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はじめに
「筑波大学」という大学名、一度は耳にしたことありますよね。大学名は知っていても、その学部や偏差値についてきちんとご存じない方も多いと思います。そこでこの記事ではそんな筑波大学の学部や偏差値情報、その他受験生の皆さんが気になる情報をご紹介します。大学選びの参考にしてみてくださいね。
筑波大学の概要
筑波大学の特徴
とにかくキャンパスが広い!
また筑波大学の周りには学生が住むアパートやスーパーが沢山あり、一つの街のようになっています。茨城と聞くと田舎をイメージする人もいるかもしれませんが、学校周辺は城下町にようにたくさんの施設があり、全国各地から来た学生がそこに住むため賑わっているのです。
理系の研究が盛ん!
選択肢が豊富!
筑波大学の偏差値
各学群ごとの偏差値
他大学との比較
慶應義塾大学:偏差値60〜72.5
早稲田大学:偏差値60〜70
千葉大学:偏差値50〜70
筑波大学:偏差値55〜67.5
国際基督教大学:偏差値65
立教大学:偏差値55〜65
学部一覧
人文・文化学群
・人文学類(4主専攻17コース)
・比較文化学類(6領域16コース)
・日本語・日本文化学類
人文・文化学群はその名の通り、人文・文化について学ぶ学部なのですが、学類やコースを見ると、とても細かく分けられていることが分かります。例えば人文学類ですと、哲学や史学、考古学、言語学専攻に分かれており、その下に17コースもあるのです。比較文化学類も同じように日本・アジア領域、英米・ヨーロッパ領域、フィールド文化領域、表現文化領域、文化科学領域、思想文化領域に分類され、その下に16コースがあります。上2学類が専門性を追求する一方で日本語・日本文化学類には専攻などなく、学生に幅広く学んでもらうことを目的としています。
社会・国際学群
・社会学類(4専攻)
・国際総合学類(2専攻)
国際学群では、近年の国際化や技術化の中で私たちが直面する様々な問題にアタックできる人材を育成しています。この学群は筑波大学が標榜する国際性の日常化を先導しているとも言えるでしょう。社会学類の中には社会学、法学、政治学、経済学の専攻があり、国際総合学類の中には国際関係学と国際開発学の専攻があります。このような専攻がありますが、それぞれの関心や問題意識からして必要と思われる科目を、学生は所属する学群・学類の枠を超えて履修することができます。また社会・国際学群という名前だけあって、海外協定校も多く、グローバルな人材の育成に注力しています。
人間学群
・教育学類(4系列)
・心理学類
・障害科学類
人間学群は筑波大学でもっとも小さな学群ですが、小さいゆえのまとまりの良さを生かして丁寧な教育を行っています。公式HPによると人間学群の教育目標は現代社会が求めている人間についての深い理解と発達支援を行うことのできる人材を育成することにあります。教育学類の中には人間形成系列、教育計画・設計系列、地域・国際教育系列、学校教育開発系列の4系列があります。人間学群も学類間の垣根が低く、各学類の基礎的な授業は、すべての学類の生徒の履修が可能です。また、タイでの日本語教育実習など、この学群ならではの特徴的な授業もあります。障害科学の学類があるのも、かなり珍しいですよね。
生命環境学群
・生物学類(5コース)
・生物資源学類(4コース)
・地球学類(2主専攻)
生命環境学群の3学類は「生命」と「環境」のキーワードで互いに関連を持ち、近年の社会構造の変化に柔軟に対応して行くため1つの学群として編成されたもので、他大学には見られない特殊な教育・研究組織です。生物学類の中には多様性コース、情報コース、分子細胞コース、応用生物コース、人間生物コースの5つのコースがあり、生物資源学類の中には農林生物学コース、応用生命化学コース、環境工学コース、社会経済学コースの4コースがあります。そして地球学類には地球環境と地球進化の2つの主専攻があります。
理工学群
・数学類
・応用理工学類
・物理学類
・工学システム学類
・化学類
・社会工学類
理工学群は筑波大学最大の学群で、その学類数も最多となっています。また2名のノーベル賞受賞者が教育に携わったという歴史を持っています。先にも言ったように筑波大学は理系の研究が盛んな大学なので、しっかり勉強したい方にはおすすめの学群だと思います。そして学生の半分以上が大学院に進み、より専門的な勉強を続けます。
情報学群
・情報科学類(3主専攻)
・知的情報・図書館学類(3主専攻)
・情報メディア創成学類
情報学群では、ハードウェア・ソフトウェアなどの理工系の内容から、メディアやコンテンツ、知識などの文理融合型の学際的な内容まで、情報学の広い分野を学ぶことができます。 先端ITベンチャー企業との連携による産学連携プログラムはこの学群ならではの特徴的なプログラムだと思います。情報科学類には、ソフトウェアサイエンス、情報システム、知能情報メディアの3つの主専攻があり、知的情報・図書館学類には知識科学、知識情報システム、情報資源経営という3つの主専攻があります。
医学群
・医学類
・看護学類
・医療科学類
医学群の中でも看護学類と医療科学類が4年間なのに対し、医学類は6年間大学に通うことになります。そしてその医学類では良医を育成することを目標としています。また看護学類の中には選抜コースとして保健師や養護教諭の免許が取得できるコースもあります。医療科学類では、臨床検査学の各科目をコアとして広く医科学を学びます。
体育専門学群
体育専門学群は、体育・スポーツ・健康に関する最新の科学的研究成果を活かしながら、指導者の養成を目指している学群です。そして3年生になると、体育学の3分野(体育・スポーツ学、コーチング学、健康体力学)に対応した39の研究領域からいずれかを選択することになり、より専門的な勉強を進めることになります。またこの体育専門学群の前期日程試験では、実技の試験も要求されます。指定された18種目の中から受験者が得意とする2科目を選択するのです。受験を考えている方はきちんと確認する必要がありそうですね。
芸術専門学群
まずこの学群の特徴として、毎年2月に茨城県つくば美術館でその年度の卒業生全員による卒業制作展を開催することが挙げられます。また芸術専門学群は、学類はないですが、美術史および芸術支援コースからなる芸術学主専攻、洋画・日本画・彫塑・書の4コース、および特別カリキュラム「版画」からなる美術主専攻、構成、総合造形、クラフト、ビジュアルデザインなどの専門領域を含む構成主専攻、情報、プロダクト、環境、建築などのデザイン専門領域を含むデザイン主専攻の合わせて4主専攻を置いています。