【頻出英文法】過去完了形?現在完了形?違いをイラストで解説

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はじめに

皆さんは過去形や現在完了形との違いをちゃんと説明できますか?頻出英文法の過去完了形において「なんとなく」は命取りになりかねません。そこでこの記事ではそんな過去完了形について細かく解説していこうと思います。現在完了形との違いなど、わかりにくい部分ではイラストを交えて説明しますので、自信がない方は目を通して見てくださいね。

過去完了形とは?

過去完了形を理解するにあたって、まず現在完了形を理解しておく必要があります。現在完了形について自信がない方はまず、以下の現在完了形の記事に目を通してから過去完了形について学んでいきましょう。

現在完了形のイメージを掴もう!イラストでわかりやすく解説

ここからがこの記事の本題です。まずこの例文を見てください。

待ち合わせに遅刻してしまった時に友人に言った一言です。
「私が駅に着いた時には、電車はもう出発していたんだよ。」
私が駅に着いた時には電車はもういなかったのです。だから遅刻してしまったのですね。
これをそのまま過去形のみで英訳してみるとどうなるのでしょうか。
✕When I arrived at the station, the train left.(私が駅に着いた時、電車は出発した)
しかしこの表現だと私が駅に着いてから電車が出発したとも考えられますよね。

ここで表現したいのは「私が駅に着いた時には電車はいなかった」ということ、つまり・・・
☆「電車が出発して」から「私が駅に着く」まで時間の幅があったことですよね。
このように「過去の2つの出来事の幅を表す」時に使えるのが、「過去完了形」なのです!

「過去完了形」は
・過去の一点からそれ以前の出来事を振り返り、
・その2つの出来事の間に【幅】があることを表すことができます。

過去完了形の形

基本的な形として過去完了形は〈had+p.p.(過去分詞)〉となります。
現在完了形の過去形バージョンですね。

先の例文を過去完了形を使って英訳してみると、
◯When I arrived at the station, the train had already left.
  (私が駅に着いた時、電車はすでに出発していた)

このようになるわけです。

過去の一点(arrived)からそれ以前(had left)を振り返り、
その2つの出来事に時間の幅があること(斜線部分)を表していますよね。

過去完了形と現在完了形の違い

現在完了形と過去完了形の違いはただ一つです。
それは、「現在から振り返って考えるか、過去から振り返って考えるか」なのです。

・現在完了形は現在から見て、現在と関係する過去の出来事を述べる
・過去完了形は過去の一点から見て、その過去と関係するそれ以前の出来事を述べる
ということなのです。だから現在完了形はhave(has)という現在形になって、過去完了形はhadという過去形になるのです。

このようなイメージですね。

また現在完了形は単品で使うことができますが、過去完了形は過去形あっての過去完了形なので、過去形と共に使います。

過去完了形の用法

過去完了形の用法①完了・結果

まずは「完了・結果」です。これは過去のある時点から見て、その前にある動作が完了して、時間の幅があることを表します。例文を見ていきましょう。

①I had already read the book when he called me.(彼が電話をかけてきた時、私はすでに本を読み終えていた)
②She had already eaten all the pizza when we arrived.(私たちが到着した時、彼女はすでにすべてのピザを食べてしまっていた)

①は「彼が電話をかけてきた」という過去の一点から、「本を読み終えた」というその前の出来事を振り返っています。そしてこの2つの間には時間の幅があり、「本を読み終えて」から「彼が電話をかけてくる」までは「読む本がなく、ひまであった」というニュアンスとしてもとることができるのです。

②は「私たちが到着した」という過去の一点から、「彼女がすべてのピザを食べた」というその前の出来事を振り返っています。「彼女がピザを全部食べて」から「私たちが到着する」までには時間の幅があり、その間「ピザはなかった」というニュアンスとしてもとることができるのです。

〈「完了・結果」でよく使われる副詞〉
when S 過去形…「…したときには」, by ~「~までには」, at that time = then 「そのときには」, already「すでに」, just「ちょうど」など

過去完了形②経験

次に経験です。これは過去のある時点から見て「以前に〜したことがある」という表現で、「ある行為をそれまで何回してきたか」を表すことができます。例文を見ていきましょう。
・I had visited Hawaii twice before I entered the college.(私は大学に入るまでに2回、ハワイに行ったことがある)

この例文だと「大学に入った」という過去の一点から、「ハワイに行った①」「ハワイに行った②」というその前の出来事を振り返っています。「ハワイに行った①②」と「大学に入った」という出来事には時間の幅があります。「ピザを食べる」と「ピザがなくなってしまう」ような〈完了〉に対して、
「ハワイに行く」と「ハワイがなくなってしまう」わけはなく、「ハワイに行ったという経験」ができますよね。ここでもし〈完了〉として「大学に入るまでに2回、ハワイに行ってしまった」と訳してしまっては、すごく不自然なですよね。「ハワイに行ったことがある」という経験の訳がぴったりなのです!

〈「経験」でよく使われる副詞〉
never 「一度も~ない」, seldom = rarely 「めったに~ない」, often「しばしば」, sometimes「時々」, ever「かつて」, before「前に」, once「一度」, many times「〜回」など

過去完了形③継続

最後に継続です。これは過去のある時点から見て、それ以前からの状態の継続「〜していた」を表すことができます。例文を見ていきましょう。

・We had known each other for ten years when we got married.(私たちが結婚した時、私たちは知り合って10年になっていた。)
この例文だと「結婚した」という過去の一点から、「知り合った」というその前の出来事を振り返っています。
「ピザを食べる」と「ピザがなくなってしまう」ような〈完了〉や、「ハワイに行く」と「ハワイに行ったという経験」ができる〈経験〉に対して「知り合いになる」と「その後もずっとその状態は続く」ので〈継続〉になります。一度知り合ったら、ずっと「知り合い」という状態は続くので、ここでは継続の用法が使われているのです。

〈「継続」でよく使われる副詞〉
for ~ hours/days/month/years「〜の間」, since ~「〜から」,these days/weeks/months/years, so far「今まで」など

この記事を書いた人
いくらが好きです。現役で慶應義塾大学 法学部に合格しました。英語と世界史が得意なので、主に英語と世界史を中心とした文系科目に関する記事を書いています。3月末から海外逃亡を決意しました。

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