『医科大学だからこその高度な知識と実践』関西医科大学リハビリテーション学部

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はじめに

近年、加速する少子高齢化や人口動態の変化、社会保障制度改革など様々な社会的要因に加え、人工知能(Artificial Intelligence;AI)やビッグデータによる労働の効率化、さらには医療技術や医療機器の発展により、医療をめぐる環境はますます多様化する兆しを見せています。特に、超高齢社会に移行する中、人々の生活を支える地域医療や在宅医療のために欠かせない分野として、リハビリテーションの重要性が高まっています。そうした情勢を受け、92年の歴史を持つ関西医科大学に2021年、リハビリテーション学部が設置されます(設置認可申請中)。

創立92年。医療系複合大学として進化する関西医科大学にリハビリテーション学部開設

特筆すべき大きなポイントは、医療系複合大学である関西医科大学のリハビリテーション学部が、「附属医療機関」「医学部」「看護学部」といった幅広いリソースを活用できるところです。92年の歴史をもつ関西医科大学は、2018年に看護学部、大学院看護学研究科を開設し、単科大学から医療系複合大学へと進化を遂げています。また、関西医科大学は4つの附属病院、1クリニックを擁し、大阪北東部の健康と医療を支えています。附属医療機関では急性期医療から在宅医療までを提供し、さらに、超高齢社会がもたらす変化にも対応すべく、訪問看護やリハビリテーション関連施設などを担う介護福祉部門を4病院全てに設置し、病気の治療から日常生活への復帰、再発の予防まで、シームレスに対応できる体制を整えています。
この理想的な環境で新設されるリハビリテーション学部では、高度の専門的知識と実践的指導力を持ち、またチーム医療と人としての尊厳を大切に考える理学療法士と作業療法士育成がなされることが期待できます。

(リハビリテーション学部学舎完成予定図)

今回はその関西医科大学リハビリテーション学部についてご紹介します!

臨床実習には附属医療機関を最大限に活用し、高度な専門知識、技能、実践的指導力を持つ理学療法士・作業療法士を育成。医学部・看護学部とのチーム医療も!

リハビリテーション学部は理学療法学科と作業療法学科に分かれています。両学科では、学生全員が1年次には急性期医療から地域在宅支援まで幅広くカバーする附属医療機関で臨床実習を行います。本学医療機関の実習施設のうち、附属病院は全国86施設のみが指定されている特定機能病院として、高度の医療の提供及び高度の医療技術の開発に携わっており、そこでは高度かつ最先端のリハビリテーション医学と臨床の最前線における知見を反映した学びが展開されます。

また、リハビリテーション学部・医学部・看護学部の3学部合同授業を通じて、実践に近い環境でのチーム医療の学習が実現されます。理学療法士・作業療法士の業務を進める上では、他の医療従事者と連携して患者さんの生活改善を図るチーム医療が非常に重要です。在学中に医学部・看護学部との合同授業等を通してチーム医療への理解を深めることは非常に有益であり、これは医療系の複合大学だからこそできる学習体制です。

高度な理学療法士と作業療法士を養成するための新学舎と最新設備

新学舎は2021年1月に完成予定であり、入学者は真新しい校舎で学ぶことができます。もちろん建物だけではなく、学ぶための施設も最新。理学療法士・作業療法士として働く環境を模した最新設備で実践的に学ぶことができます。

理学療法学科では、病気・怪我・高齢など様々な原因によって筋肉・骨・脳や心臓に障がいがある人々に対し、立ち上がる、起きる、歩くなどの動作の維持・改善方法を学びます。
理学療法学科の学生が主に使用する「先端テクノロジー演習室」ではロボット技術や三次元動作解析を始めとした最先端のリハビリテーション医療を学びます。このことによって、動作のスペシャリストとして医師と対等なポジションで患者さんに接することができる、高度な専門知識と治療技術を備えた理学療法士が育成されます。

作業療法学科では、病気やけが、もしくは生まれながらに障がいがある人々に対し、食べること、入浴すること、学校や仕事に行くことなどの日常生活の様々な行為の改善・獲得の方法を学びます。作業療法士は、AI(人工知能)や医療ロボットが発展する未来にも生き残るクリエイティブな職業(第6位)と言われています。
作業療法学科の学生が主に使用する「在宅シミュレーション演習室」では、電動ベッドやリフト、コミュニケーションエイドなどさまざまな福祉機器を備えた在宅生活に近い環境で実技演習や動作分析を行います。これにより最新の福祉機器についての知見を得るだけでなく、生活環境の評価や動作分析に基づいた最適なリハビリテーションを提供するための洞察力と実践力を習得し、患者さんの生活を幅広くサポートできる作業療法士が育成されます。

2Fのラーニングコモンズには可動式の机と椅子を配備し、アクティブラーニングを主とした学生同士の学び合いの場として開放されます。同階の学生ラウンジはリラックスできるやさしい空間となっていて、楽しいキャンパスライフになるでしょう。

充実したカリキュラム

理学療法士や作業療法士といった医療従事者を育成する大学の授業カリキュラムは、文部科学省と厚生労働省の指定によりある程度は決まっています。それ以外にどのような科目があるかでその大学の特色が決まるでしょう。関西医科大学のリハビリテーション学部では、先端リハビリテーション医学、スポーツリハビリテーション学、アシスティブテクノロジー学、がんリハビリテーション学といった科目が組み込まれており、各分野の研究・教育・臨床経験豊富な教員の下で、幅広い専門知識と先端技術を持つ理学療法士と作業療法士を目指すことができます。

形成される安定したキャリアと幅広い可能性

理学療法士や作業療法士といった医療専門職には、国家資格が必要。長く安定して働けるうえに、活躍の場が広い職業だとも言えます。それは従来の病院などの特定の医療現場での需要に加え、今では新たに訪問リハビリテーションや放課後等デイサービスなどの福祉関連施設、教育・研究機関、行政機関などでの活躍も期待されているからです。特に社会的な問題とされている超高齢社会において、老人保健施設などの地域医療の現場での需要がますます高まるでしょう。
しっかりと学び、技術や知識を身につけることで、働ける場所が広がるのもこの分野を勉強するメリットです。その努力が将来的に、サポートした患者さんの回復に立ち会ったり、人と関わりながら自分自身の成長を感じたりといったやりがいにつながっていきます。

オープンキャンパスに参加しよう!

リハビリテーション学部オープンキャンパス2020が以下の日程で開催されるようです。

日程
2020年7月19日(日)
2020年8月16日(日)
新型コロナウイルス感染症の影響により、人数制限を設けて完全予約制にて実施するとのことです。

また、大学や学部の紹介を動画で見られるコンテンツが「オープンキャンパスオンライン」として配信される予定です。

詳細は決定次第、関西医科大学のウェブサイトで公開されるようです。理学療法や作業療法についての理解が深まるだけでなく、大学の雰囲気を知ることができるチャンスです。興味のある方はぜひ関西医科大学のウェブサイトを訪問してみてください。

関西医科大学 受験生サイト
詳しくはこちら
<2020学生募集要項の請求方法>
テレメール資料請求番号 :119163
インターネット :https://telemail.jp
自動音声応答電話(IP電話):050-8601-0101

<お問い合わせ先>
リハビリテーション学部設置準備室
TEL: 072-804-0101(代表)

※日程の変更や中止の可能性があります。また、プログラムの詳細は決定次第、関西医科大学のサイトで公表予定です。

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