臨床検査学科
実験と検証を繰り返し、診断の根拠をつくる仕事です。

臨床検査技師とは、医師の指示により検体検査・生理検査を行い、その検査情報を客観的、正確かつ迅速に報告する仕事です。具体的には、病院などでは採取された血液、尿や便などから身体の機能に異常がないかをチェックします。他にも感染症の原因となりうる細菌やウイルスを対象に検査し、病気の原因の解明、病気が発症する際のメカニズムや免疫細胞との関係性を調べたりなどの役割を担っています。それ以外でも心電図や脈波などの循環機能検査、脳波や筋電図などの神経・筋機能検査を専用の機器を用いて直接検査したり、通常の検査で調べきれない検査内容や症状が出た場合、備え付けのものではない試薬を作成したりなど、臨床検査技師の仕事は多岐にわたります。
この現代医療を支えるスペシャリストを育成するため、カリキュラムも充実しています。
生化学自動分析装置や凍結組織切片作成装置などの検体検査装置や脳波計、心電計、筋電図計、超音波検査計などの生理学検査装置といった実際の医療施設で使われている装置で実習を行い、医療現場での実践力を高めています。さらに、最新の電子顕微鏡や遺伝子検査装置を用いた卒業研究を行うなど、先端医療を学ぶ力も養成します。
また国家試験合格率も全国平均を上回っており、また就職率も100%を達成しています。卒業後は病院、検査センター、検査試薬メーカーなど様々な職場で活躍しています。
伝統と歴史のある教育プログラムによる学習指導で、2021年度は国家試験合格率100%を達成しました。
定員:90人
入試制度:一般選抜/大学入学共通テスト利用入試/総合型選抜/学校推薦型選抜
キャンパス:関キャンパス