はじめに
将来は看護師になりたい。そう考えている方は少なくないと思います。近年、高齢化や感染症の流行で、今まで以上に注目を集めている看護師ですが、結局は国家資格を取るのだから、どの大学で学んでも同じだと思っていませんか?
たしかに、看護師国家試験受験資格の取れる大学はたくさんあります。だからこそ大切なのは、将来を見据えて、どのような視点で大学を選ぶか。大学選びが、在学中の学び、そして将来の就職先にも関わってきます。そのため、今から先を見据えて大学を選ぶ姿勢がとても重要になってくると言えるでしょう。
入学から就職まで、同じ大学グループで完結できる順天堂大学医療看護学部
では、どのような視点で大学を選べば良いのでしょうか。様々なポイントがありますが、伝統、大学の理念、学びの内容、国家試験合格率、また卒業後の就職実績・就職先などは、大学を選ぶ上で欠かせないポイントと言えそうです。
例えば、医療で有名な大学に、順天堂大学があります。順天堂大学の看護教育には長い歴史があり、その伝統を受け継いでいる医療看護学部では、看護師になる上で欠かせない実習を医学部附属病院で行っています。加えて将来は、同附属病院に優先的に就職することができ、学びから就職までを順天堂ネットワークで完結できるといった特徴があります。このような点を見るも一つの方法でしょう。
順天堂大学では、実際に現場で働いている看護師の先輩方も順天堂で学び、附属病院に就職しています。同じキャリアを歩んできた先輩看護師が多くいる点は、とても心強く感じられるはずです。
医学部附属6病院を中心に行う、充実した臨地実習。先輩看護師が臨床教員として指導
附属の6病院も、それぞれ特徴が違います。例えば、都内の順天堂医院は特定機能病院として最先端の知識と医療を有しています。千葉の浦安病院は、東葛南部地域における基幹病院として周辺住民に寄り添う医療を提供。静岡病院はドクターヘリが配置され、救急救命の拠点としての役割も担っています。
そのほかの順天堂越谷病院、順天堂東京江東高齢者医療センター、練馬病院ともに、それぞれに特色ある医療と看護体制を提供しているのが特徴ですが、共通するのは根底にある「仁」の思い。知識の習得と技術の伝授に努めるとともに、「患者の痛みを理解できる」心と、豊かな人間性・感性を兼ね備えた医療人の育成を目指しています。
すべての病院が臨地実習先として、医療看護学部の学生が実習を受けられるようになっており、順天堂を卒業した先輩看護師が看護臨床教員として、現場での経験をもとに学生の教育や実習指導を行ってくれます。
学校と先輩看護師たちの万全な協力体制のもとで、安心して学ぶことができるのは大きな魅力と言えるでしょう。
附属6病院への就職率は91.8%! 実習先が就職先の場合も
そんな順天堂大学医療看護学部ですが、就職率はどうなのでしょうか。
医療看護学部の就職率は高く、その中でも附属6病院への就職率は、91.8%(2022年度)。実に毎年90%以上の卒業生が、そのまま順天堂グループに就職しています。
この数字は他の学部に比べても高く、場合によっては実習先で働いた病院が就職先というケースも珍しくありません。もちろん、国家試験合格率も過去5年間で平均99%(既卒者含む)と高いため、一緒に学んだ同級生が同じ職場ということも多そうです。
自分が学んだ大学でそのまま働くことができるというのは、慣れ親しんだ場所で働けるということだけでなく、将来設計がしやすいというメリットもあります。学びから就職までのすべてを順天堂大学で完結できるのは、安心にもつながります。
看護師だけでなく、保健師、助産師も!
さらに順天堂大学医療看護学部は、看護師に加えて、保健師国家試験、助産師国家試験についても、毎年全国平均を大きく上回る合格実績を出しています。実はこの保健師と助産師の資格を取れる大学は、千葉県内でも数校しかありません。看護師の勉強をしながら、これらの資格にチャレンジしてみることで、将来の選択肢が広がっていくでしょう。
同じ看護師という資格でも、取得する場所によって、その後の学び、実習、そして働く環境が大きく変わります。順天堂大学のように、すべてが完結する場所で、安心して学業に打ち込むのもひとつの選択肢と言えます。ぜひこういった情報も参考にしてみてください。
「仁」を大切にする順天堂大学の新しい入試区分、『総合型選抜』
「仁」の精神を大切にする順天堂大学医療看護学部は、その精神に共感でき、協調性を備えたコミュニケーションが身についている人を選抜するために、2024年から総合型選抜を新しく実施します。従来行っていた学校推薦型選抜と同様、学力試験に加えて受験生の人となりや感性と教養を見極める方法として小論文試験や面接試験を実施し、総合的に選考を行う予定です。
こういった情報も踏まえて進路選択や入試の準備をしていってください。