【スポーツ科学の面白さって?】出願前に考えたい、自分が学びたいこと

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はじめに

いよいよ夏本番、蒸し暑い日が続いていますが、体調を崩したりしていませんか?
さて、世界中を震撼させた新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くのスポーツの競技会や活動が中止になりました。
これまで経験したことのない「スポーツができない世界」に直面し、スポーツが私たちの生活に欠かすことのできない存在であることを、改めて感じた人も多かったはず。
終わらせたくない「スポーツを好きな気持ち」。これを大学の4年間に生かしてみるのはどうでしょうか。今回は「スポーツ科学」という学問について、一緒に考えていきたいと思います。

スポーツに関して幅広く学ぶなら「スポーツ科学」

「スポーツ科学」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
すでに日本には、「スポーツ」という名前のついた大学の学部や学科がたくさんありますよね。健康について勉強したり、体育教師になるために学んだりするところ、純粋にスポーツ推薦の人がたくさんいる学部というイメージがあるかもしれません。
また、「スポーツ」に「科学」が加わったら、どうイメージするでしょう。
「理系」の学び?と思って、ハードルが上がったと感じる人もいるのではないでしょうか。

「スポーツ科学」とは、体育学だけでなく、教育学、社会学、医学、心理学、統計学などから、スポーツに関するすべての事象について学び研究できる学問のことです。
例えば、データにもとづいて競技や練習法を科学的に解明することは、アスリートとして成長する以外にもチームが勝利するために戦略を考えたり、選手を指導する上で重要です。また、スポーツを「する」「みる」「支える」の視点でビジネスに展開することもできます。
このようにスポーツを素材に多角的に学ぶことができるが「スポーツ科学」の魅力といえます。

では、もっとイメージできるように、具体的にみていきましょう。

「スポーツ」のけがを予防する最新トレーニングって?

スポーツするときに安全環境を構築することを「スポーツセーフティー」といい、その中には選手のけが予防も含まれています。
選手の怪我は大きく分けてアクシデントによるものと、動きの“癖”で生じてしまうものがあり、動きの癖は、いつの間にか痛くなっているような怪我の原因にも関係があるそうです。

しかし、最近では「予測評価ツール」を使って、どの部位に問題があり、怪我をしやすいかを予測できるようになっています。
例えば、日常生活の“バックの持ち方”には人それぞれの癖がありますよね。
その癖は体幹の使い方、柔軟性の低下などから左右差となって現れます。その人にあった修正エクササイズを続けることで、怪我をしにくい体を作ることにつながるのです。

「スポーツ」を盛り上げることが地域の活性化につながる

「ワールドカップ開催が経済効果につながる」といった記事を目にしたことはありませんか?
どのくらいの経済効果が生まれているかを「スポーツ科学」から読み解けます。
例えば、記憶に新しいラグビーのワールドカップ開催。日本各地で開催され、どれくらい経済効果があるか注目が集まりました。

経済効果はドミノ倒しのようなものでスポーツイベントも同じです。
選手や観客が食料を買ったり、お土産を買う、宿泊するなどがドミノの起点になって、パタパタとさまざまな産業に効果をもたらします。
それが地域によってどのように違うのか、また、ドミノ効果の波及先はどのような企業かなど、より細かな調査分析が必要とされ、これらの研究はスポーツを通した地域活性化に大きく貢献することが期待されています。

おわりに

いかがでしょうか?スポーツ科学は、「する」「みる」「ささえる」「知る」の視点で考えてみると、幅広い領域からスポーツについて学ぶことができ、思っていたイメージとは違う!という人も多かったのではないでしょうか。

もっと、スポーツについて学ぶとはどういうことか知りたい人はこちら。 詳しくはこちら

最後に伝えたいことは、重要なのは大学に入ることがゴールではなく、大学に進んで「なにを学ぶのか」ということです。
これまで頑張ってきたことを大学での学びや未来にどう生かすかはあなた次第。ぜひ、この機会に自分がなにを学びたいか、学びを未来にどう生かせるかなど、いろいろ考えてみましょう。

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