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外交官になるには?その仕事内容からおすすめの大学まで紹介します!

はじめに

「将来外国で働きたい!」

「もっと日本と外国の関係を良くしていきたい!」

そんなあなたにピッタリな職業が外交官です。
外交官といえば、国の代表として世界中で活躍するなど、かっこいい印象がありますよね。
しかしその具体的な仕事内容や実際になるための方法などはいまいち知られていないのではないでしょうか。

この記事ではそんな外交官の基礎知識から外交官になりたい人におすすめの大学まで、どこよりもわかりやすく解説していきます。

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外交官の基礎知識

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そもそも外交官って何?

外交官についてお話していくにあたって、まず「外交官とは一体どういう人のことを指すのか」ということを明らかにしておきましょう。

辞書では、「外国に駐在し、外務大臣の監督の下に外交事務に従う官職」であると定義されています。(広辞苑より)
しかしそう言われてもあまりパっとしないかもしれません。

より簡単に言うと、国の代表として外交を行う人のことです。
そして具体的には外務省職員の内「総合職」または「専門職」の二種類の職員のことを指すことが多いです。

その2つの違いや特徴については後ほどご説明していきます。

<まとめ>
外交官とは国の代表として外交を行う人のことで、外務省職員のうち「総合職」と「専門職」のことを指す。

外交官の仕事内容とは

外交官になるにはひとまず外務省に入省する必要があると理解していただけたでしょうか?

その外務省の職員は3つに分類することができ、それが先程紹介した「総合職」「専門職」と、さらに「一般職」があります。

それぞれ入省する方法が異なっていて、
「総合職」と「一般職」になるためには他の省庁と共通の国家公務員試験を受ける必要があります。
一方「専門職」は外務省独自の試験によって選抜されます。

その仕事内容もそれぞれ異なるため、役職ごとに紹介していこうと思います。

外務省総合職

総合職は「キャリア」とも呼ばれていて、将来大使など重要なポストに就くことが期待されている職種です。

総合職として就職した後、初めの2年間は東京霞が関にある外務省の本庁で働くことになります。
その後2〜3年間は留学を行い自分の専門言語を習得し、その後は本庁と海外の大使館を5〜6年程度の周期で行き来しながら様々な業務を行っていきます。

具体的な業務内容としては、赴任先の国との外交交渉からその国の情報収集・報告、国際会議のサポートなどがあります。
他の外務省の職種と比べてより重要な仕事を行うことが総合職の特徴です。

したがって責任は重大となりますが、その分やりがいも相当なものとなるでしょう。

外務省専門職

外務省専門職は、高い語学能力を武器に、関連する地域の社会、文化、歴史等に通じた地域の専門家として活躍することや、語学と専門知識を武器に経済、安保、国連、経済協力、条約等様々な分野の専門家として活躍することが期待される職種です。
専門職員も総合職と同様に、まずは本庁で勤務した後、留学を経て海外勤務と本庁勤務を繰り返すこととなります。

総合職と違う点として、英語以外のマイナー言語を駆使してより地域に特化した業務を行うことが多いことが挙げられます。
具体的には発展途上国支援や日本の文化を赴任国に紹介する業務もあります。
日本文化を紹介する仕事としては、現地で日本映画の上映会や折り紙コンテスト、日本文化祭などの大型行事を企画することもあるようです。
日本と外国の親交を深めるサポートをする仕事なんて素敵ですよね。

外務省一般職(参考)

一般職の主な業務内容は会計や庶務などの一般事務です。
総合職・専門職員と違って外交を直接行う機会は少ないため、一般的には外交官に含まれないとされています。

しかし外交を支えていることには変わりがない上、他の職種と同様に定期的な海外勤務が命じられます。
そのため海外赴任をすることに興味が有るのであれば、この一般職もおすすめです。

外交官の収入とは

国の代表として仕事を行う外交官。
その収入はどれくらいになるのでしょうか?

実際には職種・年齢・赴任先など条件によって全く異なってきます。

しかし職種別で言うと、やはり総合職の人の方が年収が高くなります。
総合職の中で最も地位の高い「大使」になると年収は2000万円程度にもなるようです。

一方専門職員の給与は500〜1000万円程度。これは一般的な企業と同程度か、高い金額であると言えるでしょう。

外交官はその仕事柄から激務となることも多いため、この金額は妥当と言えるかもしれません。

女性は外交官になれるの?

答えは「イエス」です!
実際外務省では多くの女性が活躍していて、その割合は省全体の約20%(約1400名)となってます。
この割合は他の省庁と比べても高いです。
外交の中には様々な業務が含まれていて、その中でも国際的な女性の権利の拡大は重要なテーマとなっています。
こうした問題を取り組む際に特に女性の活躍が期待されています。

その一方、仕事の大変さに関しては覚悟しておく必要がありそうです。
外国を相手にして仕事をする以上、緊急事態が起きた際は日本が夜中であっても対応しなくてはなりません。
慣れない土地での海外生活は刺激的である一方、なにかと苦労も多いと思います。
男女平等が掲げられているため、そういった仕事も男性同様にこなしていくことを求められます。

外交官になるには?

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先程も少し述べたように、外務省総合職と外務省専門職員ではなるための手順に違いがあります。
そこでその2つをそれぞれ説明していこうと思います。

外務省総合職の場合

外務省総合職になるには国家公務員総合職試験に合格後、実際に入省を希望する省庁での面接などが行われる官庁訪問を行って内定をいただく必要があります。つまり、2段階の選抜を経てやっと外交官として活躍できるようになるんですね。

まずはその第1段階である国家公務員試験について説明していきます。
(国家公務員試験には大卒程度試験と院卒者試験の二種類に分かれていますが、ここでは大卒程度試験に絞って説明していきます。)

国家公務員試験は政治・国際、法律、経済、人間科学、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学、農業科学・水産、農業農村工学、森林・自然環境、教養の11の区分に分けられています。
この中から自分で区分を選択し、受験することができます。
採用予定人数は最も多い法律区分で約180名、一方人間科学、森林・自然環境、数理科学・物理・地球科学はそれぞれ約10名と区分によって異なります。*

外務省公式のパンフレットによると理系区分からの採用も行うとのことですが、平成22年〜26年の採用実績が法律区分65人・経済区分22人に対し理系区分からの採用は2人にとどまっています。**
このことから大学では試験に向けて法律や経済科目を学んでおくと有利と言えるかもしれません。

国家公務員総合職試験には1次試験と2次試験があり、1次試験ではマークシート方式の基礎能力試験と専門試験が行われます。基礎能力試験は文章理解能力から自然・社会・人文に関する知識まで幅広い知識や能力が問われます。専門試験では自分が選択した区分に関する問題が出題されます。
2次試験では記述形式の専門試験と政策論文試験、人柄や対人能力を測る面接の3つが行われます。

そんな国家公務員試験の倍率はなんと20倍程度!***(平成29年度法律区分)
受験層も高いため相当な難関試験となっています。

しかもその難関試験をくぐり抜けたあとさらに官庁訪問をしなくてはなりません。

そうして最終的に外務省総合職として入省できるのは年間20名程度なんです。

*平成29年度区分別採用予定人数

**外務省区分別採用実績

***平成29年度国家公務員採用総合職試験(大卒者程度)実施状況

外務省専門職員の場合

外務省の専門職員になるには外務省が独自に行う外務省専門職員採用試験に合格する必要があります。

外務省専門職員採用試験は記述式の専門試験・選択式の基礎能力試験・時事論文試験・記述式の外国語試験の4種類の学力試験からなる1次試験と、外国語試験(外国語会話能力を問う面接)・人物試験などからなる2次試験の二段階で評価されます。

記述式の専門試験では憲法と国際法・経済学いずれか(選択可)に関する問題が出題されます。

外国語試験では英語のみならずフランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・アラビア語・ペルシャ語・ミャンマー語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・朝鮮語から選択することができます。

このことから、専門職員になるためには法律(経済)の知識・一般教養・外国語能力・人間性といった幅広い知識や能力が求められることが分かりますね。

外務省専門職員の採用予定人数はは毎年約50名程度です。
総合職と比べると多少門戸が広くなっているのですが、それでも十分厳しい競争が予想されるでしょう。

まとめ

総合職→国家公務員総合職試験と官庁訪問の2段階を経る必要があり、難易度は非常に高い。選択した区分に関する知識を重視される。
専門職→外務省専門職員試験の合格のみでOK!高い語学力が重視される。

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外交官になるための大学選びのポイント

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東京の国立大学が有利

外交官になるための試験では幅広い知識が問われます。
したがって早い時期から国立大学に向けて多くの科目の対策をしておくと後の試験対策にも役に立ちます。
実際国家公務員試験の合格者ランキング*の上位の多くは国立大学となっています。

また外務省など官庁は東京に集中しているため、何度も受験をすることを考えると東京の大学の方が便利であると言えるでしょう。

平成29年度大学別国家公務員試験合格者数

学部は「法」・「外国語」がおすすめ

先程の試験科目を見てもわかるように外交官になるために必要な試験では法律科目の学習がほぼ不可欠です。したがって学部を選ぶときは法学部にすると後の勉強の役に立つでしょう。
また外務省専門職員を目指すなら高い語学力も必要となってくるため、外国語学部に進むのもいいと思います。

しかし、上記の学部でないと外交官になれないという訳ではありません。
実際に外交官の一種として医務官というポジションがあります。
医務官は主として開発途上国に勤務し、医師とし て在外公館館員及びその家族の健康管理・在留邦 人の健康相談を行うとともに、外交官として現地医 療情報をじかに収集し国民に提供しています。
このように外交官の種類には様々なものがあるため、自分の興味のある分野から外交官になる方法を探ってみるのも良いでしょう。

外交官になるためにおすすめの大学4選

東京大学

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東京大学は言わずと知れた東京のトップ大学ですが、やはり公務員試験にも強いです。
先程紹介した大学別の国家公務員試験の合格者数を見ても、372名と2位の京都大学の182名を大きく離した1位になっています。
このことから少なくとも実際に合格した先輩の声を聞きやすい環境であると言えるでしょう。

また外務省には東大のOB・OGが多く、官庁訪問や昇進の際に東大出身の方が優遇されるとも言われています。
外務省総合職としてキャリアアップを目指していきたいのであれば、東大入学は重要な要素となってきそうです。

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国立 / 東京都 千葉県

東京外国語大学

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東京外国語大学は外国語学習に力を入れている東京の国立大学です。
東京外国語大学には言語文化学部と国際社会学部という2つの学部があり、言語文化学部ではベンガル語やラオス語などマイナーな言語についても深く学習することができます。
このことから、マイナー言語を使って活躍する外務省専門職員を目指す人にピッタリの大学となっています。

実際に外交官を目指す学生を支援するプログラムも充実しています。
大学が主催する『外交官・国家公務員総合職プログラム』というプログラムがあり、そこで外交官になるためのノウハウを学ぶことができます。
その校風から国際的に活躍したい学生が集まりやすいこともあり、情報共有も盛んであると言えそうです。

東京外国語大学外交官国家公務員総合職プログラム

大阪大学

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大阪大学は旧帝国大学の一つに数えられる難関国立大学です。
大阪大学は大阪に位置しているため、少し交通の便は劣るものの国家公務員総合職試験合格者数ランキングでも4位になるなど、公務員試験でも確かな実績を残しています。

大阪大学の特色は、法学部の中に国際公共政策学科という学科が設けられていることです。
国際公共政策学科では、法学・政治学・経済学の基礎を身につけ、英語を駆使し、その知識や能力を用いて社会や人類のために貢献する人材の育成が目指されています。
まさに外交官として働くために必要な要素ばかりですね。
実際に現在外務省では大阪大学出身の方が約140名も活躍しています。
気になった方はぜひホームページを確認してみてくださいね。

大阪大学法学部国際公共政策学科ホームページ

Univ l@2x
国立 / 大阪府

早稲田大学

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早稲田大学は東大・京大に次いで国家公務員試験合格者数3位と、私立大学の中でトップとなっています。

早稲田大学には法学部の他に国際教養学部や政治経済学部の国際政治学科など、外交に関係する知識を学ぶことができる学部が多く用意されています。
この中で、法学部に加え国際教養学部がおすすめです。
国際教養学部はSILSとも呼ばれていて、2004年に設立された早稲田大学の中で一番新しい学部です。
留学生や帰国子女が非常に多く、授業が英語で行われるなどとても国際性豊かな学部となっています。
さらに一年間の留学が義務付けられているため、外交官に必要な語学力と豊富な海外経験を身につけることができます。

また、早稲田大学内の他学部の授業も聴講可能なため、国際教養学部に在籍ながら法学部や政治経済学部の授業も受けることができるんです。
学部の枠を超えてさまざまな授業を受けて、効率よく外交官に向けた勉強を進められるなんてお得ですよね!

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私立 / 東京都 埼玉県

最後に

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外交官という職業の基礎知識からおすすめの大学まで紹介してきました。

外交官になるためには様々な試験を通過していかなくてはならず、それは決して容易ではありません。
それでも外交官は日本の代表として世界中で活躍することのできる、とてもやりがいのある職業だと思います。
ぜひ強い志を持って外交官を目指してみてくださいね。

この記事を読んだあなたが将来外交官として活躍することを楽しみにしています。

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この記事を書いた人
    19164991?w=72
    現役で慶応法学部法律学科に合格しました。主に私大向けの英語と世界史の記事を執筆していきます。予備校に通っていなかったので独学で勉強する際に役に立つような記事を書いていこうと思います!

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