コロナが収束しつつある今、外国語大学の現状とは

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はじめに

新型コロナウイルスの影響は衰え始め、海外旅行や出張などがしやすくなってきました。感染リスクの低い「低リスク国」は現時点で8割を占め、日本入国時にPCR検査と自主待機が免除になる渡航先が増えています。
少しずつ、世の中の様相はコロナ前の状態に戻りつつありますが、そんななかで気になるのは外国語大学の状況。
一時期は留学が制限されていた外国語大学ですが、今はどうなっているのか。留学や授業に関して、現在の様子を追ってみました!

留学生派遣者数1位! 関西外国語大学は今どうなっている?

みなさんは、関西外国語大学を知っていますか。
関西外大の呼称で親しまれている関西外国語大学は、毎年約2,000人の学生が留学し、留学生派遣数は日本一(朝日新聞出版『大学ランキング2022年版』)を誇ります。
コロナ禍において留学生派遣を一時停止していましたが、今春から留学を再開し、夏からは1,000人規模で派遣を実施。また秋学期には、約560人の留学生受け入れを予定しています。
協定大学に関しては55ヶ国・地域の395大学に上り、非英語圏でも英語ができれば留学が可能。健康上の心配がある学生にはオンライン留学の機会を提供していますので、留学生派遣数は回復しつつあることに加えて、制度は以前よりも柔軟かつパワーアップしていると言えます。

国際共生学部 国際共生学科が新たに開設!

また、関西外大は2023年4月に、Global Engagement<世界とつながり、能動的に行動し、課題解決に自ら関わっていく人材を育成する>、Experiential Learning<さまざまな国の人の文化を知り、受け入れ協働する力を養う>を目的とした国際共生学部 国際共生学科を開設します。
これまでの語学教育とは違い、本学部の授業は実践的かつオールイングリッシュが特長。留学生とともに授業を受けるのみならず、共同でプロジェクトを立ち上げ、実践を通して問いに向き合うことをテーマとしています。
本学部では英語力はもちろん、多様な価値観を理解する姿勢、同じ目的に向かって協働し実践できるコミュニケーション力、また今後の国際社会を見据えて、正解が一つではない課題解決に挑戦できる人材を育成していきます。

国際共生学部 国際共生学科独自の留学プログラムも

加えて、国際共生学部 国際共生学科独自の留学プログラムとして「グローバルチャレンジ留学」が設けられているのも大きな特長です。
グローバルチャレンジ留学は、自らが選んだグローバル社会の課題と海外で向き合い、解決に向けて行動する留学プログラム。世界が抱える諸問題のなかから自分が取り組みたいテーマを設定し、1年間の留学先での学びや体験を通して課題解決の方法を探ります。さらには授業だけでなく課外活動などにも積極的に参加し、海外での実践的な学びを通して、グローバル市民としての成長を目指します。
本留学プログラムでは語学のみならず、課題を設定して向き合う力、行動・実践する力を養うことができるのがポイント。実践的な学びが中心となっています。

外国語学部 英語・デジタルコミュニケーション学科も開設予定!

さらに、外国語学部 英語・デジタルコミュニケーション学科も開設します。
語学「を」学ぶのではなく、語学「で」学ぶ関西外大の特長を活かし、今後必須となる「英語」と「デジタルスキル」の両方を学び、2つの実力を持つハイブリッドな人材を目指します。
コロナ禍以降、ビジネス環境は激変しています。リモートワークが浸透し、ほとんどの業界でデジタル化が当たり前となりました。日本にいながら海外企業と取引をするケースも増え、この流れはますます加速していきます。
英語・デジタルコミュニケーション学科では、メタバース空間での体験学修を実現する施設「Hello, World.」を新設。画面大型ビジョン、ヘッドマウントVR、フルボディ3Dスキャナーなどを活用し、世界中の人々とのメタバースミーティングやゲスト講習など、仮想世界での新しい学びを実現します。
最新のデジタルスキルとリテラシーが身に付くとともに、幅広い国際教養を学び、グローバル人材としての感覚を養うことができるのが、本学科の特長と言えるでしょう。

▲VR演習施設「Hello, World.」

留学については、費用を免除・支給する制度の活用を

様々な学びや施設を提供している関西外大ですが、留学奨学金制度も充実しています。
留学において気になるのは費用ですが、関西外大の場合は、定員に上限がない給付型奨学金「フルスカラシップ制度」「スカラシップ制度」を用意。
フルスカラシップ制度では留学先大学での授業料・住居費・食費が、「スカラシップ制度」では留学先大学での授業料が免除、または支給されるため、留学にかかる自己負担費用を大幅に軽減することができます。
お金の心配をせず勉強に打ち込めるのは嬉しいところ。多くの学生がサポートを受けて留学しています。

おわりに

関西外大を通して、外国語大学の今を見てきました。
渡航制限の緩和に伴って多くの大学が留学を再開していますが、関西外大は留学に加えて学部・学科を増やすことで、コロナ前よりもパワーアップした学びを提供しています。
語学にプラスして関心のある分野を深く学べる大学なので、関西外大についてもぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
関西外大は現在、オープンキャンパスや気軽に参加できるオンラインイベントも実施しています。7月23日・24日に開催するオープンキャンパスでは、「現役CAと話そう」や新施設「Hello, World.」の初公開など、注目イベントもたくさんあります。学校について知ることのできる貴重な機会なので、興味があれば参加してみてくださいね。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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