将来のキャリアに不安がある人こそ“美大”を選ぶべき理由とは?

はじめに

みなさんは「美術大学」と聞くと、どんなイメージが思い浮かぶでしょうか?
在学中は絵を描いたり、彫刻をつくったり、ひたすら作品づくりに没頭している…。将来はアーティストをめざしていて、卒業時点での就職率は高くない…。そんなイメージをおもちではないでしょうか?
もちろん、そういった将来をめざしている学生もいます。しかし、多くの学生は一般企業に入社し、美大でしか身につけられないスキルや思考力を活かすことで、会社の重要なポジションについて活躍しているんです!

そこで今回は、実は勘違いされている「美術大学」のキャリア教育や就職率、さらに美大で学べるスキルがなぜ社会で重宝されるのかについて解説していきます。進路に悩む高校生のみなさんだけでなく、保護者の方々にも必見の内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

「美大は将来が不安定!」「就職率も悪いんでしょ?」という考え、間違ってますよ!

美術大学の卒業生の進路というと「画家」や「彫刻家」といったイメージをもたれがちです。実際にそういった進路を選ぶことも可能ですが、美大で学べるのは何もアートにかかわる特殊な技術だけではありません。幅広い教養科目や語学などにプラスして、“美大ならでは”の学びを得られるのが重要なポイントとなっています。
その学びから得られるのは「創造的思考力」や「デザイン思考」を含めた美大ならではの総合力です。これらは一見するとわかりにくい能力ですが、これからの社会で有利に働く「技術・スキル」といっても過言ではありません。具体的には、「何が問題なのかを的確に見出す課題発見力」「問題や課題を整理して解決に導く創造的思考力」「課題を解決するために必要なツールを生み出す表現力」「周囲の人と協調するための発信力とコミュニケーション力」といったことで、社会で活躍するために必要な能力を在学中から育むことができます。

また、美術大学の就職率は意外に思われるかもしれませんが、実はすごく高いのです。たとえば武蔵野美術大学の場合、2023年3月卒業生の就職率はなんと93%(※全学科合計)! その就職先も【電通、凸版印刷、資生堂、ソニー、トヨタ自動車、任天堂、三井不動産、NHK、特許庁、神戸市役所】と、非常に多岐にわたっています。
つまり美大では在学中に、これからの社会で必須ともいえるスキルを身につけられるため、社会の要所を支える人材として多方面で活躍できる未来が待っているというわけです!

美大の実技試験は難しそう…。そんなあなたもムサビなら「実技試験なし」で受験できるって知っていますか?

これまでの解説で「美大の就職率が高いことや実社会で役立つスキルが身につくことはわかったけど、そもそも絵を描くのが苦手だし、モノづくりとか自信がないから、実技入試はちょっと…」と思っている方! そんな方にこそオススメしたいのが「実技試験なし」で入学できる武蔵野美術大学(ムサビ)です。

ムサビにはデッサン・デザイン等の実技試験は一切なし、共通テストのみで合格をめざせる入試方法が用意されています。これを採用しているのは、造形学部の建築学科・基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科、造形構想学部のクリエイティブイノベーション学科(以下、CI学科)・映像学科。入試方法としては主に「共通テスト3教科方式」「共通テスト5教科方式」があります。
なかでも「実社会における学び」を重視する学科として2019年4月に新設され、2023年3月にはじめて卒業生を送り出したCI学科では、いずれの方式でも受験が可能です。

つまり、「絵が描けないけど美術やデザインを学びたい!」「ユニークな発想や企画を考えるのが好き!」「思考力を養いたい!」という受験生にとって、ムサビほど最適な進学先はないというわけです。

ムサビの卒業生を受け入れた企業のホンネを聞いてみた!

そして、ムサビの卒業生が活躍している企業の上司からも、これまでご紹介してきたことを裏打ちするように、そのすぐれたスキルや思考力に対してたくさんの声が寄せられています。

「人の心に“刺さる企画”に仕上げる能力がある」(株式会社 博報堂)
「会社の課題に、自らアグレッシブに関わってくれる人材」(シチズン時計 株式会社)
「チームを超えていろんな人とコミュニケーションをとりながら、自分なりの提案をしかけようという意欲がある」(株式会社 資生堂)
「ゴールに向かってチームを牽引していく、強い意思をもっている」(キリンビール株式会社)
「自分の考えを伝え、相手の想いを引き出し、高いレベルで折り合いをつけるための努力を惜しまない」(株式会社 大林組)
「問題の根本に至る『考え抜く力』がすぐれている」(株式会社スクウェア・エニックス)

こうした企業の声からも、ムサビ生のもつ力やムサビで得られる学びの魅力をご理解いただけたのではないでしょうか?

おわりに

社会で求められるスキルを磨くために美術大学で学ぶべき理由やメリットについてご紹介した、今回の記事はいかがでしたでしょうか? 美大に興味をもった、実技試験がないなら美大に挑戦してみたいと思った方、ぜひ進路の選択肢のひとつに加えてみてください。

また、武蔵野美術大学では、一般企業への進路はもちろん、美術系やアーティストとしての進路、大学院への進学など、それぞれの学生が本当にかなえたい未来を実現するために万全のサポートをしてくれます。共通テストのみ入試に興味がある方、キャリアに悩んでいる方は、オンラインでの受験相談会も実施しているので、大学のホームページで最新情報をチェックするのと合わせて、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
    【PR】Studyplus編集部
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