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はじめに
理学療法士になりたいあなた。
リハビリのお手伝いをする理学療法士って、ドラマなどにもよく登場する憧れの職業ですよね。なかには実際にお世話になった人もいるのかも。
でも、理学療法士の実際の仕事内容や必要な資格について、あなたはきちんと知っていますか?
職業についてよく知ることは大学選びにも関わる重要なプロセスです。
なんとなくの理解では、思っていた理学療法士と違う…なんていうことも起きかねません。
そこで本記事では、理学療法士の具体的な仕事内容を解説、さらには理学療法士になるのにおすすめの大学まで紹介しちゃいます。
本記事を参考に、理学療法士になる夢をぜひ手に入れてください!
理学療法士について解決したい2つの疑問!
まずは理学療法士についての基本的な知識を身につけましょう。
理学療法士とは?
具体的には、座る、立つ、歩くなどの基本動作が行えるように、専門知識を駆使して患者さんの日常生活での自立を助けます。
勤務先としては病院、クリニック、介護施設などがメインですが、中にはプロのスポーツチームに所属する人もいます。
理学療法士になるには?
厚生労働省によると、理学療法士の国家試験の受験資格は、
・理学療法士養成施設で3年以上学習すること
・理学療法士に相当する免許を持っていること
とされています。
では、この条件について詳しく見ていきましょう。
理学療法士養成施設とは?
4年制大学や短期大学の場合、医学部の保健学科や保健医療学部など、医療系の学部が指定されていることが多いです。
一方の専門学校は、医療系の専門学校で、かつ理学療法学科が設置されている学校が指定されています。
各養成校によって特色があるので、自分がどんな職場で働きたいかをよくイメージして、大学選びを進めましょう。
理学療法士に相当する免許とは?
厚生労働省の認定基準さえ満たせば、新たに養成校に入学する必要がなくなる場合があるのです。
また、作業療法士の資格を持っている人は、養成校での2年以上の学習で受験資格を得ることができます。
本来は3年以上の学習が必要となるので、普通より1年早く資格を得ることができるんですね!
理学療法士になるための大学選びって?
理学療法士になるには、どのようなことに気をつけて大学選びをすれば良いのでしょう?
大学選びで注目すべきポイントをチェックしましょう!
理学療法士の養成校に認定されているか?
公式に認定された養成校でなければ国家試験を受けることができません。
日本理学療法士協会のホームページに養成校一覧が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
カリキュラムの特徴は?
ひとくちに理学療法士の養成校といっても各大学で重視するポイントは変わってきます。
例えば、海外との交流プログラムに力を入れる大学もあれば、チーム医療教育に重きを置く大学もあります。
自分の理想通りの理学療法士になるためにも、どんな理学療法士になりたいかをイメージしつつ大学探しを進めてください。
学習環境は?
実際に理学療法士として働くためには、カリキュラムだけでなく、より良い環境が整っているかどうかも重視しましょう。
ここでは主に、理学療法士になるのに重要な「実習環境」と「国家試験のための環境」について見ていきます。
実習環境
講義だけでは実際の現場で使われる技術を使いこなせるようにならないので、理学療法士として働くには、実習がかなり重要な授業の1つになってきます。
「どのような実習計画が組まれているか」「実習設備が豊富か」などに注意しつつ、大学情報を見るようにしましょう。
国家試験のための環境
したがって、国家試験の合格率にも注目してみましょう。
また、数値だけでなく、どのようなサポートが受けられるかも注視してみてください。
模擬試験や対策講義を設けてくれる大学もあるんですよ。
理学療法士になるのにおすすめの大学6選!
ここでは、理学療法士を目指すあなたにおすすめの大学をピックアップしてご紹介します。
紹介した大学情報を参考に、自分でも資料請求やオープンキャンパスを駆使し「自分に合った大学」を見つけましょう。
首都大学東京
健康福祉学部理学療法学科で理学療法士になるための勉強をすることができます。
2年次から臨床実習が始まり、各医療機関の指導者からマンツーマンの指導が受けられます。
平成28年度の理学療法士国家試験の合格率は100%と、非常に高い合格率を誇っています。
帝京平成大学
帝京平成大学では、なんと健康メディカル学部理学療法学科、健康医療スポーツ学部理学療法学科の2学科で理学療法士を目指すことができます。
少人数セミナー形式でのきめ細やかな指導がポイントです。1年後期から実習が始まるなど充実した臨床実習もうれしいですね。
群馬大学
医学部保健学科理学療法学専攻で理学療法士になるための勉強ができます。
群馬大学の最大の特徴はキャンパス内に附属病院があり、病院での実習環境が整っていることです。
また、グループワークや実技など参加型の授業が豊富なのもポイントですね。
埼玉医科大学
保健医療学部理学療法学科で理学療法士の養成を行っています。
付属大学病院や各種関連施設など、充実した実習環境が整っています。
夏季休暇を利用した海外研修など国際性を重視し、世界で活躍できる人材の育成を目指しているのも大きな特徴といえます。
信州大学
医学部保健学科理学療法学専攻で、理学療法士を目指します。
総合大学なので、一般教育を受け、豊かな教養を身につけることができるのが特色の1つです。
保健・医療分野だけでなくより広い視野をもった理学療法士が目指せそうですね。
東北福祉大学
健康科学部リハビリテーション学科理学療法士専攻で、理学療法士に向けた勉強をすることができます。
ゼミ形式での少人数積み上げ教育や、知識を活かして地域に貢献できるのが特徴です。
就職先も地元の医療機関が多く、地域密着型医療に関心がある人におすすめですね。