ICU卒人気YouTuberが徹底取材!日英バイリンガル教育で学ぶ現役ICU生の英語勉強法とは?

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はじめに

大学受験で英語は重要な科目の一つ。そのため、「どのように英語力を伸ばせばよいか?」と頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、日本初の4年制リベラルアーツ・カレッジであり、自然科学を含む学問分野の垣根を越えた幅広い学びを可能にする「リベラルアーツ教育」、日英両言語で学ぶ「日英バイリンガリズム」、学生が受け身ではなく自律的に学べる「少人数・対話型教育」を特徴とする国際基督教大学(以下、ICU)に注目しました!

ICU卒YouTuber Mayu E Roomさん

ICUの卒業生で、現在は YouTuberとして活躍されているMayu E Room さんをインタビュアーに迎え、現役ICU生である谷津さんと河野さんのおふたりに、英語上達の秘訣や大学の魅力についてお話をうかがいました。

英語を使って世界をより深く理解できるのがICU!

河野 千由さん/教養学部2年生、生物学メジャー、環境研究マイナー(予定)

――Mayu E Room:おふたりにおうかがいします! ICUってどんな大学ですか?

河野:言語や文化、出身地域はもちろんのこと、専攻分野などの興味・関心も含め、様々なバックグラウンドをもつ学生が教養学部1学部に集うため、日々新しい考え方や価値観に出合うことのできる、多様性に満ちた大学です。私は高校時代、やってみたいことがたくさんあり大学選びでとても悩みましたが、1学部1学科制で文理にわたる31のメジャー(専修分野)を分け隔てなく学べるICUのリベラルアーツ教育に魅力を感じて、入学を決めました。幅広く学びながら、2年次の終わりまでに専門性を深めたいメジャーを選択することができ、まさに「広く深く」学ぶことができる大学だと思います。

谷津:ICUと聞くと、英語のイメージが強いのですが、単に英語を勉強するだけではなく、英語をツールに物事をより深く理解する力を身につける環境が整っている大学だと思います。その第一歩となるのが、1・2年次に履修するELA(リベラルアーツ英語プログラム)。学生一人ひとりの英語力に応じて分けられた少人数クラスで、英語でディスカッションをしたり、レポートの書き方を学んだりします。高校までとは異なる「大学で学ぶためのスキル」を英語で磨くことで、自然と英語力を伸ばすことができます。

わかった瞬間のおもしろさが英語勉強のモチベーションに!

谷津 陸央さん/教養学部3年生、人類学メジャー、公共政策マイナー

――Mayu E Room:河野さんは高校時代、どんなふうに英語を勉強していましたか?

河野:実は、中学時代まで英語が苦手で高校受験でも苦労しました。それが高校では縁あって英語同好会に入部し、英語スピーチや英語ディベートに挑戦することに。すると、同じ内容でも日本語と英語ではこんなにも表現の仕方が違うんだってことに気がつき、自然と英語を使うことが楽しくなりました。日常で気になったことや単語を、「英語にしたらどうなるんだろう」と思うようになって、常に電子辞書を持ち歩いていました。

――Mayu E Room:英語を使って話してみる、つまり学んだことをアウトプットすることは、英語上達のポイントですよね。実は、私も身の回りのことを英語でアウトプットすることを日々実践しています。谷津さんはどうですか?

谷津:中学1年生から毎日聞いていたのがラジオ英会話。その効果は絶大で、大学入試のリスニングにも困りませんでした。高校時代には、ある有名なイギリスのファンタジー小説を英語で読んでみたのですが、それも大きな自信につながりました。もともとストーリーを知っていたのでスラスラ読めましたし、河野さんと同じく、「日本語のこの表現は英語だとこうなるんだ」とわかっていく過程が、とても面白かったです。

――Mayu E Room:洋書を読むのも英語上達のポイント。たとえば幼児向けの簡単な洋書でもいいいですし、日本語で内容を知っていてもいいので、英語で読んでみるのがオススメです。そして、なにより大切なのは英語を楽しむことですよね?

谷津・河野:そうだと思います!

――Mayu E Room:大学受験の英語で得点を伸ばすコツってありますか?

河野:聞こえてきた英文を書きとるディクテーションが、リスニング向上に役立ちました。私の場合、好きな外国人アーティストの曲などが教材でしたが、英語を聞く集中力が上がり、英文の構造を推測しながら聞きとる力もつきました。それができるようになってからは、ライティングのスキルも向上したと思います。

――Mayu E Room:英語の歌だったり映像だったり、きちんとしたスクリプトがあるものは、どれも良い教材になりますよね。谷津さんはどんな勉強法を?

谷津:大学入試の英語では、英文全体の流れや主張をより早く正確につかむ必要があります。そのようなパラグラフリーディングスキルや、情報を読むスピードなどは、先ほど話した洋書を読むことで向上しました。あと、リスニングに関しては継続することがとても大切。毎日、楽しみながら続けていくことが結果につながると思います。

「広く深く」学びながら、自分だけの目標が見つけられる!

――Mayu E Room:将来の目標はもう決まっていますか?

河野:私は将来、環境省のレンジャー(自然保護官)として自然環境や動植物の保護に貢献したいです。そのためには生物や環境を中心に幅広い知識が必要になりますが、その知識だけでは解決できない課題も多くあります。3年次からは生物学をメジャー(主専攻)、環境研究をマイナー(副専攻)で専攻しようと考えています。その他にも教育学、開発研究、国際関係学など幅広い視点から生物・環境に向き合っていきたいです。これは、ICUのリベラルアーツ教育で学んだ私だけの強みになると思います。

谷津:私は高校時代から興味のあった地方創生を大学で学んでいます。ICUでのリベラルアーツ教育を通じて自分の視野を大きく広げることができ、新たな目標もできました。それは、観光を通じて日本の魅力を世界に伝えながら、持続可能な観光を通じて地域の活性化に貢献していくことです。現在はその目標達成に向けて、人類学をメジャー、公共政策をマイナーで専攻しながら、観光と地域を結びつけた勉強をしています。

――Mayu E Room:では最後に、高校生へメッセージをお願いします!

谷津:終わりが見えない今は、不安になることもたくさんあると思います。それでも、受験勉強を乗り越えれば、一生懸命勉強を頑張って良かった と思えるときが必ずやってきます。あきらめずに頑張ってください!

河野:思うような結果が出なくて悩むこともあるでしょうが、毎日少しでも英語にふれることが英語力向上の近道です。自分の努力を信じて前向きにがんばってください!

――Mayu E Room:そうですよね。大学受験では悩んだり不安になったり、いろいろあると思いますが、目標に向けて、自分が与えられた環境のなかで後悔のないように頑張ってほしいです!

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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