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はじめに
2021年度より大学共通テストが導入され、大学受験の様相は大きく変わっています。医学部の入試でもより自分に合う方式が増えるかもしれません!
そこで今回は、テストで課される科目数も多く、なかなか一筋縄にはいかない医学部入試の勉強について、現役の医学部生に受験時代の勉強法や、受験のコツなどをお伺いしてきました!
お話してくれたのは日本大学医学部に通う先輩2人!
・和泉 天空さん(1年生)
日本大学医学部独自の試験であるA個別方式で合格。
3年間の浪人生活を経て、日本大学医学部へ。
・木村 涼太郎さん(2年生)
同じ問題で日本大学の複数学部を併願することができるN全学統一方式で合格。
2年間の浪人生活を経て、日本大学医学部へ。
医学部を目指すきっかけ
――最初に、医学部を目指したきっかけや、目指している分野があれば教えてください。
木村:僕も中学生の頃から医学部を目指す選択肢がありました。学校でも周りに医学部を目指している人が多く、自分も切磋琢磨していました。入学前は、近年一般の人でも受診するハードルの低くなっていて需要も増えている精神科に興味があったのですが、今は勉強をしながら決めている最中です。
医学部合格までの体験記
――医学部受験は難易度が高く勉強が大変というイメージですが、実際どんな受験生活でしたか?
もう少し努力すれば受かると思い、2年目は自宅浪人に切り替えました。自宅浪人はやらない方が良かったです。家や図書館で勉強していたのですが、周りには一緒に誰も勉強する人もおらず、予備校のテキストをやり直しましたがペースを掴むのも難しかったです。
その反省を踏まえて、3年目の浪人生活は再び予備校に通いました。予備校の授業が終れば、自習室で勉強するというリズムを作り、1日あたり10〜12時間の勉強時間を確保しました。
木村:正直、受験勉強には全力で取り組めませんでした。現役時の成績は良かったので、現役で受かると甘い考えがありました。「1年浪人すれば入れるだろう」「もう1年浪人すれば……」といった感じだったんです。そんな中で浪人生活は2年目で終わりと決意し、日本大学医学部に入ることができました。また、サボり癖から抜け出せず大変でした。あとから振り返ると後悔ばかりで……。一生懸命やればよかったです。自分は、夏に受けた模試の結果が良くて、秋に油断してしまったので、一喜一憂せず勉強した方がよかったと感じています。
――医学部では面接も選考の1つ。どう対策していましたか?
和泉:面接では、時事問題について聞かれることもあるので、日常的にニュースは見ていました。また、医療系ニュースについてはきちんと答えられるように、ノートにまとめていました。予備校での練習はもちろん、受験する大学の傾向を予備校でリサーチしておいたほうがいいと思います。
日本大学医学部の受験について
――日本大学医学部の受験はどうでしたか?
和泉:もともと数学が苦手だったので、数学で差がつかないところを選びました。私が受けた日本大学医学部のA個別方式では、数学の比率が大きくなく、さらに得意な理科が活かせる入試だったので自分に合っていました。また、実際に日本大学医学部を志望した理由も、自宅から通えて得意科目が活かせるという部分が大きかったです。
日本大学医学部の受験方式をチェック!
2022年の日本大学医学部は、一般選抜では、N全学統一方式(第1期、第2期)で受験が可能です。一次試験、二次試験(面接含む)があり、それぞれ科目と配点があるので詳しくはホームページでチェックしてみてくださいね!
おわりに
いかがでしたでしょうか? 自宅浪人も経験した和泉さんは、「偏差値40台からでも医学部は目指せるので、諦めずにがんばってください」とみなさんにエール。一方で、もう少し一生懸命勉強すればよかったと語る木村さんは、その経験があったからこそ「全力でがんばってください」とメッセージをいただきました。
医学部に入ってからは、勉強と実習で受験勉強以上に勉強中ながらもとても充実しているというお二人。残り数カ月で受験はやってきます。医学部での充実した時間を過ごすためにも、あと少しがんばりましょう!