2023年4月 新学部・新学科が誕生

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はじめに

2025年に創立80周年を迎える関西外国語大学。55の国と地域、395大学に広がる留学ネットワークを生かした国際色豊かな学びの環境は日本有数の大学です。未来に向けての歩みを止めることなく、来春には国際共生学部と外国語学部英語・デジタルコミュニケーション学科が開設されます。

複雑な課題を解決できるグローバル市民に

急速に進む世界のボーダーレス化により、様々な問題が様々な国の間で複雑に絡み合い、それは一つの国だけで解決するのは困難になっています。多様な文化背景や価値観を持つ人たちと協働できる「グローバル市民」として、そうした課題の解決に取り組む人材育成のために新設されるのが国際共生学部です。
特筆すべきは4年間オールイングリッシュのカリキュラム。1年次は英語力を徹底して鍛え、2年次以降の授業は留学生と共に行われる予定です。「人文科学」「社会科学」「ビジネス・経済学」のリベラルアーツ3分野を広く学び、世界で通用する教養を身につけます。3年次には1年間の「グローバルチャレンジ留学」も想定されており、海外協定校で授業を受けるだけでなく、学生が取り組む社会課題の解決に向けてボランティアやインターンシップなども体験し、実践の場で知識を体系化していきます。同学部 国際共生学科長に就任予定のボアカー・リンダ先生は「留学は学んだことを実践できる最高のステージ。世界で起こっていることをただ座って見ているのではなく、直接かかわり、行動を起こすことでグローバル社会とつながっていくのです」と話します。卒業後は国内外のグローバル企業や国際協力機関、国際公務員などのキャリアが想定されます。

「英語」×「デジタル」で ハイブリッドな人材に

SNSやスマートフォンなどの普及でデジタル技術は身近になり、世界的にも活用が進んでいます。文系の教養の中で最も汎用性の高い「英語」と、理工系でもそれと同様の「デジタル」の二つの実力をつけ、世界で通用するハイブリッドな人材を育てるため、外国語学部に英語・デジタルコミュニケーション学科が新設されます。
グローバル化とデジタル化が加速する時代では、同学科で得たスキルは様々な場面で発揮されるでしょう。同学科長に就任予定の水野義之先生は「デジタル業界の常識や専門領域を幅広く理解し、かつ英語を駆使できる人は少ない。これまで見えなかった景色を見られる人になってもらいたいです」と期待を込めています。
カリキュラムは、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)に磨きをかけながら、動画制作やグラフィックデザインなどのスキルも身につけます。メタバース空間で体験学習ができる施設「Hello, World.」も新設され、大型画面やVRゴーグルを用い、仮想世界での新たな学びも体感することができます。デジタルやICTに関する科目を学ぶ「リベラルアーツ留学」をはじめ留学プログラムも充実し、卒業後はグローバル企業、スタートアップ企業、メーカーなど幅広い業界で、英語とデジタルのハイブリッドな能力を発揮できるキャリアが見込まれています。

この記事を書いた人
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