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はじめに
突然ですが、みなさんは、ケガや病気をして理学療法士のお世話になったことはありますか? 運動部で活躍している人は知っている人も多いかもしれません。そんな理学療法士ですが、実は病院や診療所にいるだけではないんです!なんと、「赤ちゃん」から「お年寄り」まで、人がいる場所すべてに理学療法士の活躍の場があるんです!
今回は、人生の縁の下の力持ち「理学療法士」の仕事についてお伝えしたいと思います。
そもそも「理学療法士」とは?
理学療法士は、リハビリテーションの専門家です。今まで当たり前にできていた動き(立つ、座る、歩くなど)が、病気や障害によってできなくなってしまったとき、それを医師の指導の下で、元の生活に戻れるようにサポートします。
人の身体機能に関わる仕事のため、「赤ちゃん」から「お年寄り」まで、老若男女問わず人生のさまざまな場面で頼りになる存在です。
病気や障害があっても、人々が自立した暮らしをできるようにあらゆる方法を追求し、実現させるのが理学療法士の仕事と言えるでしょう。
では、実際にどんな場面で活躍しているのでしょうか?
活躍の場が広い「理学療法士」の仕事
例えば、病院や診療所では、ケガや病気で動かなくなった身体機能を元に戻すためにリハビリ指導を行います。
老人保健施設やデイケアなどでは、お年寄りの日常生活全般の機能維持を、市・区役所、地域包括支援センターなどでは、地域住民の介護予防、健康増進を、障がい児通所や特別支援学級では、子供たちの健やかな成長のための支援を行います。
その他にも、企業に就職し、住宅改修・福祉用具のアドバイスをすることもありますし、大学院などで研究の道に進むという選択肢もあります。
人々の健康としあわせな生活に、理学療法士のサポートは欠かせません。だからこそ、こんなにたくさん理学療法士が活躍できる場があるんですね!
大学選びのポイントとは?
理学療法士になるには、国家資格を取得する必要があります。また、その国家試験の受験資格を得るためには、養成校で学ばなければなりません。養成校には4年制大学のほかに、3年制の短大や、4年制・3年制の専門学校などがあります。
どの学校で学んでも試験に合格すれば理学療法士になれますが、「専門学校」と「大学」、そして「3年制」と「4年制」とでは、得られる学びが異なります。
専門学校は、「資格取得」と「技能習得」を第一の目的として、より実践的な内容を学びますが、大学は教育研究機関ということもあり、語学や様々な基礎知識を含めた幅広い教養を身につけるとともに、学術的な専門領域の内容を学びます。そのため、卒業後の進路は多様で、就職以外にも、大学院へ進むなど、選択肢が広がることも4年制大学のメリットのひとつです。また、「大学卒業」を応募条件とする企業等もあり、就職活動の際に選べる会社の選択肢が増えることもメリットと言えるでしょう。
さらに、3年制より4年制の方が、同じ量の勉強に1年間多く時間をかけられるので、余裕をもって資格取得の準備ができるうえに、その他様々な経験もできるんです。たとえばアルバイトやサークル活動などを通して、理学療法士として必要なコミュニケーション能力を身につけることも可能です。4年制大学であれば、充実した学生生活を送ることができますね。
「まだどの分野を目指すか決まっていない」「特定の分野を深く学びたい」と考えている方には大学への進学をお勧めします。
「学び」&「資格取得」にちょうどいい街
理学療法士の資格は日本全国どこででも取れますし、就職先も日本全国にあります。もちろん養成校もたくさんあるので、どこで学べばいいか悩みますよね。
都会の学校?それとも地方の学校でしょうか?
どちらも一長一短あると思いますが、地方は都会と比較すると家賃や生活費も安いことはもちろんのこと、都会のような忙しさがなく、自分と向き合える落ち着いた時間や環境が築きやすいため、勉強に集中するにはよい環境といえます。
そのなかでも豊橋は、新幹線が停まる愛知県の中核市でありながら、ビルの合間から山々が覗くような自然との調和が取れた特有のエリアとなっています。
また、生活に必要なものは十分揃っている上に、名古屋や浜松といった大都市に行くにも交通の便が良く、初めての一人暮らしでも安心して暮らせるような「ちょうどいい街」です。
さらに豊橋で学んだ学生は、地域内に就職する人も多いため、地域のほとんどの医療機関に卒業生がいると言えるほど密なネットワークがあります。実習や就職に困らないのも魅力のひとつです。
勉強に集中できる環境があり、学生にとって過ごしやすい「ちょうどいい街」豊橋で資格取得を目指してみませんか?
豊橋創造大学で学べる3分野「スポーツ理学療法」「基礎研究」「地域リハビリテーション」
豊橋創造大学の保健医療学部理学療法学科は、「スポーツ理学療法」、「基礎研究」、「地域リハビリテーション」を3つの柱としています。
■スポーツ理学療法
基本的な知識と技能を学べるほか、理学療法専門実習で実践力を養成します。
教科書では学べないトレーニング指導やテーピング技術の修得にも力を入れています。
新カリキュラムでは、病院でのスポーツ外傷の治療のみならず、トレーニングや試合などのサポートもできる理学療法士の育成を目標としています。
障がい者や高齢者を対象とした「アダプテッドスポーツ」などの授業では、実際にスポーツの現場で活躍する講師からリアルな技術を修得できます。また4年次には、より専門的な「理学療法臨床専門実習」でスポーツを選択可能。臨床現場におけるスポーツ外傷のリハビリを体験できる貴重な機会があります。
■基礎研究
理学療法の基礎を支える研究を推進する「基礎研究」を行います。世界に通じる研究業績を持つ教員を多数配置するとともに、3次元動作解析装置をはじめとする研究機器を教育に活用、そこで得られた知見は学会に報告し、理学療法の進歩に貢献しています。
■地域リハビリテーション
利用者(障がい児・者、高齢者)が住み慣れた地で最期まで自分らしく暮らすために、医療施設以外での理学療法や援助も重視。講義や実習での学びに加え、学生生活を通して人としての成長を促し、地域に貢献できる理学療法士を養成します。
これら3分野を横断的に学習できるプログラムが用意されており、学生は理学療法を学びながら自分の将来を定め、専門性を身に付けていきます。
また、基礎医学・臨床医学といった基礎領域を重視しながらも、地域社会との連携による体験学習や実践機会も充実しており、豊かな創造力と人間性を育むことができます。
おわりに
いかがでしたか?理学療法士もスポーツ分野や医療機器・住宅メーカー、地域コミュニティと活躍の場が広がっているんですね!名古屋・浜松はもちろん、岐阜・桑名・藤枝も通学圏内です。中部地方で医療系を目指している方は、ぜひ豊橋創造大学を調べてみてくださいね。