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はじめに
この記事では英語の数字表記についてお話します。英語の学習で意外と行き詰まってしまう「数字」の単元ですが、ぜひ本記事を参考に様々な表現をマスターしましょう!
英語の数字の読み方・書き方を覚えよう!
ここからは、英語で表される様々な数字について解説します。序数や基数の話から、西暦、大きい数字、数式や小数・分数についても完璧にマスターできるようになります。行き詰まったら、序数・基数に戻って丁寧に覚えてみてください。
正しく読めますか?西暦の表し方
西暦は、基数を使って表します。2018年を例に考えてみると、”2018”と表記すれば問題ありません。
ですが、読み方については2通り存在します。
1つ目は、2000と18に分けて読むパターンです。この場合、"two-thousand eighteen"と読みます。
もう1つは、20と18に分けて読むパターンです。この場合は"twenty eighteen"と読みます。
どちらも正しい表現であり使い分ける必要はありません。好きな方を使ってみてください。
意外と難しい!大きい数字の表し方
大きい数字とは、1,000(千)、10,000(万)、100,000(十万)など4桁以上の数字を言います。
4桁までは1…one(一)10 …ten(十)100…hundred(百)1,000 …thousand(千)このように表します。
一方で5桁以上の数字は「3桁ずつ区切って読む」というルールがあります。
例えば1,000,000 …million(百万)1,000,000,000…billion(十億)1,000,000,000,000…trillion(兆)このように表します。また、10,000のような数の場合、1,000×10 という発想を用いて"ten thousand"と読みます。同じ考えで「十万」を英語に直すと、1,000×100という発想で"one hundred thousand"と読みます。更に1,234,567のように各桁に0以外の数がある場合、「3桁のまとまりを大きい順から」読みます。1,234,567= "one million, two hundred thirty-four thousand, five hundred (and) sixty-seven.例えばこのように読みます。
どちらも馴染みのない言い回しですが、英文やリスニングでは容赦なく出てきます。光熱費や買い物の支払額を英語で喋ってみたり、日々の生活の中で少しずつ鍛えておきましょう!
理系の方は必ず覚えよう!数式と小数・分数
【数式について】
足し算(和)、引き算(差)、掛け算(積)、割り算(商)の四則の記号とイコール(=)の読み方をおさえましょう。それぞれ
足し算"addition" たす(+)…added, plus
引き算"subtraction" ひく(-)…subtracted from, minus
掛け算"multiplication" かける(×)…(multiplied) by, times
割り算"division" わる(÷)…divided by
等号"equal" イコール(=)…equal(s), is, makes, leaves
と表します。それぞれどのように使われるか、例文を紹介します。
「6+3=9」
"6 plus 3 equals (is) 9." または "3 added to 6 makes 9."
「6-3=3」
"6 minus 3 equals (is) 3."または" 3 subtracted from 6 leaves 3."
「6×3=18」
"6 multiplied 3 equals (is) 18."または"6 times 3 equals (is) 18"
「6÷3=2」
"6 divided by 3 equals (is) 2."
このように計算で使われる単語は幾つかあり、日本語の「◯たす✕は△」といったような一定の読み方がありません。易しい計算式を英語で喋るトレーニングをしておくと英語での計算を求められても柔軟に対応できるようになります。
【小数・分数について】
ここでは10.5、3/5といった小数、分数について説明します。
小数の英語表で覚えるべきポイントは2つです。1つ目は小数点(.)をポイント"point"と読むこと、2つ目は小数点以下の数字を1つずつ読むことです。
以下の例を見比べてください。
10.5 = "ten point five"
10.55 = " ten point five five"
小数点以下に着目してみると、5と55なので"five", " fifty-five" と読みたくなってしまいます。ですが、後者はぐっとこらえて" five five"と読みましょう。
分数については、基数と序数、名詞の複数形の考えを応用するだけで完璧にマスターできます。
分数には分母と分子があり、「◯分の□」(□/◯)のように表されます。英語で分数を表すときのポイントは3点あります。
1. 分子を先に、「基数」で読む
2. 分母を後に、「序数」で読む
3. 分子が2以上の場合、分母の序数を複数形にする
この3点を理解しましょう。1.2については日本語と語順が逆になるので注意しましょう。
例えば1/3, 1/10, 3/5という3つの分数を英語で表してみます。3つのポイントに当てはめて読んでいくと
1/3 "one third" ("a third"も可)
1/10 " one tenth"
3/5 " three fifths"
このようになります。とりわけ3/5は「1/5が3つある」と考えて“three fifths"と複数形の“s"を付さなければなりません。少し細かいですが、大切な文法事項ですのでしっかりと覚えましょう。
練習問題
ここで英語の数字の理解について、練習問題を解いて確かめてみましょう。全問正解目指して頑張ってください!
〈以下の西暦の読みを答えよう〉
2018年、2020年、2008年
〈以下の数字の英語の読みを答えよう〉
10,000、10,000,000、345,678,901、1/5、7/19
〈計算式の英語の読みを答えよう〉
9+3=12、10-6=4、7×3=21、36÷4=9
〈以下の文を日本語に訳してみよう〉
Thousands of people attended the party.
最後に
ここまで英語の数字について紹介しました。西暦をはじめ、大きな数字、計算式、分数、小数など読み方や書き方が違いましたね。ですが、「基数と序数」という数字の2つの性質をきちんと理解すれば文法的に理解することができます。
これまで数字を思うようにアウトプットできなかった方も、以上の内容を押さえるだけでどんな数字にも対処できるようになります。
数字は少し細かいポイントですが、これからの英語の理解に役立ててください!
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練習問題の答え
〈以下の西暦の読みを答えよう〉
2018年 = "tewnty eighteen"2020年 = twenty twenty"2008年 = two thousand (and) eight"
〈以下の数字の英語の読みを答えよう〉
10,000 = "ten thousand"10,000,000 "ten million"345,678,901 = three hundred forty-five million, six hundred seventy-eight thousand, nine hundred and one"1/5 = "one fifth"7/19 = "seven nineteenths"
〈計算式の英語の読みを答えよう〉
9+3=12 "nine plus three is twelve"10-6=4 "ten minus six is four"7×3=21 "seven multiplied by three is twenty-one"36÷4=9 "thirty -six divided by four is nine"
〈以下の文を日本語に訳してみよう〉
Thousands of people attended the party.訳:何千もの人々がパーティに出席した。