【医学部合格の先輩に聞く!】受験を勝ち抜くマインドとは?

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はじめに

気合も十分なみなさんに、今回は日大医学部に合格した先輩たちの受験ライフについてお届けします!
夏休み、夏以降の過ごし方、また受験に対するマインドなど、ためになるお話をたくさんしてくれました!最後まで読んでぜひ参考にしてみてください!

医学部1年 仁尾 惟希(にお よしき)さん

3浪目の9月にエンジンがかかる!

医学部受験を決めたのは高2の6月くらいでした。進路相談をしたときに医者の父に勧められたのがきっかけです。元々、人体にも興味があったので、軽い気持ちで決めたのですが、それまで勉強をしてこなかったこともあり、なかなか本腰を入れて勉強をする気持ちになれませんでした。結局そのままセンター試験を迎えてしまい、浪人することになりました。
そのあとも勉強に気が向かないまま、3浪までいってしまって・・・。エンジンがかかったのが3浪目の9月くらいです。3浪目は、仮面浪人をしていたのですが、受験勉強との両立が精神的にきつくなり、そこから受験勉強一本に絞ることにしました。

得意科目の英語をとにかく伸ばす戦略

3浪しても苦手な化学・数学が克服できなかったので、得意な英語を伸ばそうと英語を重点的に勉強していました。一日のスケジュールはとくに決めていなかったのですが、英語・生物:化学・数学で6:4くらいの割合ですかね。精神衛生上、できなくて落ち込むよりも得意科目を楽しく勉強した方がよいと思います。
英語で点数が稼げたのと、面接がうまく行ったのが合格した理由かもしれません。

アウトプットの回数をこなし体で使い方を覚える

これまでインプットばかりやっていて落ちたというのはわかっていたので、3浪目では演習問題を中心にやりました。インプットの方が楽なんですよね。アウトプットするとできないところがまるわかりになるので、どうしても避けがちになっていたんです。
ひたすら問題を解いていたら、体で使い方を覚えるという感じで解けるようになりました。
あとは、難しい問題にこだわらないことも意識していました。医学部受験はハイレベルな問題ばかり出ると思いがちですが、基礎問題も出るので、みんなが落とさないところを落とさないようにすることが大事です。

毎日、5分でも勉強する。

勉強をやらない日はなかったですね。基本的には一日6~8時間、直前期は12時間くらい勉強していましたが、遊びに行く日でも、一日5分はやっていました。5分でもやれば人は続けられるものなので、「ひとまず、やる」ということを意識しました。
また、僕はモチベーションで動くタイプなので、身体の健康もそうですが、精神面でもストレスをためないように気をつかいました。
気持ち的に落ちはじめたなと感じたら好きなアイドルの動画を見るなどして休憩を取っていました。

まずは目の前のやるべきことをやる!

僕は、元々スポーツトレーナーや教師、音楽系など医者以外にもやりたいことがたくさんあったので、医者になれなくても人生終わりじゃないと思っていました。それこそ世の中にはやりがいのある仕事ってたくさんあると思いますし、今、医学部を目指している受験生の皆さんには、「ダメでもなんとかなる」と、落ちることに恐怖心をもつのではなく、目の前のやるべきことに集中することが一番大事だと伝えたいですね。

医学部1年 澁川 陽菜(しぶかわ ひろな)さん

高3の8月に医学部受験を決める!

元々理学療法士になりたかったのですが、色々考えるなかで、自分の強みであるリーダーシップを生かせるのと、医師免許を持っていれば何でもできると思ったので、高3の8月に医学部受験に切り替えました。
高2まで週7で部活をやっていて、8月までまったく勉強をしていなかったので親にも担任の先生にも驚かれました。

浪人覚悟の現役受験

現役では、通っていた高校が埼玉医大の埼玉県地域枠の指定校だったのでそれを利用しました。奨学金をもらえる代わりに埼玉で9年間働かなければいけない条件だったのですが、親の負担も減らせるし、埼玉生まれ、埼玉育ちだしいいかなと軽い気持ちで受けました。12月に結果が出て不合格だったのですが、落ちた時点でもう浪人だと覚悟を決めていましたね。人生100年時代だし、1年くらい勉強しかやらない年があってもいいかなと(笑)。
浪人決定後は、4月から予備校に通い始め、7時半に起き8時過ぎの電車に乗って、夜は9時まで自習室にいるという生活をほぼ毎日していました。家は休む場所、予備校は勉強する場所と決めて、ごちゃごちゃにならないようにしていました。とくに睡眠命!だったので、睡眠時間は絶対に削らないようにしていましたね。

おしゃべりと食べることでリフレッシュ

私は、おしゃべりと食べることで息抜きをしていました。予備校では休み時間に友達と、帰り道では高校の友達に電話をして話を聞いてもらっていました。家に帰ったら親ともよく話していて、とくに面接・小論文対策のために、毎日ニュースを見ながら話し合っていました。親には今でも感謝でいっぱいです。
その他にも予備校近くのご飯やさんを開拓するなどして、意識してリフレッシュするようにしていました。

埼玉県地域枠選抜で日大医学部合格!

国立志望だったので、5教科7科目を勉強していましたが、数学が本当に苦手で。授業の予習復習を毎日やるくらい数学には時間を使ったのですが、結局、得意にはならなかったですね(笑)。
日大は元々受ける気がなかったのですが、共通テストの点数がひどすぎて、急遽出願することにしました。
日大では、地域枠選抜があったのでそちらを利用することにしました。出身、評定、浪人数など条件も厳しくなく出願することができました。また、産科・救急・小児科・僻地の医師になれば返還免除も受けられるということで、私は、産婦人科医になりたかったので、それもちょうど良かったです。
試験当日は、なんと勉強したところが出て、試験中に「これは受かる!」と思いましたね。

一般入試がすべてじゃない、得意の面接で勝負!

私自身が、地域枠で入学したというのもあるのですが、一般入試だけがすべてじゃないと思います。地域枠の試験では、英語と数学のテストに加え学校の面接と県の人との面接もありました。面接は自己アピールの場でもあります。いかに自分が医学の道に進みたいか、熱意を持って伝えることで合格に近づくと思います。とくに地域枠選抜では、面接の配点比率が半分と高かったので、それもあって受かったのかなと思います。なので、自分にあった受験方法を探したり、得意分野を伸ばしていくことが大事だと思います。

おわりに

いかがでしたか?自分の特性を考慮して試験の受け方を考えることも大事なんですね。2人とも、とてもポジティブなマインドで受験ライフを送っていました。ぜひ、みなさんも自分の強みを見つけて、伸ばしていきましょう!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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