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はじめに
「国際系の学部っていくつかあるけど、何が違うんだろう?」
「中でも国際関係学部って何を学んでいるの?」
国際関係学部と聞いてこのように感じることはありませんか?社会のグローバル化が進むにつれて、近年では国際関係学部の人気が高まっています。ちょっとでも世界で活躍したいと思うのであれば、おすすめできる学部です。
この記事では、国際関係学部について「何を学ぶの?」「どんな学生生活を送るの?」といったお話から、就職先や国際関係学部がある大学、受験情報まで紹介します!
ぜひ学部選びの参考にしてみてください!
国際関係学部とは
近年人気が出ている国際系の学部ですが、中でも国際関係学部ではどのようなことを学んでいるのでしょうか?また、学部生はどのような生活を送るのでしょうか?
ぜひこの記事を一読して、理解を深めてくださいね!
国際関係学では主に、国家間の相互理解を目指し、世界の平和を追求します。これだけでは曖昧なので、少し研究内容を掘り下げると
・政治や宗教、民族の対立はどのように解消できそうか
・世界の貧富の格差を埋めるには何ができるか
・思想や文化など、根本に潜む価値観の違いは何か
など世界で起こる様々な問題についてアプローチをしていきます。
研究対象が私たちにとって身近ではないので、「難しいんじゃないか…。」なんて思うかもしれません。ですが、馴染みのない分野を扱うからこそ充実したカリキュラムが組まれているのです!
例えば、日本で初めて国際関係学部を新設した日本大学では、
“国際社会の理解及び貢献”を教育理念に掲げ、初年次には国際関係や国際文化に関する学問の基礎を学び、2年次以降は各学科のコースに分かれて専門性を高めていきます。他にも体系的な外国語学習や海外研修、自己研鑽を行う「ライフデザイン」など、様々なカリキュラムが勉強をサポートしてくれます。さらに詳しく知りたい方は以下のリンクを見てみてください。
もう1つ、静岡県立大学の例も見てみましょう。こちらは国公立大学で初めて国際関係学部を設置した大学で、少人数教育や活発な対外交流、そのための語学教育を行っています。個人で研究するだけではなく、チームでの活動にも力を入れることでより深みのある地域研究を実現しています。充実した環境が整っていますね。
カリキュラムとしては、1年次に幅広い分野の基礎を学び、2年次にコース選択、3年次にゼミ活動をスタートし専門性を高め、4年次に研究の成果を卒業論文としてまとめます。
さらに詳しい情報は以下を参照してみてください。
基礎→コース選択→専門性の追求
このように体系的に学習できるカリキュラムが整っているので、安心して学問に打ち込むことができます。
グローバルに活躍できる仕事をしたい、国際問題に興味がある、という思いがある方は、ぜひ国際関係学部にチャレンジしてみてください!
国際関係学部の学問分野
先程は国際関係学部では国際関係学部ではどのようなことを学んでいるか、学部生の生活についてお伝えしました。ここでは国際関係学部で扱う学問分野について紹介します。
〈社会科学的分野〉
政治学、法学、経済学、心理学、コミュニケーション学、軍事学など
〈地域研究の分野〉
言語学、宗教学、歴史学、思想学、文化学など
国際関係学部と国際教養学部の違いを知ろう!
こうしてみると意外と学問分野は狭いと思うのではないでしょうか?国際関係学は国や地域の問題を解決することに重きをおくため、社会学的な学問を重視します。
哲学や民俗学、英米文学などの人文科学も勉強したいと思うのであれば、国際教養学部を調べてみましょう。より広い視点でグローバルな考え方を身につけることができます。
国際関係学部の主な学科
ここでは国際関係学を学ぶことができる学部や学科について、国公立/私立大学に分けて紹介します。ぜひ大学選び・学部選びの参考にしてみてください。
【筑波大学 国際・社会学群】社会学類、国際総合学類 偏差値:65
【宇都宮大学 国際学部】国際学科 偏差値:55
【静岡県立大学 国際関係学部】 国際関係学科、国際言語文化学科 偏差値:52.5
【立命館大学 国際関係学部】 国際関係学科 偏差値:60〜62.5
【日本大学 国際関係学部】 国際総合政策学科、国際教養学科 偏差値:45〜47.5
【亜細亜大学 国際関係学部】 国際関係学科、多文化コミュニケーション学科 偏差値:45〜50