【合格英作文の例文】失点しない自由英作文の書き方と構成

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失点しない自由英作文のセンテンス

次に、自由英作文問題で重要になる「メインボディ」つまり、英作文の本論の構成・書き方をご紹介します!

イントロダクションで提示した意見に説得力を加えるため、メインボディでは意見の理由や、理由を補強するための詳細情報などを書いていくことになります。説得力のある、強いメインボディを書くためには、下記の英作文の書き方でパラグラフを構成することをおすすめします。

自由英作文のメインボディでは、「主題→主題の論拠→具体例→結論」の順で書いていくことで、伝わりやすい英文を書くことができます。
シンプルな構成ですが、これだけではわかりにくいと思うので、先程の早稲田大学政治経済学部の英作文問題を使った例文をご紹介します。なおイントロダクション・パラグラフでは、「Smoking should be made illegal in Japan.」に賛成の立場を取った場合とします。

※構成の説明に必要な最小限の内容の例文のため、設問の要求(最低2つの理由を挙げよ)を排して作文しました。

自由英作文のMain Bodyの書き方①: Topic Sentence(主題)

The reason why I agree with the idea is that smoking has been proven to be very dangerous for health.
(私が日本での喫煙の禁止に賛成する理由は、喫煙は健康にとても悪いからです)

自由英作文のメインボディの一文目は、「主題」を提示します。
トピックセンテンスでは、そのパラグラフのメインアイデアを示します。このメインボディは、「日本では喫煙は禁止されるべきである」への賛成意見を具体的に論じる段落なので、段落の頭ではっきりとその理由を示します。また、メインボディを2つ書く場合は「The first reason is ~(第一の理由は)」と記述するとよいです。メインボディのトピックセンテンスのテンプレートの1つとして、「The first / second / third reason is ~」や、「Firstly, Secondly, Finally」などの表現を覚えておくと便利です。

自由英作文のMain Bodyの書き方② : Supporting Sentence(主題の具体化)

It causes for many diseases such as heart attacks and lung cancer.
(喫煙は心臓発作や肺がんなどのたくさんの病気を引き起こします)

自由英作文のメインボディの二文目には、「主題の具体化」を行います。
サポーティングセンテンスでは、トピックセンテンスの内容をさらに具体化して、アイデアを補強する内容を提示します。例文のトピックセンテンスでは、「日本では喫煙は禁止されるべきである」という意見に対して「喫煙は健康に悪いから」という理由を提示しました。サポーティングセンテンスでは、トピックセンテンスの内容を具体的に「喫煙は心臓発作や肺がんなどのたくさんの病気を引き起こす」という事実を示すことで、アイデアを補強します。

自由英作文のMain Bodyの書き方③ : Example(具体例)

According to a recent report, smoking causes 6 million deaths per year.
(最近のレポートによれば、毎年6百万人の人々が喫煙が原因で死亡しています。)

自由英作文のメインボディの3文目は「具体例」を提示します。
ここまで、「喫煙は健康に悪い」「喫煙はたくさんの病気の原因」という情報を提示して、「喫煙は禁止されるべき」というアイデアの補強を行いました。さらに「具体例」を提示することで、意見に現実味を与え、より説得力のある論述にすることができます。例文では、「最近のレポートによれば、毎年6百万人の人々が喫煙が原因で死亡している」という具体的な情報を提示することで、これまで提示してきた意見を強めています。

自由英作文のMain Bodyの書き方④ : Concluding Sentence(結論)

It is evident that smoking plays a significant role in damaging our health.
(喫煙が私達の健康を害することは明白です)

自由英作文のメインボディの最後の一文は、「簡単な結論」を提示します。
これまで、3文を使用して「喫煙は健康に悪い」というアイデアを補強してきました。パラグラフの最後として、締めとなる「結論」を示しましょう。例文では、「喫煙が私達の健康を害することは明白です」と締めることで、「自分の立場=日本での喫煙禁止」を再提示しています。

この早稲田大学の自由英作文問題では、実際には設問は理由を「最低2つ」挙げることを要求しています。実際の試験では、解答欄の大きさを計算に入れながら、2ボディで1つずつ別々の理由を示すか、1ボディで2つの理由を示すかを決める必要があります。本来、英作文で注意すべきなのは、1つのパラグラフで「1アイデア」だけを提示するということです。書く途中で思いついたように、「喫煙は健康に悪いし、ポイ捨ても環境に悪いし、副流煙も他人の健康に害だし…」と羅列すると、「何を伝えたい段落」なのかがどんどん曖昧になっていきます。「1パラグラフ・1アイデア」のルールを守って、論理的に構成された、読みやすい英作文を書きましょう。

IELTSでもTOEFLでも、この「1パラグラフ・1アイデア」のルールに従えば、英作文としてしっかりとした構成で書くことができます。しかし、大学入試の英作文では、それぞれに設問や条件が異なるので、志望校の要求に合わせた書き方の英作文対策をしてくださいね。

英作文の"失点しやすいミス"

実は、英作文には受験生が「失点しやすいミス」が存在します。このミスは、英語偏差値の高い人・低い人にかかわらず、英作文を書くときには気をつけなければいけないものです。英作文の採点方式の大半は「減点方式」なので、英文法や英単語のスペルミスは減点の対象になります。1つのミスで1点から2点減点されるので、満点が20点の場合は、10個のミスで0点になってしまいます。減点されるミスのメジャーである、以下の3つのミスに気を付けましょう!

英作文のケアレスミスランキング第1位

【三人称単数】
英作文の失点しやすいケアレスミスランキングの第1位は「三人称単数」です。

実は三人称単数は非常に厄介で、英作文で最もミスの多い英文法です。早慶上智などの難関大の受験者でさえも、ボロボロ間違えます。三人称単数は、中学校英語でも学習する「基礎」だと思われていますが、実際には定着率の低い英文法項目として有名です。基礎だと油断せずに、主語に合わせて動詞の語形変化を行う意識を常に持ちましょう。特に「everyone」を複数系と勘違いするミスが非常に多いです。

文法ミスをなくして減点を防ぐために、日頃から三人称単数のsに気を付けて英文を書く習慣を付けましょう!

英作文のケアレスミスランキング第2位

【時制】
英作文のケアレスミスランキング第2位は「時制」です。

英作文における時制のミスは非常に多く、単純に「過去」と「過去完了」の使い分けができていない場合や、「現在形」を不適切に使用しているケースが多くあります。「普遍的な事実」には現在形を用いるなどのルールをもう一度確認しておきましょう。基本的な時制のおさらいをしたら、とにかく英作文・自由英作文を書いてみて時制表現がミスなくできるかを確認しましょう。英作文では添削が非常に重要になるため、書いた英作文は必ず添削をして自分のミスを修正するように心がけましょう。

英作文のケアレスミスランキング第3位

【接続詞と副詞の混同】
英作文のケアレスミスランキングの第3位は「接続詞と副詞の混同」です。
特に勘違いし易いのが、「butとhowever」の用法です。混同しがちなので、例文でしっかり理解しましょう。

英作文で犯しやすい間違いの中でも、butとhoweverの用法の混同は非常に多いです。
butは接続詞なので、2つの文(SVを含む)を繋ぐ機能を果たします。そのため、「butの正しい使い方」の例文のように、2つの英文を繋ぐことはできますが、「butの間違った使い方」のように文頭に置いて逆説の意味を表すことはできません。多くの受験生が、英作文で「butの間違った使い方」をしてしまい、結果として貴重な得点を失うことになります。

howeverは副詞です。そのため「howeverの間違った使い方」のように、2つの英文を繋ぐ機能を果たすことはできませんが、「howeverの正しい使い方」のように、文頭で逆説の意味を表すことはできます。

英作文で多用する「逆説」の表現として便利な「butとhowever」ですが、使い方を勘違いしている受験生は非常に多いです。この例文を見て正しい使い方を理解したら、間違いのないように気をつけましょう!

自由英作文の勉強法

英作文は、受験生の大多数が苦手とする問題形式です。英語の偏差値60を超えた優秀な受験生であっても、英作文では思うように高得点が取れないことも多くなります。その理由は、英作文ができるかどうかは、英作文の書き方を押さえたうえでの、英作文練習の量にかかっているからです。英語の偏差値が高い受験生も低い受験生も、「英作文ができない理由」は同じです。それは、「失点しない英作文の書き方」を身に付けていないということなのです!「アウトプット」、つまり、実際に「英作文を書く練習」が不足しているため、思うように自分の考えを英語として出力できないということです。

英作文の練習は、英作文のテーマ対策などよりもずっと重要です。なぜなら、英作文の練習が十分でなければ、英作文問題に、正しい英作文の書き方・構成で対応することができないからです。英作文の練習が不足していれば、当然英作文問題で高得点を出すことはできず、ミスが重なって失点ばかりになってしまいます。

逆に、英作文の書き方がしっかり身に付いている人は、基本的には暗記していたテンプレートや、よく使う構成を利用しながら、スラスラと英作文を書くことができ、ミスのチェックに時間を割くこともできるようになります。なぜなら、英作文の構成がある程度決まっていて、本番のテーマに合わせて細部を調整しつつ、得意のテンプレートを応用することで、安定して良い英作文が作れるからです。何事も対策ですね!

英作文が苦手な受験生は、総じてアウトプット可能な(自分で自由に使いこなすことのできる)英文の量が足りていません。英作文では、英単語や表現のレベルを「見たらわかる状態」から「自分で使いこなせる状態」に引き上げなくてはなりません。もっと具体的にいえば、「私はそのアイデアに賛成です。その理由は〜」と言いたい(書きたい)ときに、即座に“ I agree with the idea. This is because ~”と表現を思い付けなくてはいけません。この例文も、小さいレベルでの「英作文の書き方」です。提示された「意見」に賛成を示す際に使うフレーズです。こういった例文は、テンプレートをとして、完璧に使いこなせるように覚えてしまわなければなりません。

英作文が「できる」ようになるためには、まずは語彙と表現のインプットが必要です。通常の英単語の勉強では、「単語を見たら意味がわかる」レベルまでの暗記を行えば十分ですが、英作文では実際に「使える」レベルまでの完成度を目指す必要があります。

英作文対策の第一歩として、使える表現を増やしましょう。英作文で使える表現を増やすことで、まずは他の受験生と同等のレベルに並びます。この記事を読んでいるあなたは、英作文でさらなる高得点を得るために、英作文で「失点する原因」を知り、英作文の書き方・論理的な英作文の構成を学ぶことで完璧な英作文対策を行いましょう。

下記に、英作文の書き方を身に付けるために、おすすめの参考書をご紹介します!
英作文の参考書を活用して、バンバン例文を頭に入れていきましょう。使えるフレーズが増えるほど、英作文の表現の幅が広がりますよ!

この記事を書いた人
早稲田大学文化構想学部卒業。大学では英語教員免許(中高)を取得しました。英国ロンドンのUCL Institute of Educationに在学中です。

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