はじめに
あなたは「首都大学東京」という大学をご存知ですか?
都内に住む方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。また大学名は知っていても、その学部や偏差値についてきちんとご存じない方も多いと思います。
そんな首都大学東京、2018年度から学部の再編成が行われます。
そこでこの記事では首都大学東京の再編成後の学部や偏差値情報、その他受験生の皆さんが気になる情報をご紹介します。大学選びの参考にしてみてくださいね。
首都大学東京の概要

首都大学東京とは東京に所在する公立大学で、石原慎太郎元東京都知事の「まったく新しい大学を作る」という公約のもと、東京都が設置する4つの短期大学が統合されて誕生した大学です。文理合わせて4学部4学科4系24コースを設置されていますが(2018年2月時点)、この学科や系、コースについては2018年度から変更があるので、この後詳しくお話ししますね。また首都大学東京という、最後に「大学」とつかない大学名は全国でこの首都大学東京だけなのです。珍しいですよね。この名前は略されて「首都大」と呼ばれることが多いです。キャンパスは南大沢キャンパス、日野キャンパス、荒川キャンパスの3つで、大学名の通りいずれのキャンパスも東京に所在しています。
首都大学東京の特徴
【世界大学ランキングで国内11位】
まず首都大学東京の1つ目の特徴として、世界大学ランキングで国内11位を獲得したことが挙げられます。世界大学ランキングとは、2017年9月5日に公表された「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキング」のことで、首都大学東京は780校ある日本の大学の中で、国内11位にランクインしました。そしてこの順位は90校ある公立大学の中ではトップなのです。首都大学東京は世界にも通じるトップ大学であることが分かりますね。
【授業料が安い】
首都大学東京の2つ目の特徴として、授業料が安いことが挙げられます。首都大学東京ではどの学部・系・コースでも年間授業料は520800円と統一されており、入学料は282000円、さらに都民の場合、半額の141000円になるのです。私立大学の平均授業料が約104万円、国立大学が約54万円であることを考えると、かなり安いですよね。加えて奨学金なども充実しています。
【豊富なインターンの実習先】
首都大学東京の3つ目の特徴として、豊富なインターンの実習先があることが言えます。これは1年次から実施され、現場体験を通して、問題意識を芽生えさせると共に主体的に問題に取り組む力を身につけることができます。また実習先としては、さすが東京都の公立大学ともあり、国や東京都などの公的法人から、民間企業まで多岐に渡り、そのコースは約300コースにも登ります。1年次という早い段階から実践的なインターンができることは、自分の将来も想像し易いでしょうし、就職活動も計画的に進められそうですね。
【私文でも受験可能】
首都大学東京の4つ目の特徴は
私立文系でも受験が可能ということです。これは法学部に限るのですが、受験科目がセンター3科目(国語1,外国語1,社会1)と個別試験2科目(国語1,外国語1)なのです。なので私立大学と併願する学生も少なくありません。
参考首都大学東京の偏差値

それでは首都大学東京の偏差値はどれくらいなのでしょうか。
パスナビの偏差値情報によると首都大学東京は
偏差値52.5〜60です。
学部ごとの偏差値
他大学との比較