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はじめに
英語を勉強してるとよく出会う「:(コロン)」「;(セミコロン)」。実は、コロン・セミコロンは英語長文の読解や英作文で大活躍の記号です。「長文を読んでいたらよく出てくるけど、意味は知らない」というあなたは、コロン・セミコロンの意味と使い方を理解することで長文読解がぐっと楽になるはずです◎
この記事では、セミコロンの用法のポイントだけでなく、コンマ( , )やダッシュ(―)などの「英語の記号」とその意味について徹底解説します。また、セミコロンとコロンの大学受験での出題傾向もご紹介します。
英語の記号を理解して、正確な読解力を身につけましょう!
セミコロンとは
英語を勉強していると時々出会う「;」の記号を「セミコロン」と読みます。このセミコロン、英語長文を読んでいる際に出会っても、何となく意味を理解せずにスルーしている人も多いのではないでしょうか。
実は、セミコロンを理解することで、英語長文を「より正確に」理解することができます。特に、旧帝大・早慶上智・MARCHなどの難関大学の英語長文問題では、セミコロンの機能を理解していることで解きやすくなる、ハイレベルな問題を出題してくることもあります。さらに、セミコロンの機能を理解して使いこなせるようになると、長く複雑な英文を文法的に破綻することなく書くことができるようになるのです!
このように、セミコロンは意外にも英語長文の読解に役立つだけでなく、英作文の表現の幅を広げる手助けもしてくれます!あなたもセミコロンの役割を理解することで、英語のレベルぐっと上げましょう!
セミコロンの役割=接続詞
セミコロン(;)は、英語でsemicolonと書きます。「semi」は半分の意味です。つまり、セミコロンはコロン(:)の半分という意味なのです。セミコロンをよく見てみると、下側がコンマに似た形をしています。上と下の両方が「・」なのがコロン(:)、上が「・」で下が「,」の形をしているのがセミコロンと覚えましょう。
そんなセミコロンが英文中で果たす役割は、「文と文の接続」です。つまり、セミコロンは「接続詞の代わり」なのです。セミコロンは、SV(主語+述語動詞)とSVの間で、接続詞の役割を果たします。以下の例文でイメージを掴んでみましょう!
このように、セミコロンは2つの文を接続します。単純に、「セミコロンは接続詞の代わり」と理解しておけばOKです。
また、セミコロンは「however(しかし)」「therefore(故に)」「that is(つまり)」「i.e.(すなわち、言い換えれば)」「for example(例えば)」「for instance(例えば)」などの直前に置かれることもあります。長文の問題でよく出会うので、知っておくと読解が楽になります。
⚠howeverは接続詞でなく、副詞です。同じ内容を接続詞を使って表現したいときには、「接続詞のbut」を用います。butとhoweverの用法は英作文で頻出、且つ間違えやすいため、この機会に覚えておくと良いと思います。
= Bring any two items, but sleeping bags and tents are in short supply.
このように、セミコロンは文と文を繋ぐ役割を果たします。また、直後に副詞を置いて意味を付加することもできます。セミコロンの機能として、接続詞の代わりであることを理解しておけば十分です。


コロンの役割=「同格」と「引用」
コロンの役割は、大きく分けて「①同格」「②引用」の2つがあります。この2つの役割を覚えておけば、英文中でのコロンの機能の大半を理解することができると思います。2つの役割を、次の例文で理解しましょう。
このように、コロンは同格と引用の役割を果たします。どちらも、そんなに難しくないですよね。コロンはこのように、前の文と関連性のある文を提示するシンプルな目印として使われます。英語の長文を読み進めるときには、コロンに着目して読みましょう。