はじめに
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、医療従事者の働きをより身近に感じるようになりました。医師の存在なくしては、安心して日々を過ごすことはできません。
医療の分野では、手術支援ロボットに代表される医療機器だけではなく、医薬品の開発も飛躍的に進んでいます。加えて私たちの住む日本では超高齢化社会の到来を迎えており、地域医療の重要性がさらに増しています。大学では最先端の医療を学ぶことが一般的ですが、先端医療と地域医療は相反するものではありません。膨大な内容を理解するためには、身をもって学ぶことが大切です。東北医科薬科大学では最先端の医学のみならず1年次から地域での充実した実習が組まれており、直接体験して学ぶことができます。
医学部は学費が高すぎる……とお金の問題で諦めないで
医師という志を抱いたとしても、「医学部は学費が高い」というイメージから足踏みしてしまう受験生も少なくないかもしれません。私立医学部は、6年間で2,000〜4,000万円代の学費がかかります。しかし、お金の問題でせっかくの高い志をくじかれてしまうのは非常にもったいないことです。
そのため、東北医科薬科大学は、学費への不安を抱える学生たちを支援する制度が充実しています。東北の医療を担う人材を育て、地域を支える総合診療力を持った医師を送り出すことをミッションとしている東北医科薬科大学の医学部では、東北の医療への将来的な貢献を条件に、貸与された資金が返還免除となる修学資金制度が設けられており、地域の人々の役に立ちたいという高い志を持った受験生を全国から募集しています。
また、令和7年度入学者選抜(令和 6 年 10 月実施)より、新たに総合型選抜(東北地域定着枠、20名)を新設しました。

東北医科薬科大学の修学資金制度
東北医科薬科大学の修学資金制度は、大学卒業後、医師として宮城県あるいは宮城県以外の東北5県のいずれかの医療機関などに、定められた期間従事することで、貸与金額の全額が返還免除となる制度です。東北医科薬科大学医学部募集定員は100名で、そのうち35名の学生が修学資金制度を利用することが出来ます。また、修学資金制度は、全国すべての居住地から志願が可能です。
修学資金制度にはA方式とB方式があります。
A方式には2種類あります。1つ目の「東北地域医療支援修学資金(宮城県)」は、定員が10名で、6年間で3,000万円の修学資金が貸与されます。返還免除条件は、「宮城県知事が指定する医療機関等に10年間勤務すること(臨床研修期間の2年間を含まない)」です。
A方式2つ目の「東北地域医療支援修学資金(宮城県以外の東北5県)」は、定員が5名(各県1人)で、6年間で3,000万円の修学資金が貸与されます。返還免除条件は、「宮城県以外の東北5県で医療機関等に10年間勤務すること(臨床研修期間の2年間を含まない)」です。

B方式の「東北地域医療支援修学資金(宮城県以外の東北5県)」は、定員が20名で、6年間で大学の修学資金の1,500万円と各県の修学資金1,100万円〜が貸与されます。(※各県による審査があり、貸与が保証されているわけではありません。)返還免除条件は、「宮城県以外の東北5県で医療機関等に一定期間勤務すること(9年程度。義務年限は各県の修学資金制度により定められている)」とされています。なお、各県の制度に関しては、各県の修学金制度webサイトに公開されています。

また、令和7年度入学者選抜(令和 6 年 10 月実施)より、新たに総合型選抜(東北地域定着枠、20名)を新設しました。
本学医学部の使命は、東北地方の地域医療・災害医療を担う医師を育成することです。本学では令和 4年に第 1期生が卒業し、多くの卒業生が東北地方の病院への勤務を始めました。しかしながら東北地方の医師数は全国平均より少なく、特に東北5 県(青森県・岩手県・秋田県・山形県・福島県)では一部の地域を除いて医師不足が続いています。
そこで、従来の学力を中心に評価する一般選抜だけではなく、東北 5県の地域医療に従事する強い意欲を持ち、医師に不可欠な問題解決能力や適性を有し、人間性豊かな人材を求める目的で、総合型選抜(東北地域定着枠)を新設しました。宮城県以外の東北5県(青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県)(以下「東北5県」という)いずれかの県の修学資金制度に応募することを条件としております。
地域医療ネットワークで包括的な教育と実習を実現
東北医科薬科大学は、地域医療を支える医師の育成を目指しています。東北6県に広がる地域医療ネットワークを構築し、地域滞在型の地域医療教育と臨床実習を行っています。
1年次から地域社会での医療やチーム医療を見学し、2年次からは同じ地域を同じ仲間と繰り返し訪問する実習をスタートします。高齢化が深刻化する中で、地域医療は重要な役割を担います。その要請に応えるべく、「僻地・被災地医療体験学習Ⅰ」では地域の病院を、「介護・在宅医療体験学習」では介護・福祉施設の現場を見ることで、低学年時から地域の暮らしの現状・課題などを現地で学びます。
住民の特性や年齢分布、気候、立地条件などにより、地域医療に求められることは変わってきます。東北医科薬科大学医学部の教育や実習では、地域とのコミュニケーションを深めることで、よりリアルに必要とされる医療提供体制や医師としての将来像をイメージすることができます。地域に根ざした医療を学べる点は、東北医科薬科大学に進学する大きなメリットです。

東北医科薬科大学の入学者選抜について
東北医科薬科大学医学部医学科の一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜の2つの区分の募集定員は80名です。一般選抜では、修学資金枠A方式(15名)、B方式(20名)、一般枠(40名)を募集し、大学入学共通テスト利用選抜は一般枠(5名)を募集しています。
また、令和7年度入学者選抜より、新たに総合型選抜(東北地域定着枠、20名)を新設しました。
【試験概要】

一般選抜(一次試験)の入試日程は1月24日(土)です。キャンパスのある仙台の他に、東京、札幌、大阪の合計4会場で試験を実施しています。
おわりに
東北医科薬科大学が位置する仙台は、「杜の都」と呼ばれ、豊かな自然に囲まれています。東京駅から仙台駅までは、新幹線で約1時間40分程。東北地方随一の都市であり、イベントなども多く開催され、商業施設や医療機関も充実しています。気候も穏やかで、仙台の市街地は積雪も数センチが年に数回程度と東北地方としては非常に少なく、夏も冬も過ごし易い街となっています。半面、生活物価や家賃は全国の他の都市と比べて低い水準となっており、学生生活を送るのに適した土地ということができるでしょう。
この杜の都で学んだ医学部の第一期生が、2022年春に卒業を迎え、医師としての一歩を踏み出しました。これから、各地の医療現場で働く卒業生たちの活躍から今後も目が離せません。
また、2023年には、大学院医学研究科も開設されており、東北地方を中心に、地域医療の課題解決や発展に貢献したいと考えている方はぜひWebサイトを確認してみてくださいね。




