地域の魅力を発掘&発見! 産官学連携の学びとは

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はじめに

あなたは、あなたの暮らす町のどんなところが好きですか? あるいは、あなたが行ってみたい憧れの地域はどんなところですか? 地域を輝かせる魅力があれば、それは観光資源となり、多くの人々を呼び込むパワーになります。つまり、観光を考えるときに「地域活性化」は大きな鍵になります。でも、具体的にどんなことをすれば地域は活性化するのでしょうか? 地域活性化の方法について学べる大学があります。しかも、理論だけでなく、地域活性化に取り組みながら実践的に学ぶこともできるんです。

観光学から地域活性化にアプローチ! 産官学連携プロジェクトで実践的に学ぶ

観光学のひとつの側面である「地域活性化」。理論と実践の両面から「地域活性化」を学ぶために、跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部 観光デザイン学科では、多彩な「産官学連携プロジェクト」を展開しています。
教室で知識を身につけるだけでなく、身につけた知識を活かし、実際に民間企業や自治体とともに地域活性化のための活動を行うというものです。
企業や自治体の人々は「仕事」としてプロジェクトに参加しているわけですから、一旦プロジェクトがスタートすれば自分たちが学生であるということは言い訳になりません。時にはシビアな評価を受けることもありますが、だからこそ真剣に打ち込んで結果を出す達成感も大きくなります。
では、最近のプロジェクトをいくつか紹介していきましょう。

(株)ジャルパック&墨田区観光協会と連携! 「スー女」プロジェクトとは!?

さて、「スー女」って何のことだかご存知ですか? 相撲好き女子を表す言葉なんです。年間6場所のうち3場所が開催される両国国技館の周囲には、力士の追っかけをする「スー女」たちで賑わっているそうです。国技館のある墨田区は相撲部屋が多く、伝統工芸や隅田川の花火大会など江戸文化が今も息づく場所。しかも最先端技術が駆使されたスカイツリーもそびえ立つ、過去・現在・未来が堪能できるエリアです。  
この点に注目した跡見学園女子大学の学生と、同大学と包括連携協定を締結している(株)ジャルパックの「スー女」社員、そして墨田区観光協会が連携し、「下町墨田区の都市観光の魅力倍増プロジェクト」を発足。相撲部屋「木瀬部屋」との意見交換を経て商品化されたのが「女子大学生が考案!大相撲と江戸文化を感じる旅2日間」です。大相撲の魅力を満喫しつつ、江戸浅草グルメや下町墨田区の伝統文化を体験できるツアーは「JALPAK&女子大生スー女チーム」のナビゲート付きで好評とのこと。企画からナビゲートまでトータルに体験することで観光をより深く理解できそうですね。

SDGsやバリアフリーを取り込んだ画期的なプロジェクトも!

千葉県いすみ市の大原漁港青年部と学生が共同で取り組んだのが「大原漁港と漁師のブランド化」です。漁師の未来戦略パンフレットやロゴマークを作成して見える化。また、若手漁師による「漁師の港の朝市散策ツアー」を企画。さらに、国連提唱のSDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、次世代型漁業のあり方をめざした「稚魚の放流」にもチャレンジ。後継者不足による廃業が問題となる中、最高品質の魚とSDGsの両立をめざす若手漁師が集う漁港なんて、素晴らしいですね。

このほか、物理的なバリアフリーに心のバリアフリーを加えた旅行企画の造成をめざす学生チームは、バリアフリー化が進んでいる宿泊施設や観光施設を組み合わせたツアー「FREE TOURISM」を企画。2020年2月に開催された「第6回広域関東学生インバウンド旅行企画コンテスト」でその着眼点と課題解決力が高く評価され最優秀グランプリを受賞しました。
また、ロケ地とグルメで「あなたの行きたいまちNO.1」を競う産官学連携地方創生イベント『全国ふるさと甲子園』に、「ふるさと女子」として約160名が参画し、関係機関との連携のもとに事前の広報企画PRから当日の各地域の出展ブースへの支援、ステージ補助、案内・誘導・保安業務などまで多岐にわたる重要な運営業務を担っています。2015年の初開催から昨年(2019年)の第5回まで先輩から後輩へそのホスピタリティとマネジメント力は引き継がれ長期にわたりSDGsにも繋がる連携支援が継続中であります。(次回は2021年2月に開催予定。)

観光で日本を元気にする! 跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科とは

ご紹介してきた「下町墨田区の都市観光の魅力倍増プロジェクト」と「大原漁港と漁師のブランド化」は観光コミュニティ学部 観光デザイン学科・篠原ゼミ、そして「FREE TOURISM」「全国ふるさと甲子園」は同学科・村上ゼミのプロジェクトです。
「不思議な日本の相撲」にアプローチしたり、SDGsやバリアフリーといった社会問題を切り口にしたりと、これからの観光は楽しいだけでなく、観光から新しい学びや価値観を得られることも重要視されそうですね。そんな「新しい観光」について考え実践しながら「観光で日本を元気にする」のが、観光デザイン学科のめざす観光学です。プロジェクト活動を通じて、ホスピタリティ能力・マネジメント能力・発掘発信能力が磨かれるので、旅行・航空・ホテル、自治体・公共機関ほか、創造力を活かせる幅広い業界で活躍できそうですね。

旅行会社との共同プロジェクトや海外での遺跡修復を体験できる立教大学観光学部

「ビジネス」「文化」「地域」と大きく3つの多角的な視点から観光を追究しているのが、観光学科と交流文化学科の2学科を擁する立教大学観光学部です。
観光にはさまざまな側面があります。移動や宿泊・買い物など、観光のプロセスから生じる「ビジネスとしての観光」。ある地域の観光地としての可能性を考え実践する「地域社会における観光」。そして、人々はなぜ観光を行き、何を得ようとしているのかといった「文化現象としての観光」。これらは相互に深く関係しているので、包括的に学び・実践し・活かすことで観光の本質に迫ることができます。
主に「ビジネスとしての観光」にフォーカスするのが観光学科。旅行会社など企業との共同プロジェクトを通じて観光に関する商品の開発にも挑戦できます。また、「文化現象としての観光」にフォーカスするのが交流文化学科。海外で少数民族の生活文化に触れたり、遺跡修復に挑戦するなど貴重な異文化体験ができます。「地域社会における観光」については両学科で学べますが、観光学科では「地域づくり」に、交流文化学科では「地域のありよう」に力点を置いています。 
多彩な産官学連携プログラムを体験しながら観光を幅広い視点でとらえることで、観光業界での実践力はもちろん、社会にある多様な問題への解決能力も身につきそうですね。

同志社女子大学現代社会学部社会システム学科の「京都学・観光学コース」

同志社女子大学は「キリスト教主義」「国際主義」「リベラル・アーツ」に基づき、21世紀の社会を女性の視点で「改良」できる人物を育成し、真に女性が輝く社会づくりをめざす大学です。社会の中で観光という要素は、人が地域社会と複合的に交流し、多文化交流を通して新しい地域像を作り出していくプロセスです。地域振興においても大切な課題であり、持続的な社会づくりを考える上でも重要です。
現代社会学部社会システム学科の「京都学・観光学コース」では、国際観光もふくめた広い視野で、地域形成の重要な役割として観光を捉える総合力を養っています。さらに、大学の立地する京都という地域を歴史学・地理学・観光学など広領域からの視点から総合的に考える京都学を設置しているのが大きな特色。京都を考察すれば、他の地域や日本の歴史が形成される過程を探ることにもつながります。
国際観光都市京都を、歴史・地理・観光の視点から改めて見つめ直すことで、先人の知恵を現代に活かしたり、これからの社会に何が必要なのかを導きだすアイデアが生まれるかもしれませんね。

おわりに

今回は産官学連携による地域活性化についてご紹介してきました。あなたがいろいろな立場の人の意見交換しながら、人々の笑顔を増やす仕事に就きたいと考えているなら「観光」も選択肢のひとつかもしれません。プロジェクト型の学びで実践力を獲得できる大学を選ぶことをおすすめします。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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