Z会の教室から日比谷・国立・西へ進学! 先輩が語る内申点、勉強法

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はじめに

都立高校受験における内申点の割合は3割。全国的に見ても多くの公立高校で、内申点の高さが合格の鍵となっています。
しかし、内申点を上げるのって難しいですよね。「部活で疲れちゃって勉強どころじゃないよ」「どうしたら先生からの評価が高くなるの?」と悩む中学生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Z会進学教室から都立最難関校に合格した3名のOB・OGとZ会進学教室の教室長で座談会を実施しました。内申点UPの秘訣をはじめ、勉強スケジュールの立て方や、学力の上げ方などについて、たくさんのヒントが出てきたので、ぜひ読んでみてください。

Z会進学教室OB・OGが語る! 内申の上げ方・勉強の取り組み方とは?

Z会進学教室OB・OG

東京女子大学4年 青優里奈さん
出身高校:都立西高校
Z会:調布教室(中学3年生〜)

早稲田大学社会科学部1年 岡部悠里さん
出身高校:都立国立高校
Z会:調布教室→立川教室

慶応義塾大学理工学部1年 宇賀村俊介さん
出身高校:都立日比谷高校
Z会:祖師谷教室→新宿教室

Z会進学教室

◯調布教室長
鈴木先生

◯立川前教室長
岡田先生

◯成城教室長(1年前に祖師谷から移転)
松尾先生

――鈴木先生:青さん、岡部さん、宇賀村さん本日はよろしくお願いします。まずは、第一志望を決めた理由を教えてください。

:私は中学2年生まで上海の日本人学校に通っていたのですが、周りには勉強熱心な子が多く、早いうちから進路の話題がよく出ていました。
進路を意識したのは中学1年生の頃。母から都立西高校を知り、 「都立でトップであること」「帰国子女が多く個性にあふれていること」「校則のない自由な校風でありながらも勉強ができる学校であること」に惹かれて、第一志望に決めました。

宇賀村:私が都立日比谷高校に行くと決めたのは、中学2年生のときです。中学1年生の頃から成績が良く、Z会進学教室の先生や両親から「このレベルなら都立日比谷高校を目指せる」と言われ、「せっかくなら1番を目指そう!」と思うようになりました。

松尾先生:宇賀村さんは当時からどの科目も穴がなく、常々成績が良かったのですが、勉強のコツはありましたか。

宇賀村:Z会の教室は、手取り足取り教えてもらう場所ではなく、自立した勉強を促す場所だと思っています。宿題も少ない分、プラスαの問題を解いたり、間違い直しノートを作って解き直したりと、ちょっとした工夫を重ねていくうちに、結果がついてくるようになりました。

岡田先生:進学指導重点校7校の中でも、TOP3である都立日比谷高校、都立西高校、都立国立高校はそれぞれ個性があります。偏差値にこだわらず、校風に惹かれて自分に合う学校を選ぶ生徒も多いですが、岡部さんは、初めから都立国立高校一択だったのですか。

岡部:都立国立高校一択でした。私は小学校6年生の頃に、両親に連れられて都立国立高校の文化祭に行ったのですが、そのときに見た高校3年生の演劇に惚れ、「私はこの演劇をしたいから、この高校にしか行かない!」と決意しました。


――鈴木先生:みなさん内申点が高いですが、どのようにして評価を上げていましたか。

Z会進学教室OB・OG 内申点
青さん:45/45
岡部さん:42/45(体育3、技術家庭4)
宇賀村さん:44/45(体育4)

:私の中学校では、定期試験の結果以外にも、提出物や授業態度、ノートの内容も見られていたと思います。ただどれも先生視点になってしまうので、主観に左右されない定期試験は完璧にしていました。それに加えて、ノートや提出物に関しては、自分なりのプラスαを付け加えて提出することで、評価をA+にしていました。

岡田先生:青さんは中学2年生まで上海で暮らしていたということですが、日本に来たときは苦労しましたか。

:苦労しました。中学3年生の1学期は、内申が39/45まで下がってしまったんです。ただそこで受験を諦めるのではなく、友達や先生に相談しながら、教科ごとに傾向と対策を練り、2学期にはオール5に軌道修正しました。

宇賀村:定期試験は、「Z会の授業」「先輩から過去問をもらう」。この2つの対策で9割は取れるようになります。そこで、次に大事になってくるのが、提出物です。考察系の課題の場合、一般的な考えを書いても成績は上がりません。そこで、「先生が読みたいもの」を意識して、誰も思い付かないような発想を書くことで、良い評価をもらえるようになりました。

岡田先生:攻略しづらい先生はいましたか?

宇賀村:担任でもあった美術の先生は厳しかったですね。絵を描くだけでは点数がもらえないこともあったほどです。そこで、「描く→相談→修正」を繰り返し、何度もブラッシュアップをしていくことで、絵も上手くなりましたし、先生とも良好な関係性を築くことができました。

岡田先生:先生に熱心さをアピールし、印象を覆すということですね。

岡部:中学2年生までの積み重ねが大事だと思っています。特に、理科・社会に関しては、中学1〜2年生のときに学んだ内容が、そのまま試験に出ます。Z会の攻略ワークや付属のドリル、学校のドリルを繰り返し解き、知識を定着させておくことで、中学3年生になったときに、勉強し直さなくても良いように工夫していました。

岡田先生:いつ頃から内申を意識していましたか。

宇賀村:1年生のときです。はじめからオール5を取っておくことで、先生に「この子は成績の良い生徒だ」と印象づけることができます。そうすることによって、良い成績を付けるハードルが下がるので、1年生から頑張るのが大事だと思っています。

岡部:私も1年生の頃から意識していました。周りの勉強が得意な子たちと点数を競い合うことで、負けず嫌いを発揮でき、モチベーションにもつながっていました。

岡田先生:新中学1年生には「最初の中間テストがデビュー戦」だと伝えています。第一印象が良ければ、あとから安易に成績は下げられない。逆に、第一印象が悪ければ、頑張ったとしてもなかなか成績が上がらないこともあります。
徐々に上げていくという発想よりも、最初に上位を取っておくことが何よりも肝心です。

教室長が聞きたい! OB・OGへの質問

――鈴木先生:部活と勉強を両立するにあたり、どのようにスケジュールを管理していましたか。

:私は厳しい部活ではなかったため、勉強に支障はありませんでした。部活動に参加することで、週2〜3回、体を動かし、友だちとおしゃべりする時間を設けることができたので、むしろ勉強の息抜きになっていましたね。

宇賀村:中学生のときはテニス部でした。学校帰りは疲れてしまうので、帰宅後は勉強をしない代わりに、朝5時に起き、登校時間までは机に向かうといったルーティーンを作っていました。

岡部:中学生のときは陸上競技部、高校生のときは水泳部に所属していました。中学生の頃は朝練があったため、その頃から早起きをする習慣は付いていました。部活引退後は、朝練が無くなった分、その時間に勉強に励んでいましたね。運動後は、頭も回るので、授業にも集中できて、一石二鳥でした。

岡田先生:試験に必要な力として学力・精神力・体力があります。精神力・体力については、なかなか塾では得られない力なので、それらの力を身に着ける上では運動部の経験が受験にプラスになる部分もあります。

宇賀村:私は運動部に入って良かったと思っています。生徒会などもそうですが、社会に出てからは、精神力や体力も大事になってきます。

:課題を見つけて克服する力は部活動でも養われ、勉強にも生きたと実感しています。


――松尾先生:Z会進学教室に通ったことで、得たことや身についた力を教えてください。

岡部:Z会進学教室の授業を初めて受けた小6の時、中学準備講座の国語の先生が、「学ぶ」は「まねぶ」。「真似(まね)」をすることから勉強が始まると教えてくれました。学校の授業では必要最低限のことしか学べませんが、Z会進学教室では、「知っていること」が「知らないこと」とつながるようなプラスαな情報を教養として教えてもらえるのが面白かったです。

: Z会進学教室では、自主的に勉強する方法を教えてもらいました。私が通っていた調布教室では、わからないことをひとつでも聞いてから帰るという流れがあったので、授業のたびに、どこが分からないのかを明白にすることができました。また分からない問題を先生に質問することで、ひとつひとつ理解してから自宅に帰れていたので、Z会進学教室の先生には感謝しています。

宇賀村:Z会進学教室の先生の教養がすごいと感じています。汎用性のある考え方を教えてくれたので、定期テスト、受験にも役立ちました。

――鈴木先生:最後に、受験生へメッセージをお願いします!

岡部:私は「都立国立高校に行きたい!」という気持ちの強さで合格できたと思っています。なので、憧れる高校を決めたうえで、合格するにはどうすれば良いか目標を決めるのが大事だと思います。また、大学受験になると、科目が段違いに増えて、全部の科目に十分な時間をかけられなくなります。そういった意味でも中学生のうちから時間の管理ができるようになると良いと思います。

宇賀村:簡潔に言うと、「熱中できることを探せ!」です。勉強でもスポーツでも、熱中した経験が頑張る力になります。とにかく自分の好きなことを頑張ってください!

:ひとつは、気持ちを強く持つことです。私は憧れる高校生活があったので、その目標に向かって勉強を頑張ることができました。志望校について調べるのはもちろん、学校見学にもたくさん行って、自分に合う高校を見つけてください!
ふたつ目は、やれることは全部やってほしいということです。受験は当日のテストだけでなく、内申も重要です。その内申をオール5にしておけば、受験当日も安心してテストに迎えるので、やれることはすべてやったうえで完璧な状態で、受験に挑んでほしいです。

Z会進学教室の充実した学習環境

Z会進学教室のみなさんの座談会はいかがでしたか? とても優秀な3人ですが、その裏には多くの工夫や努力があったようです。

OB・OGのみんなが通っていたZ会進学教室には、様々な特長があります。

① 合格力養成システム
第一志望に合格するための力を、精鋭講師陣と質の高いオリジナル教材で、細かく丁寧に指導します。
・充実した講師陣
・少人数集団授業
・オリジナルテキスト
・月例テスト・実力テスト
・志望校別対策

② サポートシステム
第一志望合格に向けて、学習の指導・進路指導の両面からシステムを整備し、万全の体制で応援します。
・質問随時受付
・振替受講
・保護者会
・入試研究会・高校説明会
・進路指導面談

このような環境で、勉強に打ち込むことができます。きっと、たしかな実力を身につけることができますよ。

おわりに

今回は、都立最難関校に合格した3名のZ会進学教室OB・OGと教室長による座談会をお届けしました。
高校受験はもちろん、大学受験まで参考になるような勉強の工夫が盛りだくさんでしたね! 希望の進路を実現したいと強く思う方は、Z会で勉強に励んでみてはいかでしょうか。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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