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はじめに
「人にものを教えることが好き!」
「日本に興味のある外国人の役に立ちたい!」
そんな人におすすめの職業が日本語教師です。
この記事では日本語教師の仕事内容から必要な資格、日本語教師養成プログラムのある大学まで紹介していきます。
この記事を読んでぜひ自分にピッタリの大学を見つけてくださいね。
日本語教師の基礎知識
日本語教師とは
今まで学校で習ってきた「国語」とは違い、私達が普段気にしない発音や文法などを教えるため、専門の知識が必要です。
また日本語だけでなく日本の文化やマナーについても教えることもあるようです。
日本語教師の仕事内容・やりがい
そこで担当する生徒のレベルや目的に合わせて適切な授業計画を立て、授業を行います。
教材は市販のものの中から選ぶこともあれば、自分で作成することもあるようです。
授業だけでなくそういった事前準備も有るため、日本語教師は私達が想像する以上に大変な仕事であると言えそうです。
日本語教師のやりがいは何と言っても生徒の成長のサポートをできることでしょう。自分が一生懸命教えた生徒の成長を実感したすることは教師の大きな喜びだと思います。また、外国人の生徒と関わることで日本について新たな発見ができるなど、日本語教師ならではの魅力もあります。
人の役に立つのが好きで、異文化交流に興味がある人にピッタリの職業ですね。
日本語教師の給料
実際の求人を見ると一般的な日本語学校に常勤講師として勤務した際の給料は月20万〜25万円程度になるようです。
非常勤講師になった場合は時給制で、一コマ(50分程度)2000円程度になることが多いです。
さらに高い給料をめざすなら、大学の教授を目指すと良いでしょう。しかしこの場合、修士や博士などの学位が求められることが多いようです。
日本語教師になるには
資格は必要?
しかし民間の日本語学校や小中高または大学などの教育機関に就職するためには何らかの資格を求められることが多いです。
実際の求人情報を見てみると・日本語教育能力検定の合格・420時間の日本語教師養成プログラムの修了・大学または大学院で日本語教育を専攻・TOEICまたは実用英語技能検定・教員免許、などが応募条件とされています。
日本語教育能力検定
試験は年に1度で、受験資格は無いため誰でも受験することができます。
その範囲は日本語の文法事項の確認というよりは日本の歴史・文化から異文化コミュニケーションや教育心理学までと多岐に渡っています。
合格率は例年20%程度と決して易しい試験ではないことがわかると思います。
一般的にこの試験に合格していないと求人に応募できないわけではなく、次に紹介する日本語教師養成プログラムの修了または大学で日本語教育学を専攻していることのいづれかを満たしていることを求められるようです。
420時間の日本語教師養成プログラム
420時間というのはただ420時間勉強すれば良いということではなく、文化庁が指定する内容を大学の講義として行なうとおよそ420時間になることからこう呼ばれています。そのため実際には420時間以上かかることが多いようです。
この講座は主に日本語学校や資格学校で開講されており、通信でも受講できるようです。
英語能力
日本語に関して全くの初心者である生徒の授業を担当する時など、英語で授業を行う場合もあります。
そのような職場では実用英語技能検定(英検)やTOEICなどの実績を問われることもあるようです。
ある求人では、英検2級またはTOEIC600点程度が応募条件として提示されていました。
他にも海外で日本語教師になるなど、英語力を活かした日本語教師になりたいのであれば英語の勉強もしておきましょうね。
教員免許
日本語教師養成プログラムのある大学
日本語教師の育成プログラムのある主な大学を紹介します。
日本語教師として働く際、日本語教育学を大学で専攻していることを求められる場合もあります。
まずはこれらの大学で日本語教育についてしっかり学んでおきましょう!
山梨大学 教育学部
東京学芸大学 教育学部A類日本語教育
広島大学 教育学部 第三類(言語文化教育系)日本語教育系コース
【私立大学】
中部大学 人文学部日本語日本文化学科
信州大学 人文学部 日本語教育学分野
明治大学 国際日本
文教大学
フェリス女学院大学
神奈川大学
また、公開講座として日本語教師養成講座を設置している主な大学には拓殖大学と早稲田大学があります。
この公開講座は一般の人でも受講可能な有料講座なのですが、その大学の学部生だと大幅な割引を受けられるようなのでおすすめです◎