理由/手段を表すときに使います。たとえば、

1. This is the school.(これは学校です。)
2. My mother went there(= to the school).(私の母はそこに通っていました。)

この2つの文をつなぐとき、同じものを指しているthe school と there (= to the school)のイコール関係を見つけます。次に、学校が「場所」なので、thereを表す関係副詞whereに直します。最後にwhereを主節の後ろに持ってきます。すると
⇛This is the school where my mother went.(これは私の母が通っていた学校です。)
このようにつなぐことができます。関係詞のところで紹介した手順と全く変わりませんね。手順通りに1文にまとめれば関係副詞の理解で困ることはまずないでしょう。
ちなみに "to the school"が一つの副詞として扱われるので、"went to there"と置き換えないように注意してください。

また、関係副詞には、関係代名詞にはない用法が2つあります。1つは関係代名詞を使った文に書き換えができることです。thereの中にto the school が隠れていることから、これを先行詞として捉える発想です。すると
⇛This is the school where my mother went.
=This is the school which my mother went to.
=This is the school to which my mother went.
関係副詞が「前置詞+名詞」を含むときはこのように書き換えることができます。関係詞や関係代名詞で勉強した内容を応用するつもりで関係副詞を理解すると非常にスッキリ整理できると思います。

関係副詞には以下のものがあります。
when→先行詞は時
where→先行詞は場所
why→先行詞はreason
how→先行詞は手段

関係副詞については以下の記事で詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイントは1つ!関係副詞と関係代名詞の見分け方を徹底解説!

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制限用法・非制限用法

関係詞の勉強で大きな壁の一つとなるのが関係詞の制限用法・非制限用法(継続用法)です。
これら2つの用法は和訳に関わる大切なポイントであり、全ての関係詞にこの2つのどちらかの用法があります。
制限用法の関係詞は、話し手がどの人や物について話題としているかを示したり、人や物の種類や性質を説明します。

以下の例文を見てみましょう。
The woman who lives next door is a doctor.
(隣に住んでいる女性は医者です。)

この例文では、who lives next doorがthe womanを修飾していますが、ここでのポイントは「さまざまな女性の中でどの女性か」を説明していることです。
「この人について話しています」と内容を絞って話すことが制限用法の特徴です。

一方で非制限用法は、話題となっている具体的な人や物についてさらに情報を追加します。

My brother Masa, who lives in Shibuya, is a doctor.
(私の兄弟のマサは渋谷に住んでいて、医者をしています。)

この例文では、話し手も聞き手も話題が「マサ」であることを認識していて、マサについて「渋谷に住んでいます」という情報を追加していることがわかります。
非制限用法は原則としてカンマ(,)を置いて表記します。
ですのでMasaとwhoの間にカンマが置かれます。
カンマを忘れると制限用法として理解されかねません。
もしそうなると「兄弟の中に渋谷に住んでいないマサもいる」とおかしな解釈が出来上がってしまうので、カンマの有無は欠かさずチェックしましょう。

また、訳の順番も考えてみましょう。
制限用法では、関係詞節は右から左へ戻るように訳します。

The woman who lives next door is a doctor.
先程の例文ですが、「女性←住んでいる←隣の部屋に」と右から左へ戻っていますね。
これに対して非制限用法は、右から左に(語順通りに)訳します。

My brother Masa, who lives in Shibuya, is a doctor.
「私の→兄は→渋谷に住んでいて→医者をしています」と制限用法とは訳の順番が真逆になっています。
制限用法と非制限用法はカンマの有無と訳の順番に気をつけるだけで大丈夫です。
非制限用法はあまり見かけませんが、英文中で見かけるときは設問に関わる事が多いです。
おろそかにせずどちらの用法も抑えておきましょう!

複合関係詞

複合関係詞とは、「関係詞+ever」の形で表される関係詞です。
複合関係師は名詞節か副詞節を作り、名詞節や副詞節では「〜するものは全て」などの訳を、譲歩の副詞節では「〜しようとも」などの訳を作ります。

複合関係代名詞、複合関係形容詞、複合関係副詞の3つがありますが、文法用語はあまり重要ではありません。
名詞節になるか副詞節になるかの判別としれぞれに対応した訳を覚えることが大切です。

〈whateverについて〉

・whatever「〜するものは何でも」(=anything that 〜)
→名詞節を作る
→Whatever is left is mine. = Anything that is left is mine.
「残っているものは何でも僕のものだ。」

・whatever+名詞「どんな名詞を(が)〜しようとも」(=no matter what)
→譲歩の副詞節を作る
→Whatever language you study, it takes much long time to master it.
「どんな言語を勉強しても、習得するのに非常に長い時間がかかる。」

〈whicheverについて〉
・whichever「〜するものはどれでも」
→名詞節を作る
→You can take whichever you like.
「好きなものはどれでも取っていいよ。」

・whichever+名詞「どちらの名詞を(が)〜しようとも」(=no matter which)
→譲歩の副詞節を作る
→Whichever choice you make, it doesn't matter to me.
「君がどちらの選択肢を選んでも私には関係ない。」

〈whoeverについて〉
・whoever「〜するものは誰でも」(=anyone who + V)
→名詞節を作る
→You may take whoever wants to go.
「行きたいと思っている人は誰でも連れて行って良い。」

・whoever「誰が〜しようとも」(=no matter who)
→譲歩の副詞節を作る
→Whoever says so, I don't believe it.=No matter who says so, I don't believe it.
「誰がそう言おうとも私は信じない。」

〈whomeverについて〉
・whomever+S+V「SがVするものは誰でも」(=anyone whom S + V)
→名詞節を作る
→You may invite whomever you want to see.
「君が会いたいと思う人なら誰でも招待していいよ。」
・whomever+S+V「Sが誰をVしようとも」(=no matter whom+S+V)
→譲歩の副詞節を作る
→Whoever you recommend, I don't employ him.
「君が誰を推薦しようとも、私はその人を雇わない。」

〈whereverについて〉
・wherever+S+V「SがVする所はどこでも」
→名詞節を作る
→I will go wherever you want to go.
「君が行きたい所はどこでも行くよ。」

・wherever+S+V「SがどこへVしようとも」(=no matter where+S+V)
→譲歩の副詞節を作る
→Wherever you want to go, I will not go.
「君がどこへ行きたくても、私は行かないよ。」

〈wheneverについて〉
・whenever+S+V「SがVする時はいつでも」
→副詞節を作る
→Please call me whenever you need help.
「助けが必要な時はいつでも電話してください。」

・whenever+S+V「SがいつVしようとも」
→譲歩の副詞節を作る
→Whenever you call him, he doesn't answer the phone.(=no matter when+S+V)
「君がいつ彼に電話しようとも、彼は電話に出ないよ。」

〈howeverについて〉
・however+形容詞[副詞]+S+V「Sがどんなに〜しようとも」(no matter how+形容詞[副詞]+S+V)
→譲歩の副詞節を作る
→However hard you study, you won't pass the exam.
「どんなに一生懸命に勉強しても、君は試験に受からないよ。」

このように関係詞にeverがつくだけで意味や用法が変わります。
名詞節や副詞節の判別と訳を理解しましょう。

理解度チェックの練習問題

練習問題をいくつか並べます。
今までの内容が理解できたかここでチェックしてみてください。

全問正解したら関係詞の勉強は完璧です。
もしもミスがあれば今一度該当する単元を読んで理解し直しましょう。

〈2つの文を1つの文に直してみよう〉
・I stayed at the hotel.(私はホテルに泊まった。)
・I went to the hotel last year.(私は去年そのホテルに泊まった。)

〈適切な語句をカッコの中に入れよう〉
1. The man ( ) took train with me is Ken.(私と一緒に電車に乗った男はケンです。)
2. ( ) you may borrow, you must return it by tomorrow.(どちらを借りても月曜日までに返さなければならない。)
3. Why do you follow me ( ) I go?(なぜあなたは私が行く所はどこでもついてくるのか。)

〈次の文を訳してみよう。〉
1. I gave her a present, which made her angry.
2. The final match was over, when there was no audience.

最後に

ここまで関係詞について紹介してきました。関係詞には文をつなぐ役割と先行詞を修飾する役割がありました。
文のつなぎ方は
1. 2つの文の同じものを指す語句を探す
2. その中の関係詞節中の語句を関係詞に直す
3. 関係詞を主節の後ろに持ってくる
この3つがポイントでしたね。関係詞には関係代名詞、関係形容詞、関係副詞がありますがこの手順は変わりません。関係詞の理解が不十分だと感じる方は今一度この手順から復習してみましょう。
他にも制限用法・非制限用法や複合関係詞など、関係詞にまつわる学習事項はいくつかあります。それらも欠かさず勉強するようにしましょう。

繰り返しますが、関係詞は基礎的な内容を完璧にすれば応用が効き、正確な読解もできるようになります。今後の英語力アップのためにも関係詞の勉強頑張ってください!

高校英語の文法事項がまとめられているこちらの記事も読んでみてください。
高校生必読!高校英語文法が驚くほどわかる45の記事を総まとめ

練習問題の答え

〈2つの文を1つの文に直してみよう〉
=I stayed at the hotel where I went last year.
(別解)I stayed the hotel to which I went last year. I stayed the hotel which I went to last year.

訳:私は去年行ったホテルに泊まった。

〈適切な語句をカッコの中に入れよう〉
1. who(先行詞が人なので、人を表す関係代名詞whoが正解)
2. whichever(「どちらを〜とも」の訳から複合関係詞whicheverであると読み取りたい)
3. wherever(「〜する所はどこでも」の訳からwhereverだとわかる)

〈次の文を訳してみよう。〉
1. I gave her a present, which made her angry.
答:私は彼女にプレゼントを渡したが、そのことで彼女が起こった。

2. The final match was over, when there was no audience.
答:決勝戦が終わったが、その時観客は誰もいなかった。

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