「地域を見つめ、地域を動かす」國學院大學観光まちづくり学部を知ろう!

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はじめに

旅行に行って帰ってくると、「ご飯が美味しかったな」「景色がとても綺麗だった」なんて、たくさんの思い出が浮かんできますよね。そんな素晴らしい観光地を自らの手で作れたら、ステキだと思いませんか?
そこで今回は、國學院大學に開設される「地域の魅力を再発見し、地域の観光とまちづくりを学ぶことができる」観光まちづくり学部について、西村幸夫学部長に話をお聞きしました!

2022年4月、國學院大學に「観光」と「まちづくり」を学ぶ学部が誕生!

――観光まちづくり学部は、どのようなことを学ぶ学部なのでしょうか。

新型コロナの影響で外出がしにくくなり、多くの人が「旅行に行きたい」という思いを募らせていることと思います。そんななか、これまでの「観光客目線」ではなく、観光客を受け入れる「地域の目線」から観光を考え、地域を元気にしていくことを主眼に置いた観光まちづくり学部が、2022年4月に誕生します。
多くの人に「その場所に行きたい」と思ってもらうには、そして多くの観光客を受け入れるためにはどうしたら良いのかを、時には学校で、時には現地に赴いて考え、地域の新たな魅力を発見するプロセスを楽しんでもらいたいと思います。

――観光というと、将来的に旅行会社などで働きたい人が進学する学部なのですか?

観光産業は、観光業界に身を置く人だけでは成り立ちません。そのため本学部を卒業したら、宿泊・旅行業といった観光業界はもちろん、公共の立場から地域を支える公務員、経済活動から地域と世界をつなぐ出版・広告業界や商社・金融・IT産業など、多くの業界・業種から地域を元気づけるための活躍を期待しています。もちろん私たち教員も、みなさんが描く進路に進めるよう、数多くのサポートを準備しています。

多彩な視点から、「観光」「まちづくり」を紐解いていく

――具体的なカリキュラムを教えてください。

観光と一口に言っても、多くの要素が複雑に絡み合っています。土地の歴史や文化、⾃然などを次世代に引き継いでいくことに加え、公共政策や財政、少子化問題などの側面からも、観光を考えていかなくてはなりません。
観光まちづくり学部では「社会」「資源」「政策・計画」「交流・産業」の1~4類より学びを展開。文系・理系の垣根を越えた、柔軟なカリキュラム選択を重視しています。

――観光まちづくりには、そのような幅広い視点が必要なんですね。

これからの観光まちづくりでは、地域全体を俯瞰する視点が求められてきます。
そのため、建築や人流解析などのデータサイエンス、都市計画や公共政策、マーケティング、デザインなど、文系・理系を問わず「観光まちづくり」の基礎となる分析技術・表現技術を学ぶ必要があります。その結果、様々な業界の立場から地域に訪れる人を増やし、地域に暮らす人にとっても、魅力的な持続可能なまちづくりを提案できる人材になっていただきたいと考えています。

座学だけでなく、現地の方と意見を交わす「実践」授業も

――他には、どのような授業を行うのですか。

忘れてはいけないのが実践です。観光まちづくりを進める上で、地域の方々との協同は欠かせません。
演習科目では、15〜20人の少人数で行うグループワークやフィールドワークを行ってもらいます。実際の地域課題の解決に取り組んでもらうのですが、ペーパーテストのように決まった答えがあるわけではありません。自分なりのテーマを設定、様々な考えを持つ現地の方をはじめとした他者と議論し、力を合わせながら、答えを模索していってほしいと思っています。

――最後に、受験生にメッセージをお願いします!

地域の目線から観光を考え、文系・理系の垣根を越えて学びを深め、理論と実践を繰り返していく。この取り組みの根幹にはぜひ、地域の困っている人を応援したい、手伝いたいという気持ちを持っていただきたいです。
今自分が学ぶべきものは何なのか。学びの方向性を選び取り、私たちとともに充実した4年間を過ごしていきましょう。

観光まちづくり学部に入るには?

いかがでしたか?
國學院大學は、皇典講究所を母体として明治15年に設立されました。私たちが属する国や社会について問い直し、物事の本質を探ることを学びの柱に据えています。
創立140周年を迎える節目に開設される観光まちづくり学部 観光まちづくり学科では、新学部を作り上げ、一緒に学ぶ300人の仲間を募集しています。

【V方式】
出願期間:2022年1月4日〜 1月14日
試験日:2022年1月15日・16日
大学入学共通テストの結果を利用した入試方法となり、個別試験は行いません。

【A日程】
出願期間:2022年1月4日〜1月21日
試験日:2022年2月2・3・4日

3教科型:2月2日
得意科目重視型:2月3日
学部学科特色型:2月4日

試験会場:本学2会場+地方8都市(札幌・仙台・新潟・長野・静岡・名古屋・大阪・福岡)

【B日程】
出願期間:2022年1月4日〜2月22日
試験日:2022年3月2日

外部英語検定試験のスコアを利用することが可能。
詳細は一般選抜入学試験要項を確認。



【観光まちづくり学部特別選考】
出願期間:2022年1月4日〜2月22日
試験日:書類選考のみ
選考方法: ①志望理由書(700~800字) ②V方式・A日程の成績 ③調査書

令和4年度V方式・A日程において、観光まちづくり学部観光まちづくり学科の受験者を対象に、入試成績だけでなく、学びへの興味・関心や学修意欲などの総合評価によって合否判定を行う入試。

おわりに

地域を見つめ、地域を動かす。
観光する側ではなく、観光に来てもらう側として、まちの活性化をけん引する人材になるには、広い視点を持ち、既存の分野の壁を越えて、自ら地域のために動くことが大切です。
人が好き、まちが好き、美味しいものが好きといった好奇心を大切に、地域社会の貢献のための一歩を、國學院大學 観光まちづくり学部で踏み出してみませんか。

今回お話を伺った、西村学部長の動画メッセージは以下よりご視聴いただけます。

國學院大學観光まちづくり学部始動(令和4年4月開設)~地域を見つめ、地域を動かす~

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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