日本の平和と世界の平和に貢献する人になる!陸上自衛隊高等工科学校ってどんな学校?

はじめに

夏が過ぎ、高校入試に向けてラストスパートをかけて勉強に取り組む時期がやってきました。みなさん受験生として、将来を思い描きながら頑張っていると思いますが、陸上自衛隊のエキスパートを育成する学校があることは知っていますか?
今回紹介するのは、「高等工科学校」という中学卒業者を対象とした陸上自衛隊の学校です。普通の高校では学べない幅広い分野を学ぶことができ、さらには国家公務員としての手当やサポートを受けながら3年間を過ごすことができる、魅力あふれる学校です。

「将来は国際社会で活躍したい」、「社会や平和のために働きたい」、「幅広い分野を学びたい」という人は、ぜひ読んでみてください。

「高等工科学校」とは?

神奈川県横須賀市にある高等工科学校は、自衛隊唯一の中学卒業者を対象とした学校です。「明朗闊達(めいろうかったつ)・質実剛健・科学精神」の校風のもと、自衛隊任務の多様化、装備品の高度化といった時代の変化に即した教育を行っています。

高等工科学校では、将来、陸上自衛官として国際社会でも活躍するための基礎が学べるだけでなく、卒業時は高校の卒業資格も取得できます。

また、学費や寮費が無料だという点も他の高校とは大きく異なるポイントです。入校すると、「特別職国家公務員」として所定の手当が支給されるだけでなく、福利厚生も整っているので、さまざまなサポートを受けながら充実した3年間を過ごすことができますよ。

2024年度の入校生募集は、10月1日(日)から。主な対象者は中学校卒業予定者です。

恵まれた環境のなかで幅広く学べる!高等工科学校の魅力

高等工科学校の魅力の一つ目は、入校すると「特別職国家公務員(生徒)」という身分が与えられることです。つまり、高校生として学びながら、毎月の手当や期末手当が支給されます。さらに、学費も無料なのが嬉しいですね。

高等工科学校の生徒は、全員校内の寮で団体生活を送ることになりますが、この寮費も無料です。寮での食事や制服類・寝具も、支給または貸与されます。日々の寮生活を通じて一生涯の仲間を見つけ、絆を深めることができる点も、高等工科学校ならではの魅力といえるでしょう。

卒業生は、陸上自衛隊の中核として活躍しています。部隊配置後は、主に技術分野のエキスパートとして勤務するほか、国際貢献への派遣機会など国内外での活躍が期待されます。高等工科学校で、先行き不透明な現代を生き抜く力を身に付けませんか?

魅力の二つ目は、高等工科学校では普通科の高校では学べない分野も幅広く学べることです。
高等工科学校での学びは大きく分けて3つの分野に分けることができます。1つ目は普通科高校と同じ教科(数学や英語など)を学ぶ「一般教育」、そして2つ目は、装備品を運用するために必要となる専門的な技術を学ぶ「専門教育」、3つ目は陸曹候補者として必要な防衛教養やさまざまな訓練を行う「防衛基礎学」です。

一般教育

高等工科学校に入校すると、提携する通信制高等学校(神奈川県立横浜修悠館高等学校)に入学し、3年生修了時には高校の卒業資格を得ることができます。

「2つの学校に入学するの?」と疑問を持つ人もいるかもしれませんが、3年間を通じて一般教養を学ぶために神奈川県立横浜修悠館高等学校の教育を受けることと、将来、装備品などを運用するために必要な理工系分野の専門的知識や技能を習得するための専門教育、そして自衛官としての必要な知識、リーダーシップなどを養うための教育を行う学校という側面を持っています。


一般教育は1・2年生必修科目を学び、3年生になると必修科目に加えて、それぞれの興味・関心に応じて「教養専修コース」「理数専修コース」「国際専修コース」「システム・サイバー専修コース」、さらには令和5年度から新設された「AI・ロボティクス専修コース」の5つのコースから1つを選択して、学びを深めます。

また、希望者に対して防衛大学校や航空学生などへの受験、英検やTOEIC受験に挑戦するサポートも行っています。

専門課程

陸上自衛隊では、高機能化・システム化された多くの車両や通信電子機器、火器、航空機などを装備し、さまざまな任務を遂行しています。将来、最先端の科学技術を駆使した装備品を整備・運用するには、理工系分野の専門知識や技術が必要です。そのため、高等工科学校では、テクノロジー教育を重視したカリキュラムを設定し、将来の陸上自衛隊の技術的スペシャリストになれる人材を育成しています。

専門課程は大きく、「電子機械工学」「情報工学」「総合実習」の3科目に分かれます。このうち「電子機械工学」では、陸上自衛隊の装備品に使用されている基本的な技術はもちろん、電気通信・電子回路の基礎、機械技術や電子機械に関する知識や技術を総合的に学ぶことができます。

「情報工学」では、システム化された現代の整備品を使いこなすための電子情報技術や、ネットワーク技術、情報セキュリティに関する基礎的な知識や技術を学び、簡単なネットワークを構成することができるようになります。

「総合実習等」では、専門教育の集大成として自律型ロボットを制作します。実習を通して、知識や技術だけでなく、技術者としてのセンスを磨きます。

防衛基礎学

「防衛基礎学」は、陸上自衛官として必要な体力や気力、チームワーク・リーダーシップを養うとともに、自衛官としてのマインドを育てます。法令などを学ぶ「防衛教養」をはじめ、「戦闘および戦技訓練」では野外での基礎的な行動を身に付けます。

また、高等工科学校では、勉強や訓練だけでなく行事やクラブ活動、生徒会活動も盛んです。とくに行事は、文化祭や体育大会だけでなく、ヘリコプター搭乗研修や銃剣道大会など高等工科学校でしか体験できない行事も盛りだくさん。さまざまな活動が3年間の学校生活を彩り豊かにしてくれるでしょう。

「高等工科学校」から、みなさんに向けてのメッセージ!

団体生活や体力が心配だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。入学後、段階的に基礎体力を向上させていくのでご安心下さい。また、学校ではみんなが初めての団体生活です。職員や先輩から教わりながら、協力して生活していく中で、自然と仲間意識が芽生えていきます。受験や学校の見学に関することは、各都道府県にあります自衛隊地方協力本部にお気軽にお問合せ下さい。

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少しでも興味をあるかも!と思った人は、ぜひ下記より詳細をチェックしてみてください。

この記事を書いた人
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