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はじめに
センター物理の出題は各分野がそれぞれ他分野の内容とあまり重複のないように構成されています。
日ごろの勉強としては、物理現象にはいろいろな力が働いていることを理解して、全分野を複合的に考えるべきなのですが、センター物理に関しては、個別的に勉強するほうが効率よく得点力をつけられます。
もちろん全分野の理解がきちんとあるほうが、各分野についての理解も、関連付けられて深まるのですが、分野別に理解を深めて、それからそれぞれを関連付けられるようになるのでも次第に全体が見渡せるようになることでも、確実な物理センスが磨かれます。
物理の問題を解くときに意識してもらいたいのは、「部分と全体」です。問題演習をたくさんしていると、ある分野で使う公式について、「あれ、この形の公式ってどこかで見たな」という感覚を得ることがあると思います。
それは、様々な物理現象を運動量やエネルギーなどの同じ概念で説明するのが物理だから、ある種当然のことなのです。
こうした視野を問題演習で養うことで、分野の違う内容であっても、自分なりに見つけた「どこか似ている」という感覚でカテゴライズして理解することができます。
それが別々に分けられている分野を、全体へと統合する力であって、センター試験の限られた時間で知識を素早く引き出す力にもなるし、二次試験では分野にまたがる複合的な内容も出題されるので、大きな武器になることだと思います。
では、以下におすすめの参考書を載せます。

センター試験の物理で出題されやすい範囲が最低限載っています。これを1冊やっとけば物理を1通りはできますが、公式しか載っていなかったり、センター試験・共通1次の過去問を解いて慣らしていく感じで理論的なことは学べないので、高得点をとりたい人はもっと詳しい参考書をやるといいと思います。物理が間に合いそうにない人はとりあえずこれをやっとくといいと思います。

逆風を感じました
問題は良問揃いだけど白黒でデザインがやる気を削ぐ
解説がダメ。 「みなせる」は別解に載せて欲しい。 ちゃんと、アースした時はどうなるか、とか。 RC回路で時間が十分に立った時はどうなのか、とか。 テクニックに頼りすぎていて、地道な解き方をした人が使いづらくなる解説ばかりです。

問題は標準問題100題と発展問題がちょっと 問題のレベルは低いが、単振動のエネルギー保存則などちょいと発展的な内容までを典型問題を用いて学べる。 問題を採用した意図がそれぞれ書いてあるのでそこを読んで解説を熟読すると効果的。 個人的には名門の森で難しい問題をゴリゴリ解かなくてもこの問題集を完璧にすれば大抵の大学で合格点には達すると思う。 物理を得点源にしたい人は名門の森で鍛えるのもアリかも
問題数が100問くらいと少ないのに典型問題が網羅されていてとても良い問題集。ハイレベル問題は後回しにして、前半の問題をまずは完璧にする方が良いと思う。 この問題集を使っている人はあまりいないが、本当にいいので全員使った方がいいんじゃないかと思うレベル。 難易度としては名問と同じくらいかと思う。エッセンスや入門問題精講から繋げられる。 ただし、茨城大のように基礎問題が多く出る大学の志望者は必要ないと思われる。 MARCH志望者はオーバーワークにならないようならやって損は無い。 理科大、早慶あたりから絶大な効力を発揮する。
名門ある程度やってからこの本に手を出したけど、簡単だぁっと思っていた。でもそれからの模試では毎回偏差値70超えで、今年の京大オープン、名大オープンも80位以内だった。名門の森よりやる価値あるかもね。いまは難系やってます。ふつうに物理で合格点を超えたいだけならこれでいい

赤本までの橋渡し!
よいところは問題自体の質だね。知っておくべきパターンは網羅されているよ。だからこれを完璧やっておけば、解法を組み合わせることでどんな受験問題でもスラスラとけるよ。 やったね! 悪いところはまず問題の並べ方だね。殆ど全ての問題がページをまたいでいてやりにくいことこの上ない。これとこれとこれの順序をいれかえたら見やすくなるのになあ。なんでそんなことも考えられないんだよ無能編集者! のうなしあんよだね。 解答解説も行き当たりばったりで一貫性がないよ。さすがの無能編集者もその辺は理解してるみたいで、後ろに略解をつけてるよ。「立場上解答解説つけたけど、絶対わかりにくいから略解を見てね」というメッセージだね。その証拠に重問化学は略解がないのだ。 と、いうことで解答解説は捨てるのが啓明でしょう。 以上の点に気をつけて解けばとても良い問題集だよ。 やったね!

