今からでも出来る!同志社大生に聞いた基礎学力の身につけ方!

はじめに

新年度が始まって4ヶ月ほどが経ちました。新しい学年やクラスにも慣れてきた頃でしょうか。さて、今回は皆さんもよく聞かれる“基礎学力をつける”ということについて、同志社大学の先輩にお話を聞いてみました。高校3年生だけでなく、1・2年生にとっても参考になる内容をお届けます。

今回は、法学部政治学科の小野さんと文学部英文学科の藺森さんにお話をお伺いしました!

同志社大学を目指したきっかけを教えてください

小野さん:父が同志社大学出身で、小さい頃から同志社大学を訪れる機会がありました。キャンパスを見て“父はこんな綺麗なところで学んでいたのか”と驚き、尊敬したと同時に負けたくない、超えたいという想いが生まれ進学を考えました。最終的には国立大学か同志社大学のどちらかという形で志望校を絞り込みました。

藺森さん:私は高1から受験を意識したコースに在籍し「現時点での自分のレベルよりも高いところを目指しなさい」と教わっていました。高校入学当初、別の大学への進学をイメージしていたのですが、先ほどの教えから関西の私立大学で一番レベルの高い同志社大学を目指すようになり、他大学と比較することで同志社大学の魅力を知り志望を固めていきました。

基礎学力は五感を使って身につける!見るだけでなく、書く・音読するなど多くの感覚を使うことを意識する

<藺森さん>
―― 高校時代にしていた勉強方法を教えてください。
私は文系コースに所属し英語・国語と日本史を選択して学んでいました。意識したのは、先生に教えて頂いた「五感を使って取り組む」ということです。例えば英単語を覚えるのに「見る」「書く」だけでなく「音読する」など使える感覚を出来る限り使う方法です。

―― 各教科どのように勉強しましたか?
<英語>
授業で必ず英単語を音読する時間があり、習慣化出来たことで単語のボキャブラリーを増やせました。また、長文は毎日読みました。中学校レベルの長文から始め、徐々にレベルを上げていき過去問題にチャレンジしていきました。

<国語>
元々得意ではなかったのですが、毎日読書をすることや長文を読むことを意識していました。同志社大学の国語では古文の記述問題もあるので、毎日記述の対策を行い問題に慣れることを意識しました。

<日本史>
日本史の単語は難解で覚えづらいですが「その時代の流れを意識」して取り組みました。平安時代はどのような事柄があり時代が動いていったのか、のように意識しノートにまとめるようにしていました。難解な単語は五感を使って覚える、を意識することで身につきました。

―― どのように同志社大学の入試へ対応していきましたか?
例えば英語ですが、文章が長く英単語のレベルが高いと感じました。ただ、何度も問題を解き、振り返りをする中で「基本的なことを難しく言い換えて問われており、問い自体は分かりやすい」と気付きました。高校3年間の中で学んだ単語を使って出題されていたので、基礎をしっかりと固めることで対応出来ました。



“慣れ”が重要!繰り返すことで本番にも強くなる


<小野さん>
―― 高校時代にしていた勉強方法を教えてください。
元々は国立大学対策の授業を受けていたので、受験を決めてから自分自身で同志社大学の対策に取り組みました。過去問題を解き、つまずいた部分は問題集に戻って対策をすることを徹底しました。最初は6割ほどしか点数を取れなかったのですが、同志社大学合格に向けては、8割を目標にしないといけません。その中で7割から8割まで上げていくのが一番苦労しました。実際の受験では、英語・国語・政治経済で受験しました。


―― 各教科どのように勉強しましたか?
<英語>
英単語の反復を重視していました。藺森君と同様に「この長文を読んで解くのか」と感じましたが、高校の内容から出題され、問われていることも単純だと気付いたので基礎となる英単語を突き詰め、繰り返し解くことで慣れを作って対応しました。その上で長文を解き問題に慣れることで“どの部分が重要か”が分かるようになりました。

<国語>
文章をまとめる要約が大変でしたが、重要と思う部分に線を引くなどして意識し問題集を繰り返し解くことで対応しました。その結果、筆者の主張などが見えるようになったと思います。

<政治・経済>
高3の内容を完璧にすることを意識して問題集に取り組みました。例えば日本国憲法を扱った出題は多いと思うのですが、複数年度の問題を繰り返し解くことでどの部分が良く出題されるかなどが分かるようになりました。

――同志社大学の入試へどのように対応していきましたか?
“慣れること”が大事だと考えていました。試験本番を想定し入試時間に合わせて解答し、自己採点をして解けなかったところは問題集に戻って対策するということをしました。その結果、本番でも緊張することなく受験できました。



現役生から高校生へ伝えたい、“やっておくべきこと”

―― 高校生活でやっておいた方が良かったことはありますか?
藺森さん:高校の授業は受験に必要となる内容が詰まっているので、いかに授業を有効に使えるかが重要だと思います。私は塾には通わなかったので授業で分からないことがあればすぐに先生に質問することを徹底していました。また、隙間時間の使い方も意識するといいと思います。通学時間は英単語を覚える時間にするなど、隙間時間を有効活用すると出来ることは増えると思います。

小野さん:高2までは部活動中心で勉強に身が入っておらず、授業をもっと大事していれば良かったと感じています。受験勉強の第一歩として授業を集中して受けることは重要で、意識することで受験に対応できる力がつきます。私は共通テスト後に受験を決めたため、限られた時間しかなく日々の勉強に疲れることもありましたが「1年浪人して同じ苦しい思いをするのか、今頑張るのか」を考え、受験生の体験記を読み「後悔したくない!」という気持ちを奮い立たせていました。

――高校生へメッセージをお願いします!
藺森さん:自分が目指している大学を絶対に諦めないで欲しいです。模試の判定が自身の想定より低いこともあるかもしれませんが、あくまで現時点での立ち位置でしかないので諦めず踏みとどまって欲しいです。心が折れそうになることもあると思いますが、最後まで頑張ることで目標は叶えられるので頑張ってください。

小野さん:部活動をされている方は自分が納得できるところまでやり切ってください。私自身は最後までやり切ったことで、引退後すぐに切り替えて受験勉強に向かうことが出来ました。私は最後の模試で厳しい判定だったのですが、全力で取り組んだことで目標を叶えることが出来ました。今の時期は先生や周囲の人から厳しいことを言われたりすると思いますが、周囲に惑わされず目標に向かって頑張ってください。


おわりに

今回は同志社大学の2年生のおふたりにお話を伺いました。目標を叶えた先輩のお話から、皆さんの目標を叶えるきっかけになれば幸いです。

同志社大学の最新情報や学生生活などを知ることが出来るサイトもありますので、是非チェックしてみてください。

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
    スマホアプリで
    学習管理をもっと便利に