受験成功の分岐点!日大文理学部の先輩2人が語るリアルな夏休みの勉強法とは?

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はじめに

夏休みを迎え受験勉強も本番を迎えました。予備校に通い始めたり、部活も引退したりと、ライフスタイルも受験勉強モードへとシフトする時期です。

夏休みは、時間がたっぷりある反面、「どう過ごしたらいいの?」「勉強って毎日するべき?」 「どの教科からはじめたらいいかわからない」 などと不安に感じたり、一方で、「絶対に無駄にしないぞ!」と意気込んでいたりする人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、日本大学文理学部 1年生の先輩お二方に、昨年の夏どう過ごしていたかをインタビュー! 夏休みの過ごし方のヒントをご紹介します。

お話を伺ったのはこの先輩!

金子実央さん(文理学部 生命科学科 1年)
一般入試で合格。国立も志望していたため、9科目を勉強。部活が終わった夏休みから本格的な受験勉強を開始。化粧品に興味があり、生命科学科で調べていて志望。

生田舟雲さん(文理学部 英文学科 1年)
一般入試で合格。文学部を志望し、英語、国語、世界史の3科目を勉強。

――夏休みにどのくらいの時間、勉強していましたか?

金子さん:夏休み直前まで部活動があったので、実質夏休みから受験勉強をスタートしました。1日10時間の勉強時間は確保するようにしていました。塾には通わず、自宅で勉強していました。

生田さん:時間で言うなら毎日13時間は勉強していました。私も塾には通わず勉強していました。自宅だとだらけてしまうこともあるので、図書館やカフェに行ってメリハリをつけていました。

――お2人とも10時間以上の勉強時間を確保されていたということですが、注力していたことや、どんな勉強をしていたのかを教えてください。

金子さん:もちろん全ての科目を勉強していましたが、特に注力したのが英語と数学です。

生田さん:受験勉強は高校2年生の春から始めました。高校3年になってからは、演習が中心です。英語は得意だったので、世界史に力を入れました。歴史科目は通史をしてから演習に取り組むのが主流で、私もその方法で勉強しました。一通り演習を終えたらわからない分野をピックアップして反復学習を行いました。

――工夫していたことは何ですか?

金子さん:時間を気にしながら勉強することです。何時にどこまで終わらせるのかの目安を決めたり、英語であれば一つの長文を読み終えるまでの時間を測って、WPMの数値(1分間当たりに読める単語数)を出したりしていました。
英語を読むのが遅かったので、共通テストでも苦労していました。毎日長文を一つは読むようにしていました。

生田さん:わからない分野をピックアップして、そこを重点的にやることです。具体的には、自分で流れを簡単に書いて、その紙を常に持ち歩いていました。
また、モチベーションを高める工夫として、映像授業で先生が言っていた名言を忘れないように心に留めておきました。たとえば、「雨のち虹(悪いことの後には必ずいいことがある)」などです。

――夏休みを振り返って、反省点はありますか?

金子さん:私は計画通り上手く勉強できたと思います。その後の模試の結果でもしっかり数値で出ていました。

生田さん:世界史に注力していたのですが、時間の使い方が上手く行かなかったです。次に進むと前のことが抜け落ちてしまって補って……と想定以上に時間がかかってしまいました。

――毎日10時間以上勉強する中で、スマホとはどう付き合っていましたか?

金子さん:スマホは使わないようにしていました。スマホから離れるためにしていたことは、勉強するときに、手の届くところにスマホを置かないようにしていました。自宅で勉強するときは、勉強部屋にはスマホを持って行かないようにしました。
また、休憩中にスマホを見ることはありましたが、だらだら見ないように、InstagramやTikTokなどのSNSや動画アプリは1年間消していました。連絡手段としてのみ使い、調べたいことがあればパソコンを使っていました。

生田さん:私は、普通に使っていました。今思えば使わずに親に預けておけばよかったと感じます。

――朝から夜まで、どんなスケジュールで過ごしていましたか?

金子さん:朝型だったので、7時までに起床し、朝は3時間勉強します。その後、お昼ごはんを挟んで午後は6時間勉強。夜は、休憩をはさみつつ3時間勉強していました。24時までには寝るようにしていました。

生田さん:「8時に起きて、24時前には寝る」という教科書に出てくるような規則正しい生活を送っていました。英語のテストは朝のことが多いので、朝は英語をやるようにしていました。

――それは理想と比べてどうでしたか?

金子さん:ほぼほぼ理想的な生活リズムで過ごせましたが、夏休みは毎日同じリズムで過ごして、2、3カ月前から本番に合わせた生活をするのがいいと思いました。

生田さん:理想的な生活だったと思います。

大学生になった今振り返って

――当時の自分に声をかけてあげるとしたらどんなことを伝えたいですか?

金子さん:「受験生としての生活は絶対に終わりがあるから、大変だけど最後まで減速しないで走り続けてほしい」と言いたいです。

生田さん:「油断してないで、ちゃんと勉強しろ!と言いたいです」ってことですかね。高校2年生の頃の自分に言いたいです。受験勉強は上手くいかない部分もあったのですが、今は大学の勉強も楽しめているので充実しています。

――さいごに、受験生へメッセージをお願いします!

金子さん:夏休みは基礎を固めるための絶好のチャンスです。基礎を固めただけではすぐに成績に反映されないかもしれませんが、秋から冬にかけてどんどん伸びます。あきらめずに頑張ってほしいです!

生田さん:夏休みが終わるまでには1冊の英単語帳を完璧にしておきましょう。「9割覚えたから大丈夫」と思っていたら後で痛い目にあいます。また親身になって相談にのってくれる人が3人いるといいと思います。1人だけに頼るより、それぞれの違った意見を聞くことも勉強の一つです。
第一志望に落ちたくなかったら頑張ってください(笑)

この記事を書いた人
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