時代の変化のさらに先を行く!? 近大工学部の変化がすごい!

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。内容が古くなっているのでご注意ください。

はじめに

私たちの生きる現代社会って、予測不可能なことが起きますよね。3年前まで、世界中がコロナ禍に包まれることなど、誰も想像していませんでした。コロナ禍だけでなく、国際的な紛争や、政治、金融、気候変動など、連日ニュースで予想もしていなかったことが報道されています。こんな先行きの見えない時代を生き抜くには、どんな学びが必要なんでしょうか?

VUCA時代必須の情報工学を学べる、近畿大学工学部!

こうした先行きが不透明な時代のことを「VUCA時代」と言います。読み方はブーカ。Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性の頭文字を取ったもので、もともとは軍事用語でしたが、変化が激しく不透明な社会を表す言葉として、ビジネス用語としても使われるようになっています。VUCA時代における課題の予測・発見や解決に欠かせないのが、AIやIoTなど情報を発信・収集・分析・運用できる「情報工学」の分野です。
今回ご紹介するのは、VUCA時代を生き抜き、時代を創造する人材を育むことをめざす近畿大学工学部です。化学生命工学科・機械工学科・ロボティクス学科・電子情報工学科・情報学科・建築学科の6学科を有しています。いずれも情報工学が欠かせない分野で、全6学科は単科キャンパスとして最新の研究設備・施設を備えた広島キャンパスにあります。
近畿大学は「実学」をベースにした西日本最大級の総合大学で、学生や卒業生の出身地や就職先は全国に広がっています。教育制度・研究・就職において、そのスケールメリットを広島にいながら得ることができ、また広島独自の地域ネットワークを活かした多様な研究や活動にも取り組むことができます。都市と地方のいいとこ取りができる理想の学びの環境ですね。

定員拡大、国語科目の導入、配点変更など、入試が変わる!

近畿大学工学部ではVUCA時代に対応できる人材育成をめざし、2023年度から電子情報工学科・情報学科の募集定員を拡大します。ハードウェア技術、ソフトウェア開発、ネットワークなどICT技術を学べる電子情報工学科は、定員を90名から95名に増員します。また、ビッグデータを活かしたIoT技術や動画・音声・モバイルアプリケーションなど情報メディアに関する技術を学ぶ情報学科は、定員も90名から100名に増員します。いずれの学科の学問領域も、社会に新しい仕組みや価値観を提供していく有望な分野ですね。
また、化学生命工学科の一般入試・前期(A日程)と(B日程)では6学科のなかで唯一「国語」が選択できるようになります。バイオ・環境・医食住といった分野を広くカバーする文理融合的な能力も求められる新しい領域なので、理系科目に加えて国語力にも自信のある人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もちろん、理系科目が得意という人に有利な変更点もあります。工学部全学科を対象として、共通テスト利用方式(中期)の配点が、4科目で600点満点となり、数学と理科の2科目は2倍換算で合否判定されるようになります。他の科目の倍の配点となるので、理系が得意な人にはかなりうれしい変更ですね。

情報処理技術をプラスして、 化学生命工学科がバージョンアップ!

化学生命工学科も大幅に変化します。「化学・生命工学」「環境・情報化学」「医・食・住化学」の3つのコースにバージョンアップします。いずれのコースも、これまでの化学と生命(バイオ)に加えて、情報処理技術の修得が加わります。その理由は、持続可能社会への貢献と、私たちの生活をより健康に・より楽しく・より快適にするため。化学・バイオの技術によって私たちの生活は豊かさを手に入れる一方、自然環境破壊や環境汚染といった課題に直面し、持続可能社会への取り組みが不可欠となっています。AIの導入により、化学・バイオの開発において、分析・シミュレーションの精度や速度が上がり、開発にスピードと新しい価値をもたらしているのです。そこで情報処理技術も合わせて学ぶことで、SDGsに貢献し、医食住の充実と革新を図る人材を育てます。今や情報処理技術はあらゆる分野で不可欠なスキルなんですね。

地域と協働! 東広島市・近畿大学Town&Gown構想が本格始動!

特にお知らせしたいもうひとつの大きな変化は、広島キャンパスのある東広島市と近畿大学が2022年3月に包括連携協定を締結したこと。これによって行政と大学が一体となって地域課題の解決に取り組む「東広島市・近畿大学Town&Gown構想」が本格的に始動します。協定締結前から、近畿大学と東広島市はさまざまな活動に取り組んできました。例えば建築学科はススキ畑を作って古民家を守る「かやぶき古民家保存・再生プロジェクト」、空き家古民家を改修してコミュニティスペースにする「星降るテラスプロジェクト」、学生が新庁舎のデザインを提案する「東広島消防署高屋分署建設プロジェクト」など、地域を盛り立てる様々な活動に取り組んできました。今後はさらに連携を強化し、地元企業とのイノベーション創出やスマートシティに向けた先端技術の活用、SDGsの推進などを進める予定です。実学で次代を創造する活動に学生時代からチャレンジできるなんて、社会人になるための経験値がぐっと上がりそうですね。

おわりに

今回は、不透明なVUCA時代を生き抜く力が身につく近畿大学工学部についてご紹介しました。もしあなたが、「AI」「IoT」「Web3.0」「社会のスマート化」「SDGs」「地域連携」といったキーワードに興味があるなら、ぜひ近畿大学工学部をチェックしてみてください。次代で活躍するあなたがイメージできるかもしれませんね。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に