注目のコンピュータ理工学。最先端のAI、データサイエンス、IoT、リモートセンシングなど実践的に学ぶ

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はじめに

現代社会では私たちの生活の多くをコンピュータが支えています。コンピュータのない日常は考えられないほど、重要な役割を担うようになりました。学習管理のためにアプリを使ったり、膨大な情報から自身が求める情報へアクセスしたりと、すべての営みでコンピュータをツールとして使うことが必要となっているのです。社会と密接にかかわる大学では、これからの世の中で必要となる力を身につけたいものです。そこで、4年間の体系だった教育プログラムでコンピュータを学ぶことができる大学を見ていきましょう。

会津大学のコンピュータ理工学とは

会津大学は日本初のコンピュータ理工学に特化した公立大学です。1993年というインターネットの黎明期に開学し、その後のコンピュータ普及に先駆けた学びを実現してきました。コンピュータ業界の中では高い知名度を誇っており、一目を置かれる存在です。

今後コンピュータは、さらに私たちの生活になくてはならないものになっていくと考えられます。コンピュータへの知見は、未来を創り出す力となるのです。そのため、コンピュータ理工学は非常に将来性の高い学問領域だといえます。

コンピュータ理工学というと、AIやロボットといったイメージがあるかもしれませんが、決してそれだけではありません。会津大学では、コンピュータを道具としたインターネット、IoT、ビッグデータなどの情報通信技術に関わる様々な領域を教育・研究しています。そのため、芸術や医療など、一般的なコンピュータのイメージでは捉えられない幅広い分野で活躍している卒業生たちがいます。コンピュータ理工学はあらゆる領域で生かすことができるスキルなのです。

1・2年生から実社会に直結したプロジェクトに触れられる

会津大学の特徴のひとつは、実社会につながるような専門的で実践的なプロジェクトに学部1・2年生から関われることです。例えば、米国・シリコンバレーでのインターンシップはその好例でしょう。このインターンシップは、学部生および大学院生を対象に、夏季2週間をかけて実施されます。

シリコンバレーインターンシップでは、チームでプロトタイプの開発に臨み、現地のエンジニアや起業家・投資家に向けて英語でプレゼンテーションを行います。さらに、Google やMicrosoftといったグローバル企業を訪問し、第一線で活躍するエンジニアに話を聞き、エンジニアの卵として大いに刺激を受けます。加えて、スタンフォード大学やコンピュータ歴史博物館などを訪れて、世界を牽引するシリコンバレーの教育環境に触れることも重視しています。

学生はこのインターンシップで大きく成長していきます。例えば、参加者から下記のような声が挙がっています。
「ものづくりには、"What(何を作るか)"、"Why(なぜ、何のために作るか)"、"How(どうやって作るか)" という要素があり、良いプログラマーに必要なのはこのうち2つの要素を併せ持っていることであるというお話を聞き、深く学ぶことができました」
「世界的な企業で働くエンジニアの話を聞くことができたのは貴重な機会でした。シリコンバレーで出会った人たちは、『目的に辿り着くためならどんな方法でも試す』という姿勢で取り組んでいて、その姿勢には非常に共感できました」
「ものづくり、会社見学、英語でのプレゼン、全てが実現できました。この経験で自分に自信を持てるようになりました。」

さらに、中国・大連へのインターンシップも行っています。日本よりIT化が進む中国において、現地企業での就業体験ができます。そのほか、ICTを用いたビジネス企画立案や市場調査の実習なども経験します。

実践的な学びを積み上げて、第一線で活躍する社会人に

課外プロジェクトでは、1年生からトップダウン教育で最先端の研究に主体的に関わることができます。競技用ロボットの開発や日常生活をデジタル化する開発、コンピュータを使った音と映像のコンテンツ制作など全29のプログラムが行われています。

一方で、知識が少ない1年生でも気兼ねなく参加できるよう丁寧にプログラムが設計されているのも特徴です。この授業をきっかけに、多様な研究室での研究内容に触れたり先生や先輩との交流が図られたりします。

学生からは、会津大学での学びを前向きに生かしている声が聞かれています。卒業生の芳賀史都さん(株式会社リクルート)は4年間での学びをこう振り返ります。
「職場ではチームで作業をしているので、大学の授業や演習などチームで課題解決をした経験は今の職場で生きています。また、シリコンバレーインターンシップで仲間とゼロからものづくりをしたことは自信に繋がっています。学内に外国人の先生が多く自然と英語に触れる環境だったことは、職場で英語の文献を読む力になっています。」
主体的に得た学びは、将来にわたって生かしていくことができるはずです。

おわりに

日本随一のコンピュータ理工学の教育を受けることができる会津大学。海外インターンシップなども充実し、ICTスペシャリストとしてグローバルに活躍できる技術力を獲得できます。また、コンピュータをツールとして駆使できる素養も身に付いているので、多くの有名企業から注目されてきた他、社会に出て多様な分野で活躍できることもその特徴であるといえるでしょう。
学生数の2.5倍、約3,000台のコンピュータを整備し、世界中からトップレベルの教員たちを集めている会津大学は、「THE(Times Higher Education)世界大学ランキング日本版2022」において、全国18位にランクイン、公立大学の中では2位となっています。さらに、「ヤング世界大学ランキング2022」においては、日本の大学で3位となっており、理系の単科大学では極めて異彩を放っています。
実践的で専門性の高い教育を受けられる会津大学において、これからの時代に活躍するための力を育んでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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