19194462

東大受験生に知ってほしい現役東大生による東大理2の口コミ&評判!

はじめに

「東大の学生ってどんな感じなの?根暗っぽい人が多いの?」
「理系は忙しそう」
「理科1類とか理科2類とかよくわからない」

東大を志望している受験生のあなた。
こんなふうに悩んでいませんか?
実はこれらは全部今は東京大学に通っている私が受験生の頃不安に思っていたことです。
科類という制度は良くわからないし、東大生は変なイメージが先行しているしで、正直その実態は調べてもあまりわからないと思います。

この記事では、私が東京大学理科2類に通ってわかったその生活の実態や、他の科類と比べたときの理2の口コミや評判、はたまた東大としては影の薄いキャンパスである「駒場キャンパス」でのキャンパスライフなどを紹介します!

Univ l@2x
国立 / 東京都 千葉県

東京大学の理系学生の2年間

19195436?w=430

そもそも科類って何?

さて、理科1類とか2類などと使ってきましたがこの数字は何を意味しているかわからない人も多いと思います。
これは、「科類」と呼ばれるもので、東大の1,2年生は文系と理系が進みたい専門分野に応じてそれぞれ3つに分かれているのです。
この科類は出願時に決めなければいけません。
逆に言うと東大受験生は出願時に学部を決める必要はなく、2年生の夏に行われる進学振り分け(進振り)で学部が決まります。

理科1類は工学部や理学部(物理・数学・化学系)、
理科2類は農学部や理学部(生物・化学系)、薬学部、
理科3類は医学部
に進むとよく説明されます。
(詳細はあとで書きますが、実態はそうか…と言われると?)

ちなみに私は理科2類に入学しました。

1年夏は座学のみ

ここからは、東大の理系学生が前期課程でどんな生活を送るかについて書いていきます。

私は理2でしたが、前期課程の間は一部の必修科目を除いて理1、理2、理3でカリキュラムは変わらないので大体の学生について当てはまると思います。
東大に入学すると、まずはじめに自分のクラスを通知されます。
科類と第二外国語が同じ人からなる20〜30人くらいの集団で、このクラスごとに語学や数学・力学などの必修科目を受けます。
文化祭やオリ合宿と呼ばれる大学入学時に行う合宿などの行事もクラス単位で行うのが慣例なので、クラスはとても重要な集まりになります。

ちなみに理科一類は理科一類のみでクラスが作られますが、理科二類は理科三類と合同のクラスになります。
(理2・3○組と呼ばれます。)
東大に入ると、入学式の前から授業が始まります。
(ちなみに入学式は毎年4/12に、「日本武道館」で行います。ちょっとしたアーティスト気分ですね。)

一年生の夏は実験もなく、座学のみで進んでいきます。
全員が取らなければいけない必修科目は線形代数・微積分学・力学・熱力学など理系の基礎科目と英語や第二外国語といった語学、情報や体育(スポ身と呼ばれます)などです。
東京大学ともなると、授業が難しく単位が取れないのでは?
と心配する人もいるかもしれません。

たしかに高校と比べると授業の内容は難しいですが、もちろん先生に質問すれば基本的には優しく教えてくれるので、真面目に勉強している人にとっては定期試験で困ることはありません。
また、慌てて試験前に勉強しようとする場合も有志の学生が作った「シケプリ」と呼ばれる試験対策プリントが出回っているため意外となんとかなるものです。
1年生の夏学期はオリ合宿・五月祭でのクラスの交流やサークルの新歓等「大学生らしい」イベントが多く勉強というよりもむしろ受験勉強が終わって羽根を伸ばす時期といえるかもしれません。

秋から漂う「理系」感

秋学期からは理系らしく、実験が始まります。
とはいえ専攻が決まる前なので、専門的な実験は行わず、「物理・化学・生物」などの理系科目の基礎について週1日午後のコマを使うのみです。
後期課程では週3~5日実験がある学科が普通なので、それと比べると随分楽だと思います。
しかし、実験は予習ノートの作成必須・実験後のレポート提出必須とやらなければいけない作業量が多いので、夏学期をテスト前の詰め込み勉強で乗り切ってしまうと面倒に感じます。

その他には11月の終わりに「駒場祭」と呼ばれる学園祭が行われます。
その名の通り駒場キャンパスで行われる学園祭なので1,2年生が中心の活気のあるお祭りです。
夏休みを経てサークルが大学生活の中心になっている人が多いので、駒場祭での出店もサークル単位が中心ですが、五月祭同様に出店を出すクラスもチラホラいます。
(私のクラスは出しました。)

進振りに悩む2年夏

2年生になると語学などの必修科目も減り、クラスで集まる機会も週1回の基礎実験程度になってきます。
1年生の時に真面目に単位を取っていれば、この2年夏学期は東京大学の学生生活を通じて最も授業数が少ない学期になります。
私も週2年生の夏は週8コマ、しかも木曜日は授業なし(全休)というような「本当に理系の大学生か?」と思うような時間割でした。
空いた時間をどう過ごすかですが、東大のサークルでは2年生が代表を務めるところが多いので、サークル活動に注力する人が多いですね。

空いた時間を利用して自動車学校に通う人もいます。
ただ、この時期の東大生が考えなければいけないこととして「夏休みに行われる進学選択(進振り)でどの学部・学科に進学するか」ということがあります。

多くが法学部・経済学部に進む文一、文二と違って理系の場合は数多ある学科の中から自分の進むところを1つに決めなければいけないので、とても悩みどころです。
各学科毎に行われるガイダンスに足を運んで、実際にその雰囲気を肌で感じて決めるのが主流になっています。
また、自分の行きたい学科が決まっている人でも進学に必要な点数が足りなさそうな場合は成績を上げるべく奔走することになります。
そういった人たちは点数が取りやすい授業を探して必死に勉強しなければなりません。

(おまけ)東大理系の後期課程について

2年生の夏に進学振り分けで進学先が決まると、2年生の秋からは各学部に分かれて専門の講義を受けることになります。
理系の学部では、3年生の1年間を通して学生実験を行い、それ以降の専門的な研究のために必要な実験手法や分析ソフトの使い方を習得します。
理科2類の多くが進む農学部では、専門内容に応じて森林や漁港に行って実習をしたりすることもあるようです。

そして4年生になると研究室に配属され、1年間掛けて卒業研究に取り組むのが基本です。
他の大学では1年生のころから専門が決まっているのでそれに応じた学生実験をしますが、東大では進振りによって専門が決まる関係上学生実験が3年生の1年間のみになっています。
そのため多くの学部・学科で週3回以上、学科によっては平日毎日学生実験を行うところもあります。
割りとゆるい前期課程を過ごした分、3年生の1年間はかなりハードになカリキュラムになってしまうんですね。

理科一類と理科二類の違い

19195460?w=430

理系の東大受験生の抱える一番の悩みが、理科一類と理科二類が具体的にどう違うのかわからないということだと思います。
ここでは、理科二類の生活を通して分かった理科一類との違いを幾つかの点から紹介します。
理一と理二で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

入試難易度は理一のほうが若干高い

理一と理二の入試難易度を比べると、理一の方が理二よりも難しいといえます。
実際に過去3年間ほど合格最低点を比較すると、

2017年度
理1 347点 理2 335点
2016年度
理1 328点 理2 315点
2015年度
理1 323点 理2 312点

とどの年でも理1の方が理2よりも合格最低点が高くなっています。
また、東大受験生の多くが受ける東大模試でも理科一類の方が理科二類よりも合格判定は厳しめです。
実際に理科二類に入った友人を見回すと、センター試験で少しミスをしてしまって志望を理一から理二に変えたという人や理科二類の合格最低点ギリギリで入ったという人も一定数います。
必ずしも「俺は生物の研究がしたくて東大に来たんだ!」という人ばかりではないので、成績が少し不安だけどどうしても東大に行きたいという人はぜひ理科2類を受けてみてください!
(実は私もそのタイプです)

理科2類の進振りについて:医学部・獣医学科に行きやすい?

さて、続いては科類によって大きく変わってくる部分である進学選択(進振り)について比較してみます。
理科二類は理科一類よりも行きやすいといえるのは、「農学部獣医学専修」(いわゆる獣医学科)です。
「理2は農学部に行きやすい」と最初に紹介しました。

しかし、実は、農学部の大半の学科において理科一類と理科二類からの進学難易度は大差ないのです。
むしろ理科一類からのほうが必要な点数が低い学科もあります。
農学部の各学科の定員は理科2類の方が理科1類よりも多く設定されているのですが、理2の中で農学部に行きたい人の割合はそれなりに高いのに対し、と理1で農学部を志望する人はとてもマイノリティのためこういった事態になってしまっているのです。
また、理科2類からは薬学部にも行きやすいと言ったことをよく言われますが、同様の理由で理1と理2の薬学部への行きやすさはほぼ同じくらいとなっています。

また医学部医学科には理2から毎年10名の定員があるので、非常に優秀な成績が求められるものの理科2類から医学部医学科に進学する人もいます。
工学部については、多くの学科で圧倒的に理1の方が入りやすくなっています。

進振りについてまとめると、
「農学部獣医学専修or医学部医学科を志望している人以外は、軒並み理一の方が有利or理一と理二で条件が一緒」ということになります。
入試で少し楽した分だけ入ってからは厳しいというところでしょうかね。

同じクラスの理三から刺激を受けよう!

個人的には、理科2類に入って一番良かったと思う点が「理科三類(医学部医学科)」の人と同じクラスになれたということです。
「東大理3に入ってくる人なんて自分とは頭の出来が違う」と思っていたのですが、いざ同じクラスになってみると寝坊もするし面倒な授業はサボる(笑)、普通の学生でした。
「日本でトップクラスに頭がいい人だからといって全てが完璧というわけでもない」ということを身を持って体験できました。
とはいえ彼らも本気を出せばめちゃくちゃに賢いのは間違いなく、試験前は勉強を教わることができてとても助かりました。

理科2類は女子が多い?

理1と比較すると理2は女子が多いといわれます。
実際に数字を見ても、理科一類の女子率は10%に満たないですが、理科二類では2割強となっています。
数字にすると2倍以上です!

私のクラスでは28人中7人が女子でした。
中高一貫の男子校出身者の中には、この女子率のデータを元に科類を決める人も居るとか居ないとか。
だからと言って何もありませんでしたが。
クラスの雰囲気は和気あいあいとしていて楽しかったです。

理2生はみんな生物が好き?

理科2類は理1と比べてカリキュラムが生物寄りということで、生物が好きな人が多いのではというイメージを持っている人もいるかもしれません。
確かに本当にすごい「生物オタク」と呼べるような人たちと出会えます。
私の知人の中には、生物オリンピックに出場した経験がある人や、ラッコが好き過ぎで日本全国の動物園を旅している人などがいます!
もちろん高校時代生物選択だった人はだいたい3割位なのでみんながみんな生物好きというわけではありませんが。

ちなみに日本で最も生物好きな人といえばムツゴロウさんこと畑正憲さんですが、ムツゴロウさんも東京大学理科2類出身です!

理1と理2の違いまとめ

・入試のハードルは理1よりも確実に低い。安全策の人も沢山いるから恥ずかしくない!
・進振りは結構不利。工学部に行きたいなら必ず理1へ
・獣医学部に行きたい人はぜひ理2へ。医学部も狙えるかも?
・理一よりも女子率が高い

Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x

駒場キャンパスマップ

19195473?w=430

東大といえば赤門のある本郷キャンパスというイメージを持っている人からすると、駒場キャンパスは「おまけ・二軍」のように思えるかもしれません。
事実入学してきた学生の中にも「赤門がないキャンパスに通うなんて知らなかった」というようなことを言う人もいます。
しかし、そんな影の薄い駒場キャンパスですが、いざ通ってみるととても居心地のいいキャンパスです。
ここでは駒場キャンパスの魅力を、本郷キャンパスに通わず駒場で大学4年間を過ごすことを選んだ「後期教養学部」の私が紹介します!

図書館や博物館なども

東大の図書館といえば、本郷キャンパスにある総合図書館が大きくて有名です。
ですが駒場キャンパスにも駒場図書館というとても大きな図書館があります。
「教養学部」の図書館だけあって様々な分野の学術書が集まっている他、利用申請をすれば映画を見ることができる視聴覚ブースがあるなど読書以外にもその活用方法は様々です。
試験前になると試験勉強中の学生で混み合い、本も貸出中になってしまうことが多いので要注意です。

また、図書館だけではなく駒場キャンパスには博物館もあります。
博物館では半年に1辺くらいのペースでテーマを決めた展示が行われています。
物理や歴史など多岐にわたるテーマが特徴です。
こちらは学生はあまり訪れませんが、せっかくなのでぜひ積極的に通いたいものです。

駒場図書館

19194579?w=430

駒場博物館

19194581?w=430

体育館も充実!

「東大生=ガリ勉メガネ・変人」というイメージは広く浸透してしまっている感がありますが、実は東大ではスポーツも盛んに行われているのです。
男子ラクロス部やアメリカンフットボール部など「日本一」を目標に掲げて活動している運動部もありますし、多くの学生は体を動かすことが好きです。
駒場キャンパスには「第一体育館」「第二体育館」「トレーニング体育館」と3つも体育館があり、昼休みや放課後は様々なサークルや部活動が活動しています。

ウェイトトレーニング施設であるトレーニング体育館は1964年の東京オリンピックの際に選手のトレーニング場として建てられた由緒ある体育館で、ウェイトリフティングの金メダリスト三宅選手もここでトレーニングをしました。
その当時のまま建物が残っており、現在は体操部やボディビル部などが練習で使用しています。

トレーニング体育館(トレ体)

19194518?w=430

ラーメンや中華料理などデカ盛り系の店も充実

「早稲田大の高田馬場」など大学の近くの街には安くて美味しい店が集まっているイメージがあります。
一方駒場の町は学生街というよりは落ち着いた商店街というという雰囲気で、学生がワイワイ騒ぐような店はあまりありません。

しかし、駒場周辺には学生の胃袋を満たすことができるデカ盛り系の店がたくさんあるのです。
中でも駒場キャンパスの裏門から5分ほど歩いたところにある二郎系ラーメン「千里眼」は有名で、テレビや雑誌でも何度も特集されています。
他にも駅周辺には蕎麦や中華の大盛りの店があるので、東大に入ると胃袋も鍛えることが可能です!

最後に

東大の理系学生が駒場キャンパスでどんな生活をおくるのか、科類はどうやって決めればいいのかをお話してきました。
理1と比べると進振りで不利なのも否めない理科2類ですが、理2に入ったからこそ色んな人と出会え楽しい生活をおくることができました!
志望校や志望科類を迷っているあなたはぜひ参考にしてください!

Univ l@2x
国立 / 東京都 千葉県
Studyplus slogo@2x
学習記録をつけて勉強をもっと効率的に!
受験生の3人に1人が使っているStudyplusで、勉強が続く!
無料会員登録
Pc@2x
この記事を書いた人
20975003?w=72
Studyplus編集部です。あなたの勉強を後押しできるようなメディアにしていきたいという想いで運営しています。「役に立つ」と思ったら是非シェアをお願いいたします。

関連するカテゴリの人気記事

18399243?w=120

【MARCH】大学偏差値ランキングや学部、雰囲気、国公立との比較!

20665829?w=120

旧帝大とは?偏差値・難易度・就職・キャンパス等をまとめて紹介!

18557936?w=120

日東駒専の偏差値・ランキング・就職情報を徹底比較!

18814285?w=120

【関関同立】偏差値と難易度を紹介!MARCH、産近甲龍との比較も!

18559904?w=120

【早慶】早稲田大学と慶應義塾大学の偏差値から学部まで徹底比較!

18557149?w=120

東京六大学を紹介!偏差値情報から六大学の学部・魅力まで教えます

スマホアプリで
学習管理をもっと便利に
Foot bt appstore
Foot bt googleplay