はじめに
最近の大学受験のトレンドは、ずばり年内入試!
文部科学省によれば※、一般入試の割合が49.7%であるのに対し、学校推薦型選抜31.0%、総合型選抜19.3%と、12月末までに推薦入試で合否が決まるケースが増加する傾向にあります。このように年内で進路が決まる受験生が多数派になりつつあるなか、志望校に合格するためには動き出しの早さが重要性を増しています。
そこで今回は、合格に向けて今からすべきことを解説! ライバルに差をつける受験スケジュールの立て方やオープンキャンパスの活用法などについて紹介していきます!!
※参照元:「大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究」P19
https://www.mext.go.jp/content/20230417-mxt_daigakuc01-000028258_1.pdf
ライバルに差をつける受験スケジュールの立て方って?
ここでは一般的な私立大学を例に、入試のスケジュールについて紹介していきます。
多くの私立大学の総合型選抜は、6~9月頃にエントリーを行います。そのため6月に入ってから始動すればいいわけですが、ライバルと差をつけるためには早く動き出すに越したことはありません。
まず、3~4月の段階で、どんな学部で学びたいのか、自分に合った大学はどこなのか、将来をイメージしながら進学したい学部や大学を決めておきましょう。そして、各大学の入試概要が発表される5月に入ったら、興味のある大学の情報をいち早く入手し、自分に最適な入試方式を検討しはじめます。
ここまで準備を進めておけば、6月のエントリー開始と同時に行動を起こせます。つまり出遅れないためには、春休みの過ごし方がとても重要になってくるわけです。
オープンキャンパスに参加して興味のある学部を「体験」しよう!
6月のエントリー開始とともに始動するためには、オープンキャンパスへの参加が欠かせません。最近の調査によると、オープンキャンパスに参加した学年は高校2年が67%、高校1・2年時のどちらかで参加したことがある人を含めると全体の81%を占めています(学校法人河合塾調べ)。今、高校2年の段階で一度も参加したことがない人も、心配することはありません! オープンキャンパスというと夏や秋のイメージが強いですが、春にも開催されていることをご存知でしょうか?
特に春は参加者が少ないため、混雑が苦手な人やゆっくり大学見学をしたい人にオススメです。さらに、夏や秋は受験生向けのプログラムが多いのに対し、春は低学年向けのプログラムが充実。ひとりで参加する人が多く、大学側も時間を確保できるので、説明をじっくり聞くことができます。模擬授業などを受講し、自分の興味のある学部を体験すれば、進路へのモチベーションUPにもつながります。
オープンキャンパスのチェックポイントを解説
そして、オープンキャンパスを有意義なものにするためには、いくつか注意点があります。
まず大切なのが“比較”すること。複数の大学を見比べると、本命校の良さをあらためて確認できますので、3校以上参加することをオススメします。同じくらいの偏差値でも大学の規模によって雰囲気が変わりますので、郊外と都心、小規模校とマンモス校など、対照的な大学を訪れれば、自分にはどんなタイプの大学が向いているのか実感できます。
また、オープンキャンパスの魅力のひとつが、大学の先輩や先生から直接話を聞けるところです。特に先輩からは志望校の決め方や学部の選び方、学生生活など、実際に受験を体験した人ならではの意見を聞けますので、積極的に質問してみましょう。
大学選びで後悔しないためにはどうすればいいの?
オープンキャンパスに参加しておくべき理由は、ほかにもあります。
ある調査によれば、大学を中退した人のなかには、「大学名でなんとなく入学したものの、思っていたのとは違っていたから」といったイメージと実際のギャップを、中退した理由に挙げる人が一定数いることがわかっています。
こうしたミスマッチは、実際に大学に足を運び、その雰囲気を直接感じることで、ある程度事前に解消できます。ぜひみなさんには、今の時期から興味のある学部や大学についていろいろ調べていただき、オープンキャンパスに参加することで、自分に合った大学を選んでほしいと思います。
たとえば、帝塚山学院大学のオープンキャンパスとその魅力をご紹介!
これまでオープンキャンパスに参加することの大切さをお伝えしてきましたが、ここでご紹介したいのが大阪にある帝塚山学院大学のオープンキャンパスです。
帝塚山学院大学は自分に合った自由な学びにより、幅広い知識と豊かな教養、実践力を身につけられるのが特長です。特にリベラルアーツ学科では、5専攻17コースから2つ以上のコースを自由に組み合わせ、自分だけのオリジナルで新しい学び方ができます。また、全学科で産学連携プロジェクトやインターンシップにより、在学中から貴重な社会経験が積めるのも魅力です。
そして、帝塚山学院大学のオープンキャンパスは2024年3月17日(日)と2024年4月21日(日)に開催(予約制)。高校1・2年生を対象とした「特別講義」や「学科体験プログラム」、在学生と直接話ができる「在学生イベント」、「入試相談」などが実施されます。
おわりに
今回は、大学受験で成功をつかむためには早めの動き出しが大切なこと、さらにオープンキャンパスの重要性や、参加した際のチェックポイントについて紹介してきました。大学進学を考えている高校1・2年生のみなさんは、これらの記事を参考に、受験活動で最高のスタートダッシュを決めてください。
また、帝塚山学院大学に興味をもった方は、ぜひ大学のホームページをご覧ください。オープンキャンパスでは、その魅力を直に感じたり、新たな発見ができたりしますので、ぜひ参加してみてください!