初めての選挙はどうだった?Studyplusの高校3年生2,045人に聞いてみました!

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はじめに

はじめまして、Studyplusトレンド研究所です。
私たちは、次代を担う若者である皆さんについてもっと知るべく、Studyplusを通して定期的に調査を実施しています。
いつもStudyplusでアンケートに回答いただき、ありがとうございます!

調査結果の一部を皆さんにも発表していきたいと思います。
第1弾は「第26回参議院議員通常選挙に関するアンケート調査」の結果発表です!

誕生日にもよりますが、一部の高校3年生に選挙権があった今回の選挙。皆さんはどのように向き合ったのでしょうか?
回答していただいた高校3年生の皆さんも、それ以外の学年の方も、ぜひ読んでみてくださいね。

調査について

7月10日に投開票が行われた「第26回参議院議員通常選挙(通称:参院選)」は、成人年齢が18歳となって以降初の国政選挙となりました!



選挙が終わった直後のタイミングで、高校3年生の皆さんの選挙に対する興味関心や政治への意識を調査しました。

調査概要

・調査対象 : Studyplusを使う高校3年生
・回答者  : 2,045名
・調査時期 : 2022年7月10日〜7月11日

調査結果

気になる投票率は…?

Q. 今回の参議院選挙で、あなたには選挙権がありましたか?

A.「選挙権があった」63.5%

Q. (選挙権があった人へ)あなたは投票に行きましたか?

A.「投票に行った」95.8%

→なんと、選挙権のあった人の中の9割以上が投票に行っていました!
今回のアンケートは「選挙について」である旨が明記してあったので、選挙に興味のある有権者の方の回答が多くなっていたのかもしれません。

投票先は決まっていた?気になっていた政策は何?

Q. あなたには支持している政党がありますか?

A.「ある」31.2%

Q. 興味のある政策を教えてください。

A.
1位:「子育て・教育」57.8%
2位:「経済政策」49.8%
3位:「ジェンダー」42.9%

→支持政党がないという方が多数派でした。選挙に向けて気になる政策について各党・候補の考え方を調べて、投票先を決めた方が多かったようですね。

それでは投票に行った方の意見を見てみましょう。

投票に行った人の意見・感想

Q. (投票に行った方へ)投票に行った理由はなんですか?

A.
1位:「選挙に行くのは国民の義務だと思うから」68.4%
2位:「選挙会場や投票を体験してみたかったから」54.5%
3位:「政治に興味があったから」44.1%

→「国民の義務だと思うから」が1位となりました!
一人の大人として責任を果たそうとするのは、大変立派なことですね。
家族や友だちと一緒に投票に行った方も多かったようです。

「初めての投票を体験してみたかった」という声も多くありましたが、実際に行ってみてどうだったのでしょうか?皆さんの感想を紹介します!

Q. (投票に行った方へ)選挙について感じたことがあれば教えてください。

「意外と投票するのは簡単だった」
「初めてだったので緊張した」
「今回初めて投票したが、より政治に興味を持つ良い機会になった。日頃からもっと政治に興味をもつ事が大切だと思った。また、他人事ではなく自分の事として政治を捉えていきたい。」
「その場ではほとんど投票の仕方を教えてもらえなかったので、選挙する時の動きについて事前に調べてないと、18歳になったばかりの人が投票しにいこう!と行ってみても少し難しく感じ、選挙というものにあまり良い印象が残らないのではないかなと思いました。」
「選挙の候補者についてどこで知識を得ればいいか分からなかった」
「下調べをしていないと、政党や候補者が多く、混乱してしまうのであらかじめ公約をチェックしたりしてから選挙に行くべきだと思った。」
「情報源がなさすぎる。あったとしてもわかりにくい。人生初の選挙だから色々頑張って調べたけど毎回これだったらやる気なくす。」

→初めての選挙、緊張しましたよね。お疲れ様でした!
「意外と簡単だった」「政治に興味を持てた」とポジティブにとらえられた方もいれば、一方では「投票の流れがわかりにくかった」、「事前準備(下調べ)が大変だった」と感じた方もいたようです。

投票に行かなかった人の意見

Q. (投票に行かなかった方へ)投票に行かなかった理由はなんですか?

→行かなかった理由としては、「投票所に行くのが面倒に感じたから」が最多となりました。
確かに、政党や候補者について事前に調べ、具体的に何をするのかわからない投票所へ足を運ぶのは、少しハードルが高く感じたかもしれませんね。
また「その他」の回答では、「学校のテスト期間が選挙1週間前で情報収集する余裕がなかったから」「コロナになったから」なども見られました。やむなく見送ったというのは残念…期日前投票などもうまく利用して、次の機会には行けるといいですね。

調査報告は以上となります。

選挙前の情報収集に関するお役立ち情報

さて、今回皆さんの意見・感想を見ていると、「事前の情報収集に苦戦した」という声が多くありました。
そこで最後に、選挙の事前準備に役立ちそうなツールを紹介しておきます。

投票の流れを動画で予習しておこう!

こちらは鹿児島県が公開している動画です。
1:10と短尺で、「期日前投票」についても説明してくれているので、もしよかったら見てみてくださいね。

投票先に悩んだら診断ツールを使ってみよう

国政選挙で事前に情報収集の時間があまりとれないときは、「ボートマッチ」「政党マッチングサイト」等と呼ばれる診断ツールを利用するのも一つの手段です!
色々な政策についてどう思うか、質問に近いものを答えていくと、自分と考えの近い政党や候補がわかる便利なツールです。
今の政治で何が論点になっているのかを把握するのにも使えるので、本格的な下調べの前に試してみるのもいいかもしれませんね。

いくつかの企業・団体が運営しているので、ここでは一例を紹介します。

NHK
「参院選2022 ボートマッチ」 
朝日新聞
「参院選2022 朝日新聞ボートマッチ」
選挙ドットコム
「参議院議員選挙2022 投票マッチング」
※こちらのリンクは「第26回参議院議員通常選挙」向けのものです。今後の選挙の時には最新のツールを使用してください。

今回は、成人年齢が18歳になって最初の国政選挙を経験した皆さんからいただいた、貴重な意見を紹介しました!
今回の選挙は、選挙権があった方はもちろん、もうすぐ18歳を迎える中高生の皆さんにとっても、政治について考える貴重な機会になったのではないかと思います。

Studyplusトレンド研究所は、今後も様々なテーマでアンケート調査を実施していきます。結果はまた皆さんにも共有したいと思いますので、どうかお楽しみに!


【本調査に関する補足】
・本調査は、学習管理アプリ「Studyplus」を利用している現役高校3年生に任意での調査協力を依頼した結果、ご回答いただいたデータの集計結果になります。
・選挙に対する興味関心が比較的高いと考えられる高校3年生から多くの回答を得る結果となりました。

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